11月度 LIB中国部材市況
11月度のLIB部材市況の更新です。
今月は概ね安定しております。
材料価格の動向は安定しているのですが、電池市場は引き続き先行き不安が漂っております。そんなイマを代表するニュースが先日飛び込んできた欧州地場系の新興電池企業ノースボルトの破産申請です。
筑波大学の名誉教授がノースボルトの破産を巡り、その原因や実情をわかりやすく記事にしてくださっているのでご参照ください。
筆者も実務で4、5年前からノースボルトにコンタクトしている一人ですが、ノースボルトといえば欧州電池業界のマーケットリーダー的な存在でしたのでまさか・・といった所です。直近では生産がうまくいっていないというのはちょこちょこ耳にしていたのですが・・・
ノースボルトがコケるとなると、LiB業界の在り方というのも少し考えさせられます。これまでは中国の圧倒的市場シェアに対し各国政府が補助金を投入し現地企業を優遇することで一定規模は地場企業による国産化が進むかと思っていましたが技術的壁が越えられそうにないことが今回の件でも中国・韓国からの支援なしでは技術的にも難しいことが浮き彫りになりました。
今後の欧州市場の発展路線はまだまだ見極めが難しいですが引き続き追いかけていきたいと思います。ということで本題の材料市場です。
▪️11月中国リチウムイオン電池部材市況
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