自伝30

サトシがバンドを辞めた後も、俺はサトシといつも遊んでました。
大体俺んちに夕方過ぎに集まって、酒を飲みまくって、泥酔でスタジオに入ってジャムる。

ニートとなった俺は、ニルヴァーナになってみよう！

と思い立ち、とりあえずサトシと高円寺に行って、汚いジーパンと汚いニットを買って、髪を赤に染め上げて、着替えず、風呂にも入らず、何日過ごせるかチャレンジしてみました。

なぜそれがニルヴァーナなのかは今だにわかりません。

1週間くらいたったある日サトシと新宿を歩いてたらサトシに

臭い

と言われて辞めました。

ところでバイザラウンドはサトシ亡き後（死んでませんが）

オムロというギターが入部しました。
CDクレジットの芸名の表記は

オムロを縮めて　

払口

わかりますか？オとムを縮めたんです。

払口　オムロ

という表記にしました。
オムロ　オムロ

です。

オムロ　レイも悩みましたが、払口　オムロでフィックスしました。
大井の大学の友達でした。

251の夜の部に出れるようになってから、せっせと頑張っていたつもりでしたが、カワサキさんから、

んー、いまいちだなー。いまいちだなー。

と言われ続けるようになりました。

俺たちはこころが折れたので、カワサキさんに

修行してきます！

251に出るのを辞めました。

そこからは下北沢のエラというライブハウスによく出る様になりました。

エラのライブハウスの店長はその当時、遠慮なくバンドにダメ出しをする見た目も怖い人でした。

初めてエラに出た時には、

まずねー。
ドラムくそだね。練習した方がいいよ。

ギターはねー。音作りって知ってる？勉強した方がいいよ。

ボーカルとベースは結構いいね。

まぁ、とりあえずまだまだだな。

シンプルに凹みましたが、言い方もシンプルだったので、俺たちは、チクショウ根性で頑張りました。

20歳位から22歳くらいまでかな？？

そんな修行の日々が続きました。色んなバンドと仲良くなりました。

バンド名ここでいっぱい出すと後でバレた時、お金請求されると怖いので、書きません。笑

修行を終えて我々は251へと帰ってきたのでした。

つづく