LIB世界速報(7/26)
おはようございます。
中国がIRA法で米国市場から弾かれている分、韓国は米国市場で躍動してますね。
【一汽弗迪が初のバッテリーパックを製造】
一汽弗迪は、初のバッテリーパックを生産ラインから取り出しました。これにより、9月に予定されている生産開始に向けての基盤が整いました。一汽弗迪のこのバッテリープロジェクトは、合計で135億元の投資を集め、年間生産能力は45GWhとなります。生産が始まれば、毎年60万台の電動車の需要を満たすことが可能になります。
【传艺科技ナトリウム電池で自動車メーカーからの注文を獲得】
7月23日、传艺科技の公告によると、その子会社である江苏传艺钠电科技有限公司が大手自動車メーカーから注文を受け、ナトリウム電池の供給チェーンに参加することを発表しました。传艺科技は、乗用車用ナトリウムイオン電池製品を提供します。
【上汽グループ、固体電池の導入を予定】
上汽グループは電動化、知能AI、ネットワーク分野での技術進歩と開発状況を公表しました。同社は、2024年に固体電池の導入を予定し、"智己"ブランドの製品に用いる計画です。さらに、今年の5月27日には、国内の固体電池企業である清陶エネルギーへの最大27億元の追加投資を発表しました。
【中矿资源、リチウム鉱山プロジェクトの終了を発表】
直近の中矿资源の公告によると、以前に公表された投資フレームワーク協定に基づき、URTリチウム鉱山プロジェクトの51%の権益を獲得するために総額2000万ドル(約1.44億人民元)を投資する計画があったとのことです。しかし、協定の締結後に投資問題について関係各方が話し合った結果、最終的には合意に達せず、フレームワーク協定を終了することを決定し、7月21日にその終了及び解除の協定を締結しました。
【容百科技、韓国にリチウム電池前駆体生産基地設立を計画 】
7月23日の容百科技の公告によると、同社は韓国政府の審査を経て、韓国の新万金国家産業园区に年間8万トンの三元前駆体および硫酸塩生産基地を建設するための投資が承認されたとのことです。
【雲南のナトリウムイオン電池陰極材料プロジェクトが生産開始】
雲南大理永平県にある新エネルギーバッテリーの先進電極材料プロジェクトが最近、生産を開始しました。このプロジェクトでは、年間1万トンの高級電極材料の生産を見込んでおり、総投資額は2.2億元に上ります。ここでは、クルミの殻を高効率で再利用し、ナトリウムイオン電池の陰極材料である硬炭を製造します。プロジェクトが完了し、生産が順調に進めば、毎年5万トンのクルミの殻を消費し、1万トンの先進的な電極材料を生産する見込みです。
【华友钴業の5万トン規模のリチウム塩プロジェクトが運用開始】
华友钴業の公告によると年間生産能力が5万トンのバッテリーグレードリチウム塩プロジェクトの製品を初めて流通させました。また、同社の広西科学創新センタープロジェクトも建設を正式に開始しました。
【Stellantisと三星SDI、米国で2つ目のバッテリー工場を設立へ】
7月24日、Stellantisと三星SDIは、既存の合弁企業により、米国で2つ目のバッテリー製造工場を設立すると発表しました。この新工場は2027年初めに生産を開始予定で、初年度の生産能力は34GWhとなります。Stellantisと三星SDIは昨年、インディアナ州ココモで年間生産能力が33GWhのバッテリー工場を建設すると発表しており、第二工場の具体的な位置はまだ決まっていません。
【韓国とインドネシア、バッテリー産業での協力を強化】
韓国とインドネシアは、過去1年間に3回開催された首脳会議での議論を基に、電動車およびバッテリー産業のエコシステムにおける協力を強化することを決定しました。さらに、急速に成長しているインドネシアの電動二輪車市場に対応するため、二輪電動車の工場建設や資源のリサイクルへの投資などの協力範囲を拡大することを約束しました。
以上です。
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いつも仕事上お付き合いのあるお客様にリチウムイオン電池・新エネルギー関連の情報を適宜配信しているのですが特に世界で話題の分野なので興味をお持ちの方・リーチできていない方も沢山いるのではと思いNoteでも配信できればと思っております。始めたばかりなので、試行錯誤しながらですが良いコンテンツを配信できる様に努めてまいりますのでよろしくお願いします。
リチウムイオン電池業界の行く末に興味をお持ちの方、ビジネスで関わっている方、これから同分野を勉強したいという方に有益な情報となる様な配信をしていければと思います。よければ良いね!orRTで応援頂けると嬉しい限りです!!引き続き、よろしくお願い致します。