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【意外と知られていない目標と目的の使い分けについて】

日々、志事(仕事)を行っていく中で、

「目標」という言葉は

つきものではないでしょうか。


営業のような仕事においても、

適切な目標を設定することはもちろん重要。


目標を掲げることよって、

メンバーの目的意識を高くしたり、

働く意欲を高めたりすることができますね。


今日は、その「目標」の重要性について、

改めて考えていきたいと思います。
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<「目標」と「目的」の違いを説明できるでしょうか>

「目標」と「目的」の違いはご存知でしょうか。

「目標」と「目的」のそれぞれの言葉の意味や、

この2つの違いについて、

意外と理解していない人が多いのが現状でしょう。

それぞれの違いを再認識してみましょう。


<目的=ゴール>
目的とは、その字にも使われているように

「目」で見える「的」のこと。

「的」という言葉を使用するだけあって、

「目的」は最終的に到達したい部分のことを指します。


<目標=目的までの指標>

目標とは、「目」で見える「標」。

「目」で見た時に、

その「的」に近づいているかの

「標」となるのが「目標」ですね。


目的という最終的なゴールに向けて、

その間に設定される小さな指標のことを指します。


要するに、「目的」というゴールがあり、

それに到達するまでの過程に

立てられるものが「目標」になりますね。

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そのため目的は長期的なもの、

目標は短期的なものに設定されます。


例えば、ダイエットをすると決め、

「痩せる」ことを

目的に設定したとしましょう。


この場合の目標には、

「痩せる」を実現するまでの過程に、

何をするかが設定されます。


そうすると、

「食べる量を今より20%少なくする」

「週に2日、1時間は運動をする」

というような項目があげられますよね。


この「痩せる」という目的は、

長期的で抽象的なものに対して、

その過程に立てられる目標は、短期的且つ具体的。

(ここでは「食べる量を減らすこと」「運動をすること」)


この2つの差が、「目標」と「目的」の違いですね。


では、なぜ最終的なゴールである、

「目的」ではなく、

その過程である「目標」を

設定することが重要なのでしょうか。


<どうして志事(仕事)では「目標」が重要なのでしょうか>

それは、目標が無い場合に、

何が起こるかを考えてみると

分かりやすいと思いますね。


目標が無いということは、

具体的に何を実行すればいいかが、

決まっていないということ。


「何をどうすればいいのか」が明確でなく、

目的までの具体的な行動設定が出来ません。


ですので、

目標という一定の基準が無いために、

現状の改善も出来なくなってしまいますよね。


「痩せる」という目的があるのに、

具体的な行動を設定しなければ、

現状はなにも変化しません。


ですが、その目的に対して

「食べる量を今より20%少なくする」や

「週に2日、1時間は運動をする」

という目標があれば、

実際に行動に移すことができますよね。


そして、

「食べる量を今より20%少なくする」という、

目標を達成し、実際にそこまで結果が出なければ、

次は「週に2日、1時間は運動をする」

という新しい目標を立て、

実行し効果を計るという改善も出来ますね。


<目標があることでサイクルが作られることについて>

このように、目標を達成することは、

その人を少しずつ目的に近づけます。


また、もし1つを成し遂げ結果が出なくても、

改善し次に繋げることもできます。


目標の設定とその達成と改善は、

目的の実現のために少しずつ良い方向へと

導いてくれるのです。


目標とは、

人が1つ成長する為に必要な指標になります。

もちろん、その目標は高すぎてもいけません。


努力によって達成できる項目を

設定することを心がけましょう。


まずはしっかりと目的を理解し、

そこから適切な目標を立てることを

意識してみましょう。


適切な目標設定が、

その上位概念である

「目的」への到達を

少しでも早くするようになれるでしょう。


今日のプラスのひとこと

目標と目的の違いに気付ければ、

次のステージにあがることが出来る。



追伸
自分のやりたいことが見つからないというひとが居ますが、

やりたいことは最終目標ですので、

目の前にある自分の得意なことを目的にしていくと、

それがやりたいことに到達していくんですよね。


最後までお読みいただきありがとうございます。♪

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