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人生のバイブル

高校生の時、昼休みと午後の授業の間のホームルームに10分間読書をする時間があった。僕はその時間が結構好きだった。星新一はその時間のおかげで知ることができたし、世界史の資料集を読んだりするのも好きだった。その時間の中で今の自分を作っている本に出会うことができた。

旅好きの人なら誰もが知っているであろう「深夜特急」だ。

物語は筆者の沢木耕太郎さんが実際に旅をした時に起こった出来事を本にしたもので、僕が読んだのは1巻の香港・マカオ 編だった。

沢木さんが香港でカジノにハマってしまうその時の心情や、ゲーム臨場感が文章だけでもすごく伝わってきて、カジノを知らない高校生の自分でも緊張感を覚えた。

いつか香港に行ってみたいなぁと思った高校時代。大丈夫。ちゃんと行ったよ。

実際にみたネイザンロードや、九龍半島と香港島を繋ぐフェリーから見た景色、風、トラムから見た車窓は一生忘れられない経験になった。

肝心のカジノはビビって行けなかったけど笑

こんなご時世だから当分行けないだろうけど、落ち着いたらまたパイナップルパンと、甘いミルクティーを飲みにいきたいな。

香港・マカオ・タイは行けたので次はベトナムか、飛び級してネパールかインドに行きたい。

もちろん深夜特急は20代になって、全巻揃えました。



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