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ここから始まる青春《いま》の物語【蓮ノ空1stライブツアー愛知公演Day2感想】

会社の帰り道に「Legato」を聴いていたらラスサビ前の梢先輩のソロでなんだかこみ上げてきてしまい、そろそろ何かしら書かねばということで筆を執った次第です。
本当に楽しい一日だったな。

いつも通りオタク特有の自分語りから始めさせてほしい。
ちなみに、タイトルはエモそうですがそんな深い話はしていません。半分は備忘録です。
駄文で恐れ入ります。


当日のムーヴ

弾丸遠征

仕事が激アツな期間だったのですが、仕事をシバき倒し前日にチケや新幹線を取って愛知へと向かうことにしました。
結局土曜深夜まで雑務をシバき、4時間くらいしか寝られなかったのですが、朝起きてから華麗に蓮ノ空新聞を購読していきます。このとき当然ウマテインを飲んでいます。
新聞は内容良すぎなので、読んでおいてよかったです。
俺はまだ蓮ちゃんについてなにも知らねえ…。
そりゃそうで、遠征をするまでに成長したのに蓮ノ空の曲を初めて聴いたのがその三週間前なのがウケます。
Fes×LIVEも今日の11月度が追い始めてから初めてのリアルタイム開催だった。

電車に乗って新幹線駅に向かいますが、途中下車して大閃光ウルトラオレンジを補給しておきます。

道中、記事を書く

精神を完全に作り上げ高まっていたので、最寄り駅からソロで向かう車中の気持ちを吐き出すため、まだ書いていなかった東京公演の感想をスマホで書きなぐっていました。
道中は一生KNOTを聴いていた気がする。

在来線・新幹線と、だいたい3時間くらいの滝のように豪快なアウトプットで東京公演の記憶を掘り起こしたところで、名古屋に到着していきます。
名古屋駅では寄り道もせず滞在時間約20分で、名鉄名古屋→中部国際空港行きのミュースカイへ乗り込みました。
窓際席に座り、ライグラを消化していきます。ミュースカイに乗ると30分くらいで中部国際空港に着く。思ったより近いです。

うい様のツイート

ミュースカイが丁度常滑を過ぎ、もうすぐ到着するなぁと思っていたとき、うい様のツイートがなされました。

この瞬間、私は大いに高まりました。
というのも、ミュースカイの車窓から、会場上空の同じ雲が見えていました。
道中書きなぐった記事のタイトルを「同じ空の下でつながる私たち」的な感情で決定したばかりで、まさに今会場へ着かんとしている瞬間、車窓から推しと同じ空を見上げていたわけです。
空というのはいつも誰しもの頭上にあって、時間も空間も超えて似た記憶を想起させるものですが、今回ばかりは同じ瞬間同じ場所でつながったと感じたことで、ついにこの時がやってきたんだと強く実感しました。

こういった経験が起こるから、オタク遠征って最高なんだよな。

会場付近で友人と合流して「これからいわし雲を見たら一生今日のこと思い出すんだろうな」とこぼしたところ大変キモがられました。

このあとはキッチンカーでドリンクをゲットしたり、セントレアのまるは食堂で美味しい海鮮を食べたり、コメダでパンフレットを読んだり、速攻ブルーベリーを飲んだりして開演を待ちます。

時間が近くなり会場へ移動。一般先着組の私はF2ブロックなる後方席へ向かい着席。千秋楽への異常な高まりの中、開演を迎えました。

ライブ感想

表情の違うライブ

ツアーというものはあまりセットリストが変わらないことも多く、愛知も東京と同じでしたが、キャストの皆さんは毎回違う表現を見せてくれて、毎回ドキドキしながら拝見していました。パフォーマンスをどれだけ研究したのか、これほど明確に毎回違うのも努力の賜物なのだろうなと思います。

そして、やはり千秋楽公演は会場の空気感が違います。

ライブに参加する際、行ける公演は全部取るタイプの皆さんには共感いただけると思うのですが、「会場の熱」というのは絶対にあります。
昼公演より夜公演、Day1よりDay2。ツアー中盤より千秋楽。
キャストの経験が積まれていく以上に、会場の空気感があったまるのです。

愛知Day2はその熱の爆発力がすさまじかったと思います。
ド!ド!ド!やココン東西など、みらぱの曲はオタクの声がめちゃくちゃデカかったですよね。
そういうわかりやすい曲以外で、開幕Dream Believersでも、会場をとりまく雰囲気が優しく熱い感じが感じられました。

