創作の熱量

岡田斗司夫の『アニメの教科書』を読み始めて、20前後で同人的にアニメやら同人やらを作っていたときの話を読んでいますが、

いやー、若いころの熱量ってこういう感じですよね。

作りたいから作るんだ!という感じで、とにかく、技も知識もなんもないから体当たりでなんとかやってみる、その感じ。できたものは、意外にカルト的に面白い場合もある。

実際、『愛国戦隊大日本』は、フランスでパロディが作られたらしく、その名も『フランスファイブ』。冒頭には以下の文章が流れるらしく

『愛国戦隊大日本』
それは二十年前に制作された
とてもカルトなアマチュア特撮映画です。
それを見て感動した
日本文化s期のフランス人たちが集まり、
二十年の時を経て、いま、『愛国』へのオマージュ、
日本文化に対する尊敬、愛、関心の
全てを表した作品を、一生懸命作りました。
それがこの『フランスファイブ』なのです。

これがまた、岡田斗司夫たちがやった、右翼思想批判と同じように、フランス中華思想をおちょくっていたらしく、テーマやメッセージ性がよく伝わっていたそうです。

熱量のあるものは、何か、伝わるものがあるし、それを感じようと頑張って勉強するものなのではないか、と思います。

いいものは、すぐに分かるものではない。じっくり考えないと分からないものだ。岡田斗司夫がそういう話をしていますが、この、噛み締めるほどに深みが増していって、『フランスファイブ』になったんでしょうなぁ。

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