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布団がすでに持っていたものを照らしてくれた

住処は大事だ。

今まで、1人で住むところはなんとなくで選んできた。バストイレ別、独立洗面台、駅近、オートロック、宅配ボックスの有無、、、etc。

条件はいろいろあったかもしれない。でも、そんな条件よりもっと大切なものがあったことに最近気がついた。


硬い板を背中に感じ、オレンジライトの光によって視界がはっきりとしていく。

2時、4時、5時。
朝だと思って、目覚まし時計を何度確認しても、まだ夜中。

起きる時間まで眠ろうと布団を頭まで被って目を瞑る。今度こそ、起きないといけない時間ではないかと、焦って時計を見ても、30分しか経っていない。

今まで、睡眠には自信を持っていた。どんな環境でも眠ることができると。それは日々の電車から、富士山の山小屋でも。

最近そんな自信を感じれないぐらいに、何度も夜中に目を覚ます。原因はなんとなく気がついている。

ずっと生まれてから、今までの25年間、私のそばにはベッドがいた。旅行先で布団で寝ることはあったけれど、自分の住処が布団だったことは一度もない。

今回の家は会社が用意してくれた家具家電付きの寮だったので、引っ越し代を安く済ますことができる。ただただラッキーと思って、住み始めた。住み始めて、1週間ちょっと。まさかここまで、自分が睡眠に悩まされるなんて思いもよらなかった。

でも、引っ越したことに全く後悔はない。

今までの生活を続けていたら、この発見を得ることはなかったと思うから。


住処の条件も大事だが、自分でカスタマイズできる内容はもっと大切だ。そのためには自分にとって譲れないカスタマイズを知ること必要なのかもしれない。

自分にとって大切なものは、持っているものを手放さないと、見えてこないのかもしれない。


誰かに伝わることを願って🌕

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