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【ライブメモ】tacica TOUR 2023 “物云わぬ物怪” at 2023.11.18 東京キネマ倶楽部

tacica TOUR 2023 “物云わぬ物怪”
2023年11月18日(土)@東京キネマ倶楽部
開場16:30 / 開演17:30

サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹

〈tacica TOUR 2023 “物云わぬ物怪”〉ツアー日程
01. 10月29日(日) F.A.D YOKOHAMA
02. 11月3日(金・祝) 西川口Hearts
03. 11月4日(土) 仙台ROCKATERIA
04. 11月11日(土) 名古屋Electric Lady Land
05. 11月12日(日) 大阪umeda TRAD
06. 11月18日(土) 東京キネマ倶楽部


会場周辺について

雨ではないけど、曇り。風が強い。しっかり気温は下がっていてしっかり寒い。この土日は山手線が工事のため、一部区間で運休。東京キネマ倶楽部の最寄駅は鶯谷なので、わりと影響ある感じ。

開場時間は、開演1時間前の16:30。1Fの待機スペースでざっくり15名ずつ呼び出されエレベーターで上へ移動。フロアに着いた先で、改めて1番ずつ呼び出して整列、そのまま入場という流れ。入場方法が進化している。
1ドリンク代は、この時代に500円。今や東京キネマ倶楽部だけかも。

セットリスト

01. 遊戯(2023年miniAL『YUGE』)
02. デッドエンド(2022年AL『singularity』)
03. 冒険衝動(2020年Sg)
04. 金糸雀(2023年配信Sg)
05. 夜明け前(2016年『HEAD ROOMS』)
06. ディスコード(2023年miniAL『YUGE』)
07. ナニユエ(2023年配信Sg)
08. JADITE(2011年AL『sheeptown ALASCA』)

〜グッズ紹介〜

09. 幽霊のいない街(2015年AL『LOCUS』)
10. ordinary day(2018年Sg)
11. 諦める喉の隙間に新しい僕の声が吹く(2017年miniAL『新しい森』)
12. aranami(2020年Sg)
13. アロン(2022年AL『singularity』)
14. 人鳥哀歌(tacica 2009年「人鳥哀歌e.p.」)
15. 荒野を行く(2023年miniAL『YUGE』)

en01. ぼくら(2023年miniAL『YUGE』)
en02. DAN(2013年AL『HOMELAND 11 blues』)☆

17:30開演、18:59本編終了。19:17終演。
アンコールラストは名古屋公演ぶり、本ツアー二度目のDAN。今回は黒のグレッチで演奏。

感想など

猪狩さんは、黒のニールヤングのTシャツ、黒のパンツ、アディダス。
小西さんは、白のツアーロンT、カーキっぽいオーバーオール、ネイビー系のキャップ。

「今日はミッキーマウスの誕生日」という唐突なMCから始まった。

小西さんのキャップがいつのまにか飛んでた(パージしてた)金糸雀。長い髪をぶん回してかっこよかった。そしてツヤツヤだった。マリオブラザーズかと思っていたのに、そこには鬼太郎がいた。夜明け前もそのままで演奏し、ディスコードでキャップ・リターンズ。

小西さんのグッズ紹介のときに「終演後、物販に二人とも立とうと思ってる」と言ったことに対して、なんでちょっと上から目線なんだ、売り子さん大変なんだよ、会計して物を受け渡してという流れがあるなかに、ただ物を渡すだけの人がいるわけだからやりづらいんだよ、というつっこみ。猪狩さんらしいつっこみ。

このツアー中、どこの会場でも必ず猪狩さんが語っていたこと。いいものができた。何をもって「いい」というのか難しいけど、レコーディングした段階、MIXした段階、CDでだきた段階、いろんなタイミングで、「いいな」って思えた、と『YUGE』を紹介。最新作が最高傑作。tacicaはいつだってそうなのだ。

それから、CDは自分のためにつくっているのかも。曲を作りたくて作ってるし、ライブやりたいからやっている。この先もきっとそう。みんなもまたライブに来たいなと思ったら来て欲しい。次じゃなくても、その次の次かでもいい。…でも本音では毎回来て欲しい、と。最後のひとことが良い。

CDを作ったことの話の流れから、「配信は音質の良さ云々より、“便利”だよね。確実に、聴く音楽数は増えている。たぬきちの散歩中にすれ違ったQUEENを歌いながら『ゴールドラッシュ』と書かれたシャツ着てランニングしていた人も、あれもきっと配信」といった話に。

あと急に猪狩さんが、「ブロッコリーってどうやって生えているか知っている?」という話題に。「すごく守られている、優遇されている、大事に食べなきゃな」と。言われてみれば、確かに守られている

諦める喉の隙間に新しい僕の声が吹くaranamiアロン人鳥哀歌のノンストップがたまらん。

今回も人鳥哀歌で、中畑さんがちょいちょいって小西さんを指しつつ、スタンディングで叩くシーンもあったり、そのあとのドラムで手数が増えてたりしてよかった。

アンコールラストは、DAN!!しかも、黒のグレッチ!!他の公演では連れていなかったはずだけど、東京には居た。Aメロとかは薄暗い、色の無いモノトーンな雰囲気の照明で、サビで強いライトが全開になって、あるかぎりの命を燃やしているようで、鬼気迫る演奏に痺れた。最高。

最後に猪狩さんがステージの真ん中に出てきて「ありがとう、ありがとう」と言ってたのがひさびさな感じで、目一杯の拍手を送った。

アルコール後、拍手が鳴り止まなかったけどスタッフの誘導があってダブルアンコールとはならなかったけど、もうこのDANでバシッと締まっていたし大満足だった。

終演後、物販には先に小西さん単独で立っていて、あとから猪狩さんも参戦。すごい長蛇の列で、かなり長い時間対応していて、ライブ直後に本当にお疲れさまです、というお気持ち。
(そしてなんと、森田くみこさんがふつうに列に並んでグッズを購入し、小西さんから受け渡されているのを目撃した)

いつもだとツアーファイナルに次のライブ告知あるけど、今回は何もなかった。FC鹿の仔で配信された動画によると、年内はこれにてtacicaとしてはライブ納めということだった。でも、先日のハイレゾ試聴会で来年は2025年の結成20周年に向けていろいろ動くと言っていたので、年末年始にはきっと何かしらの告知があることでしょう。

ツアーファイナルの翌日、11月19日からついに『YUGE』の配信も始まり、ハイレゾでも聴けるのでライブの余韻に浸りながら楽しみたい。

小西さん作の物怪たちがかわいすぎる

新幹線でおいしいビールが飲みたい!