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ウチナージラー(沖縄顔)の条件、の話。

沖縄では、ウチナーンチュに多い顔立ちやウチナーンチュっぽい顔立ちの事を「ウチナージラー」と言います。
日本語に直訳すると「沖縄面(づら)」ですね。ちなみに「チラガー(豚の顔の皮)」も直訳だと「面皮」です。と言う事は、本来ならウチナーヂラーと書くべきなのかも。

ウチナージラーの有名人

沖縄出身、またはルーツのある方で、この人ウチナージラーだなあと思う方をリストアップしてみます。

☆プロ野球・横浜DeNAベイスターズの神里和毅選手
☆お笑いコンビ・ガレッジセールのゴリ(照屋年之)さん
☆お笑いコンビ・ピース&作家の又吉直樹さん(大阪出身ですがお父様がウチナーンチュ)

男性ばかりになってしまいましたが、女性はメイクで顔立ちまで大きく変わってしまう事があるので……。

ウチナージラーの条件

ここで、私の考えるウチナージラーの条件を挙げてみます。

☆眉が濃くて太い
(下手に細くし過ぎるとヤンキー顔になる確率が高いです……)
☆睫毛が密集しており長い
☆目は黒目が大きくぱっちりしている
☆彫りが深い
☆ひとつひとつのパーツがはっきりしている

こんな感じでしょうか。
神里選手はプロデビュー当時からイケメンとの評判だったそうですが、ウチナージラーの特徴を備えつつ整った顔立ちをしています。
ゴリさんは割と良くいる顔です。顔とは関係ありませんが「ケーモー(毛深い)」なのも典型的ウチナーンチュっぽい。
又吉さんは……その名字とその顔立ちで沖縄と関係ないわけがない!と言いたくなります。お父様が沖縄出身でお母様が奄美出身なのだそうですが、そりゃ濃ゆい顔になりますね。

わかりにくいウチナージラー

もちろん、わかりやすくウチナージラーをしたウチナーンチュばかりではありません。
その例が私自身だったりします。

私はウチナーンチュとしては肌が白いためなのか、ヤマトゥンチューに間違えられてばかりいました。顔の面積に対して目や唇も小さいし、眉は濃ゆくて毛深いけど……と、コンプレックスだらけで。

しかし、ある時に母の一言。
「あんたウチナージラーよー?」
改めて自分の顔と向き合ってみれば、睫毛は多めだし目も黒目がち。唇に少し派手な色を乗せると顔立ちがはっきりして「化粧しました!」と主張する感じ。

あれ、私ウチナージラーかも?

この発見はなかなか面白かったです。
シャネルの赤リップ(ルージュココ『ガブリエル』)は大切な味方でありお守りになりました。

ウチナーンチュの特徴

以前、沖縄のイエモンファン仲間とドームコンサートに行った妹がこんな事を言っていました。

「内地の人って何であんな薄い顔ばっかりなの?私達だけ顔濃ゆくて目立ってたよ!」

ウチナーンチュの特徴と言うものは、比べられる他者がいるからこそわかるのかも知れません。
いわゆる「縄文系・弥生系」で分けられるのか、アジア各国の影響があるのか。ルーツにも関わって来そうですね。
その辺りを考えるのは研究者の方々にお任せして、私のような素人は自らへの理解を深めるために学び考察しようと思います。


※ヘッダー画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借り致しました。ありがとうございました。

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