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あなたがそう言うのなら

どうしても僕のクソ真面目な性格上、そしてコーチという職業上、人に対して何か伝えるにしてもアドバイスするにしても、自分がやっていないことであれば絶対に言わないようにしています。

めちゃめちゃ部屋が汚い人間に掃除しろよ、何て言われたらどう思います?

毎日遊んでばっかりで飲み歩いてる人に、ちゃんと仕事した方がいいよーとか?

もしかしたら悪い自分を反面教師に、何ていう意図が込められているかもしれません。

他人から学ぶなら良いんでしょうけど、自分ならやらない。

完璧にはもちろん無理なんですが、出来るだけ。

そんな価値観を持って仕事に取り組んでいます。

例えば、”世界で活躍する選手になるように指導する”であればコーチは様々な世界を知っているべきでしょう。

”プロの選手を育てたい”であれば、プロとは何か?を現状のみならず、自らの価値観で『プロ』を伝えていくべきです。


加えて自分の中で『これって大事なことだよね』と感じる価値観で、まだその意識や概念などが多くの人に知られていない場合、出来るだけ1番前に立ってアクションを起こしたいものです。

日本のスポーツ指導の現場では、今のところ犯罪経歴証明書は必要ありません。これは是非、導入されるべきだと思います。

え?犯罪を犯した人がコーチすることないし、そんな大袈裟にする必要なくない?

そんな声が多いかと思いますが、イギリスやオーストラリアなど、ある国にとっては当たり前。

他がやっているから乗っかろう、という甘い考えではなく、日本ではまだまだ体罰や暴言を使って指導をしている人が少なくないと聞くからです。

この種類の指導法は、犯罪同等の行為だと僕は思っているので、記録に残すことで、指導現場には少なくとも悪い人材はいなくなり、スポーツを嫌いになって離れる人が減ると思います。

他にも人種差別や男女差別など、日本国内にいると生活の中に自然に含まれていて、気づかない問題点が多くあります。


こんな時代だからこそ、というのではなく、どんな時代でもダメなことはダメだし、良いことは良いのです。

理想を掲げて言葉を連ねるだけでなく、積極的に率先して行動を起こし、自らが模範になることで、人々はついてくるのだと思います。

サッカーのコーチ、ゆくゆくは監督を目指す僕にとってはとても大事な価値観ですし、これからも行動し続けていきます。

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