キャストの皆さんから感じる熱量もすごかったです。強烈な一体感の中ライブが進んでいきます。
私がReflection in the mirrorでUOを踏んでしまい何本か無駄にしてしまったところで、例の曲が始まります。

「残陽」のストーリー展開

各公演での変化といえばこの曲でしょう。
ラスサビ前でちゅけとうい様の世界が展開され、それが毎度進化していくことで話題にもなっていましたね。
半分現地、半分アーカイブで拝見したわけですが、これは表情を使い分けているとかそういう次元ではなかったです。

残陽は本気で語りだすと相当かかるので軽めにしておきますが、私の残陽の解釈はかなりしんどめになっております。
ちょうど活動記録13話が最近公開されたばかりで、綴理先輩が成長するさやかに追いつかんとして頑張るというところから始まるお話です。
輝かしい才能を持つ1年生を2年生が追いかけるという構図は、残陽の歌詞とも同じだなと思うのですが、「残陽」での梢先輩は花帆ちゃんに追いついて、隣に立てたでしょうか。花帆ちゃんの気持ちはどこを向いていたでしょうか。
おそらくバッドエンドだろうというのは散々言われていますが、個人的には本当につらく残酷なレベルのバッドエンドに見えていたんですよね。

残陽の件のシーンの前は、上下手に大きく離れた二人が駆け寄り、いったんすれ違ってからうい様がバックハグをする。そして手を掴み引き留める。
切ない振り付けでしんどいですよね。初見は少し泣いた。

各公演の詳細はアーカイブや他の有識者の記事などを参照いただくとして、私は絶対にハッピーエンドにはならないであろう曲が、各公演で表現される関係の進展を経て、愛知Day2で想像もしなかったハッピーエンドを結実させたことに感動のあまり放心してしまいました。
完全にライブパフォーマンスが曲の内包するストーリーを超えた瞬間で、愛知Day2はここで勝利確定になったと言えます。
残陽の歌詞についてはちゃんとまとめたいですね。

そして、この感動を生んでいるのは明らかにのんちゅけとうい様の表情芝居の上手さなわけです。
これはリアルライブじゃないと体感できないヤバさだった。
DEEPNESSでのイケちゅけや、千変万華での湿っぽすぎるういさまなど、スリブの二人は特に表情が好きな場面が多いのだけれど、残陽はその良さが最大限以上に発揮されたとんでもない曲になってしまったのでした。

煽り

愛知Day2はHoliday∞Holidayでちゅけさんに煽られたり、KNOTでの野中ここなさんの「騒げー!」でついついUOを追い炊きしてしまったりしたわけですが、東京公演ではそういった煽りはなかったので、まさか急にそんなことが起こるとは思っていませんでした。
特にKNOTは他の曲と違い間奏とかじゃなくてサビ入りやラスサビで煽られたりと、元々ストーリーとも非常につながりの深い曲でDOLLCHESTRA第一部~完~とでもいうべき熱い曲なので、問答無用で高まってしまいました。

蓮ノ空ではキャラクターとテンション感の乖離を起こさないよう煽りは抑えているのだと思っていたものですから、どれだけこの公演でキャストも気持ちが上がっていたのか伝わりましたし、私達としても不意を突かれたので爆沸きしてしまいました。
こういったキャストが見せた新たな一面も、それはキャラクターの性格として逆に浸透していくんだろうなと思うと、やはり蓮ノ空はキャラとキャストが真の意味でリンクしているからこその嬉しさだなと思います。

なすちゃんは煽りが似合いすぎる。蓮ちゃんはみんな表現力が高くてふとしたしぐさや表情で高まることができますが、なすちゃんは特にアドリブ感が強く出ていて、ライブ特有の熱が一番動きに表れるタイプだと思っています。最高の時間をありがとう。

ちなみにアドリブ感で言いますと、私は曲中の振りが決まってないフリースタイル区間がそれぞれの個性が出てくるので好きで、Fes×LiveのDEEPNESSラスサビの「もう惜しみなく」のところのさやかがノリノリの歌唱の動きをしておりとても良いのですが、愛知Day2ではのんちゅけが想いを絞り出すように同じ動きをしていました。
あんまりそういった熱い動きをする方ではない認識だったので、ラスト公演に込める気合いが出たのかなあと、一人高まりました。

ここです

On your mark

アンコール前のMCの仕切りが毎公演変わる仕様だったのが印象的なこのツアー。参加した公演では綴理先輩の誕生日を祝ったり、神田明神に優勝祈願をしに行ってたことが発覚したりと色々ありました。
愛知公演Day2のMCの担当はさやかでしたね。

