僕はどうしたらいい?

 僕は小さい頃から体力がない。小学校のマラソン大会や中学・高校の1500m走では毎度ビリにならないか心配だった。というかビリで走っているところを見られたくなかったんだと思う。幸いなことに俺よりも走るのが遅い人が最低1人はいたのでビリになったことは多分ないはずだが、正直ビリと大差ないだろう。

 最近仕事が忙しく、22時に退勤する日が続いている。なぜ22時までかかってしまうかというと(ちなみに22時まで頑張っても仕事は全て終わっていない)、そもそもの業務の多さ、俺の要領の悪さ、後回し癖、気持ちの弱さ、そして体力のなさ等が原因だと思う。とにかく仕事が遅いのだ。そんな状況なのにも関わらず、仕事で先輩のノウハウを吸収して新しいことをしようと奮闘中だったり、今年から割り振られた仕事のことをよく理解してないどころかそこまで手が回っていない、、という不器用ぶりだ。そう、不器用なんだ、昔から。

 俺は1つ危惧していることがある。人は老いるものだが、もともと体力のない俺が老いたらどうなってしまうんだろうということである。年数が経てば仕事にはそこそこ慣れているかもしれないが、俺はちゃんと人並みに働ける体力が残っているのか、、?不安だ。あと仕事に慣れても未経験の仕事を振られることは日常茶飯事なのでそうなったら詰みかもしれない。

 退勤する時間を早くしたい。22時は体力的に無理だ。やはり休日を使って仕事を進めておくしかないのか。休日を糧に1週間頑張っているというのに、平日のために休日を犠牲にするなんて本末転倒じゃないか。あとそもそも休日に仕事があることが多いので、本当に休みなんて一瞬で過ぎ去る。

 辛いことや嫌なことばかりではないが、働くことはできても、心身ともに強くないと「働き続ける」ことは難しい。

 最近、母親からよく心配される。体育会系の母親が疲弊しきった俺を見て「大丈夫?仕事続けられそう?」と聞く。信じられないことだ。学生時代にたくさん迷惑をかけたので、その分を挽回しているところだが、体育会系の魂をもつ母親がそんなことを言うなんて。俺は「あ〜、まぁ、、」と濁している(本当はすぐにでも逃げだしたい。でもどこに?)

 子どもの頃、毎日のように友達と遊んでいた公園に行ってみると、もちろん俺の友達はいなくて、今の小学生たちが遊んでいた。部活だけが青春だった高校の前を通り過ぎても、あの頃の仲間はそこにはいなくて、現役の高校生が当時の俺たちのように部活に励んでいた。過去はもう今となっては過去でしかない。どれだけ戻りたくなっても。俺はこの現実を受け入れるのが怖くて母校の大学には行けていない。

 病んだときは羊文学の"1999"をまず聴くようにしている。「僕はどうしたらいい」 わからないのだ。自分がどうしたいのか、どうすべきなのか。

 人生で初めて学生という身分ではなくなってから、想像もしていなかった辛い現実が待っていた。続けられそう?わからない。続けたいのかもわからない。本当にどうしたらいい?こんなに内で考えず、「それなりに」生きたい。

今年は去年とは違う大変さを感じる。去年悩んでいたことで悩まなくなった代わりに、今年は頑張りすぎてる気がする。でも頑張っても仕事はできないんだけどね。

 こんな状態だけど、少し明るいニュース。この前ご飯に行った同期と今週またご飯に行く約束ができた!ありがとうございます。今週残り2日間、これを糧に頑張ろう。

 

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