あなたは、社会に必要ですか?
『社会的信用』ってご存じですか?
世間一般的に知られている定義としては、
・正社員として、定期的に安定した収入を得ている
・社会保険証を所持している
・賃貸契約・ローンを組むことができるか
こういったものだと思います。
これは、日本の労働者の割合として、サラリーマン人口が一番だからとも言えますが、では『フリーランス』として頑張っている方々はどうなのか?
今回は、この話題にフォーカスしていきましょう。
1.まだまだキツイよ!! フリーランス
ここ数年で、『フリーランス』という言葉が、かなり浸透してきたかと思われます。そのおかげか、『時間』と『場所』に囚われない働き方への憧れが強まっています。
では、そもそもフリーランスって何なのか?
フリーランスの語源
フリーランスの語源は、中世ヨーロッパに存在した傭兵組織と契約する個人の槍騎兵「free lancer」にあります。
フリーランスのfreeは、「契約を交わしていない」という意味があり、lancerは「槍兵」となります。よって、言葉を並べると、「契約を交わさない槍兵(傭兵)」です。
時代の流れとともに、この定義も変わり、昨今では「個人で仕事を請け負う人」となっております。
現在の状況
日本全体で、現在約1,000万人がフリーランス的働き方をしている様子。
しかし、あくまでこれは副業や雇用されながらの『非正規雇用』の方々も含むため、完全に独立して仕事をしているフリーランサーは、圧倒的に数が少なくなります。
引用元 ランサーズ フリーランスの実態
また、収入の安定を図るとなった場合、人脈・スキル・マーケットや節税など、サラリーマンの時は気にしなくて良かった部分が、数多く見受けられます。
更には、これが一番キツイかと個人的には感じますが、『セールス力』の有無が大きく関わってくるのではないかなと。
特に、『会社』という社会的信用の塊から外れるため、個人としてのブランディングが弱いと、一向に仕事が持てません。
アフィリエイトやブログ、WEB関連の仕事など、比較的クリエイティブな仕事が多い為、スキルがある程度付くと、あとは本人の『信用度』『影響力』に左右される部分が非常に大きくなります。
私の知り合いのフリーランサーも、一部の人は稼げていますが、大半はアルバイトとの掛け持ちなどをしつつ、身銭をきって生活をしている人になります。
しかし、自分が実績を出せていない状況でも、クライアントからは良い目で見られたいが故に、無駄に見栄を張ってしまうのも、稼げていない所以の一つでしょうか。。。
2.世間一般からの評価
先日、実家に帰省した際、両親に「新規事業をしながら、今はそこから生まれた収益で生活をしている」と話しました。
その時、地方に住む両親からは、「フリーランス?そんなの不安定なんだし、無職みたいなものでしょ?」と返答がありました。
よくよく考えてみたら、片田舎のサラリーマン一家に、フリーランスのような働き方をしている人間は、異質に見えたのかもしれません。
なので、今の私は職業:無職だそうです。。。(笑)
確かに、現在の日本人の気質を考えて、『正社員』>『個人事業主』のようなパワーバランスが強いのかもしれませんね。そして、『フリーランス』=『安定していない仕事をしている無職のような人』と捉えられるのが、今の日本です。
世間的にこのような評価を受けるということは、やはり社会全体で見てもまだまだ、フリーランスの立場は弱いのかもしれませんね。
確かに、クレジット申請やローンの組み立てなどの現実を省みると、審査に通らないことがほとんどでしょう。
日本が生活しづらいと謳う若者も、増えている原因の一つかもしれないですね。
3. 2024年の変化
少し話は変わりますが、2024年から紙幣が新しくなりますよね?
