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菊名〜池袋の往復各停、削減される。

東急は2022/3に行うダイヤ改正で、日中の菊名〜池袋に毎時2本設定されていた各停をなくすようだ。昼間の利用減少の影響だろう。
私はこの枠を急行に格上げし、相鉄直通に使うのではないかと予想していたのだが、消されてしまった。これがどういう動きなのか、利用減少以外の理由を考えてみたい。

一部5050系の相鉄対応と10両化

 相鉄〜東横線の直通は10両編成で行われるため、東急側は相鉄直通に対応した10両編成を、あと数本用意する必要がある。5167F・5169Fの動向を見る限り、現状の8両編成の一部を相鉄直通に対応させ、それらに増備した中間車2両を組み込むという形がとられると思われる。これらの工事を行うため、8両で運行されている菊名〜池袋往復各停の運用を削減した可能性がある。
 直通開始後、この8両各停枠が10両急行化されるとすれば辻褄も合う。

訓練・試運転等の実施

 相鉄との直通開始・新横浜線の開業まではあと1年ほど。相鉄車の東急線内での機器面の試運転は今回の相鉄20107×10の貸出で行われると思うが、乗務員訓練は新横浜の線路が繋がってから、新横浜線の乗務員訓練も兼ねて行うのではないだろうか。
 菊名〜池袋枠は元住吉待避があることから、新横浜方面との分岐駅・日吉の発着時刻をいじりやすい。また、菊名の引き上げ線は8両分しかないため、10両編成で乗り入れる相鉄車の折り返しには使えず、相鉄車を使用した訓練にこの枠をそのまま使用することもできない。日吉から分岐して新横浜方面へ乗り入れやすい枠、副都心線にも繋げられる枠であり、訓練に使うには丁度いいと思う。
 相鉄にも言えることだが、今春の改正は来年の新横浜方面開業を露骨に意識したものにはならなくても、日中中心に直通準備の実施は視野に入れたダイヤになると思われる(すでにスッカスカのダイヤだからほぼ変わらないと思うが)。

怪しい噂

 本当かどうかは知らないが、現在日中毎時4本運行されている元町・中華街〜和光市間の急行のうち、1本を相鉄に流すという噂も聞いたことがある。
 日吉以南菊名・横浜方面への救済が難しいため、さすがにありえないと思うのだが、今回の改正の菊名〜池袋の枠が削減の理由が相鉄関連以外にあった場合、それも考えられるかもしれない。

おわりに

 今回の削減は、相鉄直通対応と10両化工事、同枠の急行化の流れと重なる部分が多い。
 おそらくこの枠は相鉄線発着の急行となって帰ってくるだろう。片乗り入れとなる副都心線内での相鉄車の運用を極力減らすため、新宿三丁目折り返しなどになる可能性もありそうだが、そこまではわからない。
 あと、池袋の有楽町線乗り換えは面倒くさいから要町行や千川行にして欲しかったりもする。


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