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【 ネ タ バ レ 】【ライブメモ】tacica TOUR 2022 "singularity" at 2022.08.07 名古屋Electric Lady Land

tacica TOUR 2022 "singularity"
2022年8月7日(日)@名古屋Electric Lady Land
開場16:45/開演17:30
当日券あり。

サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹

〈tacica TOUR 2022 "singularity"〉ツアー日程
01. 2022年7月10日(日)柏PALOOZA
02. 2022年7月16日(土)仙台 MACANA
03. 2022年7月30日(土)札幌 cube garden
04. 2022年8月6日(土)大阪 umeda TRAD
05. 2022年8月7日(日)名古屋 Electric Lady Land
06. 2022年8月20日(土)渋谷 クラブクアトロ

会場周辺について

予定をまったく決めてなくて、近鉄特急ヒノトリで名古屋に行くことにした。ホテルの最寄りから、なんば駅へ。天地の広い窓で景色を楽しみながら移動した。猪狩さんがゲスト出演したラジオも聞いた。

会場に着くと太陽がものすんごい勢いで照らしていて日陰がなくて、tacica
の日傘だけが頼りだった。あってよかった。

セルフもぎり、手消毒、検温、立ち位置指定。

以下、ネタバレ
























セットリスト ※ネタバレ

01. Dignity(2022年『singularity』)
02. 冒険衝動(2020年Sg)
03. BROWN(2022年『singularity』)
04. 群青(2017年miniAL『新しい森』)
05. 掟と礎(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
06. space folk(2022年『singularity』)
07. デッドエンド(2022年『singularity』)
08.クローバー(2007年 miniAL『Human Orchestra』)
09. アロン(2022年『singularity』)
10. 某鬣犬(2009年 AL『jacaranda』)
11. GLOW(2022年『singularity』)
12. バク(2008年AL『parallel park』)
13. アシュレー(2007年 miniAL『Human Orchestra』)
14. ねじろ(2021年配信)
15. 人間賛歌(2022年『singularity』)

en01) ダンス(2022年『singularity』)
en02)HERO(2007年 miniAL『Human Orchestra』)

仙台と同じ。遡ってる…? ということは東京はアースコードか?
17:30〜19:11。今回も今回とて、いつになく一瞬だった。

感想など

大阪・名古屋は毎回2デイズだから贅沢なんだよな。通常、たいてい一週間は空くからその7日間で余韻を消化するわけだけど、寝てすぐ、ライブ。こんな贅沢な48時間はないよな、といつも思います。

ELLは照明が豪華でドラマチックで好きだ。猪狩さんがハマっているジブリのナウシカの王蟲っぽい(何度だって言う)。

ラジオ聴いた後だったので冒険衝動がしみた。デッドエンドはいつものごとく、全集中で聴いた。

アロンは小西さんだけでなく、猪狩さんの指も軟体動物化してた。やばすぎる。確かに音は鳴っているのだけれど、目の前で演奏されているのだけど、どうやって演奏しているのか謎すぎる。曲終わり、会場から思わず声が漏れていた。小西さんがハモるところも好き。声は出せないから、最大限の拍手を送る。

バクの始まり方がシームレスだった。

人間賛歌のアカペラの部分の没入感がすごい。毎回、背筋がピンと伸びる。自分と猪狩さんだけの異空間に飛ばされた気分になる。この2年。長かったような、あっという間だったような、それでもなお続いている日常。この先の未来にも想いを馳せながら、日々生きているすべての人に対する「おつかれ!!」という曲。そんなふうに思っている。大好き。中畑さんがちょいちょいハモってるのがいい。

ジブリの考察動画を、昨日寝る前に見て興奮して寝れなくなったらしい。「さっき楽屋でも見てたよね」と小西さんからのリーク。銭婆を知らないのに千と千尋の神隠しを見たって言ってるのは、出来杉くん知らないのにドラえもんを知ってると言っているようなもの、と猪狩さんが突っ込んでいた。

小西さんがグッズ紹介のときに、昨日の大阪公演での猪狩さんのMCにインスパイアされて、ほぼほぼ同じようなことを言っていて、そのことに対して猪狩さんが突っ込むと、「同じ気持ちだったからパクりました」と弁明。こういうバランス感がtacicaだと思う。

新作『singularity』のCD販売方法について、猪狩さんが言及。自主レーベルから作品を出すのが思ってたよりも大変で、そこにだいぶ時間を割いていた。レコード会社に所属していたときも適当にやっていたつもりもないけど、でも、人任せにしていた部分があったのかもしれなくて、だから今回、ちゃんと聴いてくれる人の顔を見てCDを届けたかった。この方法が正しいとか間違ってるとかじゃなくて、そうしたいと思ったからそうすることにした、ということだった。だから毎公演、終演後に物販に立っているのだろう。

「僕らはまたライブをやるし音源も出すから、気が向いたら来てください」という猪狩さんの言葉に泣きそうになった。心強かった。

ダンスを自宅で何度も聞くことがあって、それを聞いた8歳の息子さんから、「体がちぎれるくらいという歌詞をやめた方がいい、よくないよ」と言われて、猪狩さんもかなり悩んだということだった。めっちゃいいエピソード。そういうことも含めて、ダンスはとても私的な曲なのだと思った。

中畑さんの紹介がアンコール最後までされず。小西さんがそういえば紹介してないよねと指摘すると、猪狩さんはすかさず「今から言おうとしてたんだ」と応酬。

今日も、昨日の大阪に続いて、「はっきりは言えないけど11/5satに名古屋でライブします」という告知。「今日来てくれた人は自動的に来ることになっているから」と謎のシステムを宣っていた。三大博物館フラグ。かつての「太陽と月」的な企画ライブなのでは、という妄想。ライブが終わるたびに次の活動の告知があって、ただただ命が更新される。本当にありがとうございます。

新幹線でおいしいビールが飲みたい!