その中で、新1万円札が福沢諭吉さんから、渋沢栄一さんに変わりますが、ここでインプットとしての豆知識。
1万円札とは、日本における最高の価値として存在しています。つまるところ、そのお札に描かれている肖像の人物の教育思想が、その年号における『在り方』となります。
福沢諭吉さんは、『学問のすすめ』を遺し、『義務教育』の促進と、労働思考の教育を施していました。
反対に、これからお札になる渋沢栄一さんは、実業家として500以上の事業を発展させてきました。また、日本で初めて『銀行』を作りあげた人でもあります。
そんな日本における『ビジネスのトップ』は、『論語と算盤』を遺していますよね?これは、孔子の『論語』にビジネスを絡ませた、『ビジネスマン』の成り立ちを示したような書籍です。
※こちらが、『論語と算盤』の書籍です。この一冊を読むだけで、今後の令和ビジネスをより優位に進めることができます。
24年からは、『義務教育』から『ベンチャー教育』に変わることが、約束されています。その為、これから教育をする大人たちが、今まで通りのやり方をするのであれば、それは考え直すべき案件かと思います。
ただ、現在教壇に立たれている方の大半は、ビジネス経験はおろか、『ビジネス』がどのようなものかを知らないかと思われます。『マーケティング』や『資本主義』の流れを、今の学校の授業で話すことなど、まずありえない要因として、やはり教師側の知識不足が否めません。
だからこそ、教師の方々も未来の子供たちの為に、『ビジネス』を理解して『ベンチャー教育』の促進に役立ててもらいたいのが、私自身の本音です。
また、教育思想が変わるということは、今まで社会的信用の塊だった『正社員』も、もしかしたら動きがあるかもしれないですよね?
『実業家』『起業家』『フリーランサー』などが、今後は台頭する時代へと突入しているのは、目に見えてわかります。
だからこそ、この4年間でどのような準備をするのかが、ベンチャー教育を発展させるポートフォリオになるかなと考えています。
そして、それをとにかく情報発信していけば、自身のポジショニング確保も上手くいき、結果として大きな『社会貢献』に繋がりますよね。これを見て頂いている、フリーランサーの皆様も、是非そういった心構えで居て頂けると、非常にうれしいです。
4.それまでの対策
「そうは言っても、実際に如何すれば良いのかわからないよ」となりますよね?
なので、今から対策を記載します。必ず見て、少しでも社会的信用を貯めておきましょう。そうすれば、お金を稼ぎつつクレジット申請などの審査を通しやすくなる環境を作れます。
①アルバイト・パートタイム
言わずもがな、非正規ではなくとも雇用されることを選ぶ。これは、学生に多い手段かと思います。また、コミュニティビジネスでのセールス代行などで生計を立てていらっしゃる方は、プラスアルファの生活収入として構えておくのが吉でしょう。
何気に、アルバイトのほうがフリーランスの人よりも、審査などは通りやすいという事実。ここは、週数日でも良いので、在籍するのもアリですよ。
②派遣・契約社員
これは、アルバイト・パートよりも信用度は高いです。法人そのものが個人と絡むので、正規に近しいながら非正規の状態です。また、収入面に関しても、正規の基本給よりも時給換算で考えてお得なので、夜の時間をしっかり取りつつ、定期的な収入を求める方の場合、こちらの手段がお勧めですね。
③業務委託
企業と個人との、請負での契約形態のことを指します。属していないから信用度は低いのかと思いきや、契約先の企業が保証してくれることが前提としてあるため、経歴としても残しやすいです。
事業主として開業届を出しておけば、猶更信用度は高まるので、今すぐ税務署に直行して、開業申請書を窓口のおじさまに突き出してくださいね。
④法人化
株式会社は、20万~32万ほどの出資金がかかりますが、合同会社なら、6~8万で法人化が可能です。実際に事業を始めていなくても、法人申請をする際に、事業の種類を記載しておけば、それで無事通ります。
イメージとしては、
正社員>株式法人>合同法人>契約社員>個人事業主>フリーランス
という形ですね。
お金を出せば、社会的信用を得られるのかと思われますが、形を得たという事実に社会は反応しますので、ここを理解しておくと、より動きやすいかなと思います。
5.まとめ
・これから起業を目指されている方
・今フリーランサーとして頑張っていらっしゃる方
・ローンなどの審査に通りやすくなりたい方
日本の資本主義でより結果を出して、影響力をつけたいのであれば、『社会的信用』はmustで必要になってくる存在です。
人は、信用で人脈・仕事を創りますので、そこを抜きに新しいことを始めるのではなく、必ず誠実な方法で行っていきましょう。
※最近は、経歴を詐称するなど残念なニュースも露出してきているので、『嘘』はやめましょうね(笑)
それではまた、お会いしましょう!!
See you next time!!
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