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相鉄・東急直通線への個人的見解

横浜市長選関連で久々に公開アカウントを動かしてみたら、東急直通関連でけっこう盛り上がってたので、勉強の合間に殴り書き。
急ぎながらも一気に書いたわけではないので、構成が悪かったり、ちょっと読みにくい部分がありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

新横浜乗り入れ

新横浜は普段使いするような駅ではないが、新幹線停車駅に1本で行けるようになるのは大きい。新幹線を使うときはもちろん便利になると思うし、街の価値の上昇にもつながるだろう。

東横線直通

あるかないか度々議論になっていた、相鉄線と東横線の直通。あると見て良さそうだ。

▶20000系と21000系
相鉄側は東急直通用に20000系列を用意している。
デザインは全く同じだが、10両編成が20000系、8両編成が21000系と形式名が分けられており、設備の搭載位置が20000系は東横線仕様、21000系が目黒線仕様となっている。

▶5050系4000番台の改造
相鉄直通対応ではないかと噂されていた4101F。先日出場し、案の定相鉄直通関連の工事メニューが含まれていたようだ。
既に次の4102Fは長津田に到着しており、今後5050系4000番台に順次相鉄直通関連の工事が行われることになるだろう。

▶東横線内急行以上の直通
今後8両編成に動きがある可能性も否定できないが、相鉄側が20000系を東横仕様としている点、東急側も5050系4000番台を相鉄直通に対応させようとしている点から、相鉄線〜東横線の直通を10両編成で行おうとしていることが伺える。
東横線の急行通過駅のホームは10両編成に対応していないため、この時点で相鉄線〜東横線の直通は急行以上になることが確定する。

▶東横優等を相鉄に割くのか
朝ラッシュはデジタルATC導入による増発枠の一部を、日中は菊名〜池袋間の各停を急行に格上げして相鉄直通にそれぞれ使用すると私は予想している。
日吉以南の綱島・菊名の需要は渋谷方面・横浜方面双方向に大きく、現状ある優等枠から相鉄直通枠を割き、日吉以南の優等を減便するなんてことはしないと思う。

▶デジタルATC
東急は2022年、東横線へのデジタルATCの導入・運用開始を予定している。
これにより朝は増発が可能になるため、その増発枠の一部を相鉄直通に使うと私は予想している。
増発によりダイヤパターンが大きく変わることが予想されるため、ここでは詳しい予想はしない。

▶菊名池袋各停の急行格上げ
先述の通り、現行毎時8本の特急・急行枠からそのまま相鉄枠を割くというのは考えにくい。
私は菊名〜池袋間に毎時2本ある各停枠を急行に格上げし、相鉄直通に使うと予想している。この枠は元住吉で特急を待避すると、その後は追い越されることなく池袋まで先着する。
元住吉待避の回避が必要になるが、元住吉は相鉄直通が合流してくる日吉の隣で、日吉に特急通過後に入線させるだけで解決できる。
さらに東横線の急行はほぼ隔駅停車で各停と所要時間が大きく変わらないため、周囲の列車に影響を出さずに渋谷から副都心線のスジにのせられる。
東武や西武に干渉しない運用にもなるので、相鉄車には向いている枠だと思う。
一方、各停のみの停車駅では本数が減ってしまう。東横線は大倉山駅や都立大学駅など、急行通過駅でも利用者が多い。が、この枠は現状途中駅での優等接続が元々ないし、残る8本の各停の自由が丘・菊名での優等接続は守られる。そこは妥協してもらいたい。
他列車や現行のダイヤパターンに与える影響を最小限に抑え込めるため、私は日中のこの枠の使用は有力だと思っている。

▶日吉に特急を止めるか
東横線のみで見れば日吉の特急停車は回避できる。
ただ新横浜発着の目黒線各停と特急は日吉か武蔵小杉で接続できる方がいいと思う。そこは目黒線のダイヤとの兼ね合いになるだろう。
利用者数が多いことや、新横浜線開業で駅の重要性が高まること、日吉始発の目黒線が減少することなどを考えると、止めてあげてもいいんじゃないかなぁとは思う。

▶朝ラッシュ限定?
東横線への直通は朝ラッシュのみという噂もある。いつどこでだったか覚えてないが、「相鉄の10両で増発・増車して輸送力を上げる」という話も聞いたことはある。
公式スペックの「新横浜〜渋谷30分」は朝の通特・急行に当てはまるし、こればかりは否定できない。

目黒線がメイン

東横線直通で盛り上がりがちだが、メインは目黒線になるだろう。

▶内幸町・大手町需要
目黒線は目黒から先、東京メトロ南北線と都営三田線にも乗り入れている。目黒折返しは難しいことから、相鉄はこの2路線にも乗り入れると見られる。
JR直通前、「東京方面への乗り入れもほしいなー」みたいな声がけっこうあったことは覚えているだろうか?
横浜駅における相鉄からの乗換先は、JR東海道線品川・新橋・東京方面が多くを占める。
都営三田線は新橋駅に近い内幸町駅、有楽町駅に近い日比谷駅、東京駅に近い大手町駅に乗り入れ、JR東海道線利用の客を掴んでくれるかもしれない。