On your markといえばタイトルの通り走り出す準備はできているという印象の強い曲で、最初のライブイベント「Dream Believers」の一曲目として歌われたりとやはりスタートとしての意義が強い曲に思えます。
ストーリーでのさやかは最近こずセンの部長業務を手伝っていたり、多分次期部長はさやかになる雰囲気が濃厚に感じます。
東京Day2のこずセンの煽りからのこの曲はすごく沸いたわけですが、千秋楽でさやかがこの曲の振りをするのは103期が引っ張っていく時代のスタートを意識せざるを得ず、すごくしんみりくるなあと思いました。
挑戦するには不安もあるけれど、それでも溢れる期待感と衝動でもって勢いよく駆け出していこうという歌詞も、チャレンジし続ける蓮ちゃんやキャラのみんなっぽくて好きな一曲です。

歌割り的に1Aはさやかと梢先輩が交互に歌い継いでいったり、この二人が向かい合って歌をぶつけあっていたりと、部長組ふたりのやりとりが最高でした。
今月の11月度Fes×Liveでも披露されましたが、ここはライブのアーカイブのほうが表情も相まってギラついた勢いがあってめっちゃいいです。

単純な高まりポイントで言えば、やはりラストのかんかんのソロが当社比2倍くらい伸びていて、あまりにも爆沸きしてしまいました。
私は梢先輩推しですが、かんかんなさんと大沢瑠璃乃さんがガチで好きなので、当然大喜びしてしまいました。
表情とかの変化を見るのも楽しいけど、やっぱりライブはその時だけの歌唱の変化に心を打たれるのだと再認識した次第です。

Legato

「Legato」なんだよな。
Legatoと永遠のEuphoriaは最後にトロッコで客席のほうに来てくれてすごく嬉しい曲で、私はかんかんが近くに来てくれてアホほど高まってしまいました。

かんかんなさんふぁぼありがとう

Euphoriaについては私たちを優しく送り出してくれる曲だというのは東京公演の時感じたのですが、Legatoは客とキャストを繋ぐ曲、この先の未来を高らかに歌う希望あふれる曲だなと、感じています。
未来への翼の曲でもあり、過去から今へ続く轍を振り返る曲でもあり、この楽しさはずっと続くんだよと言われているようなそんな2曲です。
つまり「Link!Like!ラブライブ!」ってコト。
セトリの最後にこの2曲を置いてくれるの、本当に嬉しい。

ダブルアンコール

ここまでのあまりに楽しい公演の数々、オタクたちのダブルアンコールは不可避でした。
DBに始まりDBに終わる。私たちが心から望んでいたことが現実になってしまいました。
ショートVer.の披露も余韻を残し、やっぱりもう1度出てきてくれるのはとても嬉しいかったです。
客席を暗転させないのも印象的でした。オタクたちは普段はキャストの輝きを享受しにいくだけの存在ですが、キャストも我々の熱量や気持ちを受け取って力に変えてくれてるのだと思うと、とても光栄なことです。

終わりに

公演が終わって名古屋で一泊し、帰りの新幹線では公開されたばかりの13話後半を見てから、一生飴色を聴き続けていました。

蓮ちゃんの曲を初めて聴きだしてからのこの1か月、非常に濃厚でした。
最近は良質なコンテンツを摂取してもどこか心のなかで高まりきることができず、脳で楽しんでいるだけ感があったのですが、蓮ノ空は深いキャラ描写から脳も楽しませつつ、キャストの異常に高い熱量や一体感も合わせて心の底から夢中になることができています。
μ’sを追ってた頃のすごいことを成し遂げている/いく感覚、それをリアルタイムで見守っている高揚感と同じものを感じていて、すごい船に乗ってしまったぞと震えています。

愛知から帰ってきてからは過去のWith×MEETSを漁ったり、せーはすや待機室ラジオ(まだ補習室にたどり着いていない)も徐々に見始めて、この深すぎる沼に自ら沈んでいっています。

今月はFes×Liveも初めてリアタイできて、ようやく蓮ノ空の今と私の今がつながったなと嬉しくなりました。
私のとってはこのツアーが始まりなので、このあと蓮のみんなが見せてくれる光景が楽しみで仕方ありません。

来月はラブライブの地方予選。ここからも楽しいだけじゃ進めない険しい道のりが彼女たちを待ち受けていることでしょう。
偉大なる1stツアーでさえもきっとまだ序章、12人の女の子が紡ぐ青春 いまの物語、見届けていく所存です。
これからも何卒よろしくお願いします。

P.S.
こずが在学中に二度しか訪れない誕生日を一回祝えていないのしんどすぎるだろ。

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