懐かしきかな初仕事
目指せスーパースター。蕎麦宗です。
2021年に入り価格改定をするにあたって、先付けを用意するようになった。
春を迎えてだいぶ経ち、GW(ゴールデンウィーク)を迎える前にホタルイカを使った先付けに代えた。同じく旬を迎えるワカメと新玉葱を使ったドレッシングでサラダ。なかなか好評で、「ドレッシング売ってください！」なんて声もあったくらいだから来年は欲張ろうかしら。
さて、そのホタルイカ。ちょうど20年前に懐石「八千代」という和食の料理屋で修行を始めた時の初仕事がこのイカの仕込みだった。富山の春の名産品であるこの親指ほどの小さなイカ、茹でたものが今やスーパーでも売っているので一般的になったと言っていいだろう。もちろんそのまま食せるが、そこは料理屋ひと仕事。食べた時に気になる目玉・嘴(クチバシ)・背骨を骨抜きピンセットを使って丁寧にとってあげるだけで、食感と味わいがワンランクアップする。
料理屋に入った時はこんなことまでするのか、と思ったがこれはあたりまえのこと。ちょっとした手間暇を掛けることを積み重ねて行くことが美味しいものを作ることの基本。ご家庭でも少々面倒だけど是非やってみて下さいな。
たかが先付け、されど料理。蕎麦宗は、蕎麦のオマケに付いてくる、ちょこっとした一品にも手抜きすることなく、一仕事しているんだね〜っていう事を知って欲しいがために、これ見よがしな記事を書いてしまいました。ほんとは当たり前すぎて、自慢するようなことではないんだけどね。
さて、ガンバラナシませう！
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