▶小田急と一線を画す
直通事業の恩恵を受けられる相鉄の駅は、主に西谷以西。
西谷以西では大和・海老名・湘南台に小田急が乗り入れており、副都心エリアに行くには、相鉄沿線民もここで小田急に乗り換えるという人がけっこう多い。
JR直通が思うような結果を残せないのも、対副都心において小田急が強すぎるからという面もあるだろう。
今回、相鉄が目黒線・三田線直通で乗り入れるのは山手線の東側、都心3区と呼ばれるエリアだ。
小田急も千代田線直通で大手町に乗り入れているが、神奈川県内から使うには少し遠く感じるダイヤ設定。新宿での中央線乗換を使う小田急線民も多い。
山手線東側エリアへの乗り入れは、小田急に1つ差を付けられるポイントになってくれると思うし、もしかしたら小田急沿線民を獲得できてしまうかもしれない。

▶目黒線内は急行
私は目黒線内は基本的に急行になると予想している。
そもそも目黒線は路線が短く、実質的に短距離利用になってしまうため、急行より各停の方が乗車率が高めになる傾向がある。
各停のほうが乗車率が高いことから、8両編成で運行される相鉄直通枠を各停にしろという声もある。
が、相鉄からの利用は長距離利用。長距離利用に便利なのが優等種別で、相鉄直通でようやく目黒線急行は役割を持つようになり、乗車率も上げてくるのではないかと思う。
「新横浜が」「目黒線民にメリットがない」といったことも言われているが、目黒線沿線→相鉄線沿線という利用があるとは考えにくく、新横浜止まりの各停で十分だと思う。

▶目黒線直通じゃ需要ない?
相鉄利用者で「目黒線では需要がない」「東横直通が多いほうがいい」と言う人もいる。その根拠は「現状の目黒線の乗車率が東横線に比べて低いから」という短絡的なものばかり。
相鉄の直通事業が新しい需要を掴みに行く前向きなものであるのと同様、目黒線も相鉄からの新しい需要を掴みにくる。現状の乗車率はどうでもいい。
むしろ大手町方面に乗り入れられる目黒線直通にはもっと期待するべきだと思う。

相鉄線内はどうなる?

ここまで東急線内でどうなるか予想してみたが、今度は相鉄線内を考えてみたい。

▶わからん!
東横線と目黒線は車両に制約があったりする関係で比較的予想しやすいのだが、相鉄は全線通して同じ規格。さらに情報量も少ない。予想は無理。

▶本線かいずみ野線か
大和から新横浜の所要時間が公式スペックで示されているあたり、本線への直通はあるだろう。
また、少し前のタウンニュースに相鉄社長インタビューが掲載されたが、そこでいずみ野線への直通があることも示唆された。
直通事業が「相鉄沿線に住む人を増やしたい」という目的を持っていることから、現在開発が進められているいずみ野線に直通を通すのは妥当な流れだと思うし、積極的にやってほしいと思う。

▶相鉄線内の種別
JR直通は相鉄線内特急が多めで設定された。
JR直通は1日に46往復。朝は毎時4、昼は2、夕以降は3と、本数が少なかった。「少ない本数でいかに需要を効率よく掴んでいけるか」というのが重要だった中で、特急の直通は最悪だったと思う。特急の直通を失敗と見る利用者は多いし、私もそう思う。
一方で、東急直通はJR直通のほぼ3倍の規模で行われる予定だ。JR直通は本数が少なかったため、各停でできるだけ効率よく拾っていく必要があったが、東急直通は十分な本数でそれをカバーし、利便性は確保できると思われる。
東急直通については相鉄線内各停にこだわる必要はなく、横浜行優等とのバランスを重視するべきだと私は思う。

▶初期はちょっと滑る
そもそも直通事業が新規需要を掴みにいきたい前向きなものであるため、既存相鉄ユーザーへのウケは悪いだろう。
JR直通同様、最初は東急直通の乗車率も低めで推移すると思われる。その期間は横浜行が混雑するだろうし、既存ユーザーは耐える覚悟が必要だ。
その辺も考慮した、横浜行とのバランスの取れたダイヤが組めるといいと思う。

▶我の強い2路線に直通
目黒線は路線網が単純で、比較的柔軟にダイヤを作れそうだ。
一方、JR直通の乗り入れる湘南新宿ラインは貨物線と横須賀線も走っており、1日中きついダイヤになっている。
東横線も直通網が広く、西武と東武にまで乗り入れるが、この2社は相鉄直通にほとんど関与しないため、影響が最小限に抑えられるようダイヤを組まなければならない。
JRと東横線から相鉄がダイヤを押し付けられる流れは必然で、その調整も相鉄線内でやらされることになるだろう。
調整によって相鉄線内のダイヤは少し使いにくいものになってしまうとは思う。

おわりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
まだ情報が少ないので、しっかりした予想は難しいですね。
既存ユーザー向けの横浜行とのバランスはカギになってくると思います。

よろしければ❤を押して行ってくださると嬉しいです。
不定期更新ですが、これからもよろしくおねがいします。

参考資料

・http://www.chokutsusen.jp/
・https://www.tokyu.co.jp/railway/service/activity/construction/chokutsusen/
・https://www.townnews.co.jp/0105/2021/06/24/579949.html

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