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桃鉄令和のマスの駅はどんなところ? #01~札幌駅~

2020年の年末に発売され大ヒットとなった「桃太郎電鉄 昭和・平成・令和も定番!」
このゲームで物件駅などのマスになっている駅はたくさんありますが、実際にそこはどんな街なのか?どんな駅なのか?このナゾの物件はなんなのか?
ゲームファンかつ乗り鉄なワタシが、実際に行けるところに行ってみて紹介してみよう!というシリーズを始めてみようと思います。

最初はやはり、ド地元の札幌から。
既に色んな媒体などで散々紹介されてる街や駅だったりしますが、桃鉄に関係する要素も交えて解説していけたらと思います。

さつほろでもふだほろでもなく、さっぽろ。

札幌という地名の由来は、アイヌ語の「サッ・ポロ・ペッ」(乾いた大きな川)から来ているという説が有力。
このように北海道の地名はアイヌ語が由来というパターンが非常に多いです。
ここで言う乾いた川とは、市内を流れる豊平川(とよひらがわ)のこと。JR線に乗っていると札幌から千歳・江別方面に向かい、隣の苗穂駅の過ぎた後に渡る川です。
ちなみに札幌駅のすぐそばを南北に流れているのは創成川。

北海道の中心都市である札幌市は人口約195万人。
もう少しで200万の大台…になりそうですが、残念ながら届かないまま減少の道に進むみたいです。

札幌駅の南口
こちらは北口。新幹線が通るのは南口側。

札幌駅があるのは、中央区と北区の境界線上。この辺りはJR線が区の境界になっている。
すすきの方面へ向かう南口側がメインストリート。
駅自体は東西の改札口に東西南北4方向の出口。
2番線から11番線まで10のホームで列車を捌いています。
6番線が主に新千歳空港行き快速エアポート。札沼線(学園都市線)が11番線などある程度どのホームをどういう列車が使うかは決まっていますが、たまに例外もあるので利用時はホーム番線をしっかり確認しましょう。
1番線は新幹線が通る関係でなくなっています。

この「1」の下を新幹線が通る。
手稲・小樽・当別方面
千歳・江別方面
右奥側に新幹線ホームが出来る予定。
この光景はやがて大きく変わります。

鉄道ファンの間では、大きなターミナル駅としては珍しく、電車のみならずディーゼル(気動車)特急も数多く見ることが出来ることが好まれていると言われています。地元民からすると気動車なんて珍しくもないとは思いますが、確かに東京などの都心に行くと気動車のエンジン音なんてどの駅でも聞くことはありません。
強いて言うなら貨物列車はここまで来ない。といったところでしょうか。

力強いディーゼル音は特急によく似合う?

また、札幌駅は地下鉄とも連絡しており、南北線と東豊線の2路線が通っています。
地下鉄の駅はJR駅から少し南寄りに位置し、東豊線が少し東寄りの場所にあります。
地下鉄側は「さっぽろ」と平仮名表記になっていますが、これはJRと地下鉄を区別するためと言われています。

地下鉄南北線の駅名標。
まぁ他言語だと結局違いはないですが…。

地下鉄東西線と乗換駅である新札幌駅も、地下鉄側は「新さっぽろ」と区別されています。が、これはあくまでJRと地下鉄が乗換出来るこの2駅に限った話で、JRと地下鉄両方同名なのに場所が離れているため乗換は出来ない白石駅・琴似駅は地下鉄も漢字表記です。

なお、札幌の地下鉄は世界で唯一のゴムタイヤ式。
鉄路のようなガタンゴトンという音は全く鳴りません。乗り心地としては、首都圏等で言うとモノレールとか日暮里・舎人ライナー辺りに近いかも?
JRとの乗継割引というものはありません。
地下鉄駅から接続するバスとの乗継割引はありますが、交通系ICカードを使った時のみ適用されます。きっぷ派の人はご注意。

札幌駅そのものの開業は1980年の11月。札幌~手宮(小樽市)間の官営幌内鉄道開業時。
その後、1971年に地下鉄南北線。1988年に地下鉄東豊線がそれぞれ開業しています。
建設中の北海道新幹線は、2030年度に開業予定です。(2024年1月現在)

さて、そんな札幌駅は桃鉄令和だとこんな物件駅になっています。

やっぱりドームは高いなぁ。なんて。

一部の物件について、それぞれどんな名物・名所なのか紹介していきます。全部はさすがに難しいので、一部のみでご容赦ください。

ちくわパン屋

その名の通り、ちくわを挟んだパン。
…だけだとなんだそりゃ?ってなりそうですね。具体的には、ちくわにツナマヨサラダを詰めて、パンと一緒に焼き上げた多くの札幌市民に愛されている食べ物。
ちくわパンを最初に作ったのは『どんぐり』というお店。
札幌市内に10店舗以上を構えており、店舗によってはカフェも併設されています。
パンだけでなく、串ザンギといった惣菜も扱っており、気軽にお腹を満たしてくれます。
そんなどんぐりのパンで特に人気なのがちくわパンで、数年前からローカルフードとしてじわじわと全国に知られるようになってきています。

こちらの本店は、地下鉄東西線の南郷7丁目駅近く。
なお、2024年に移設予定だとか。

農学校クッキー屋

札幌おろか、北海道のお土産を扱う店ではまず間違いなく見掛けるであろう超定番のお菓子。
『札幌農学校 北海道ミルククッキー』

この箱。見たことある人多いはず。

このクッキーを製造しているのは、『きのとや』という会社。
白石区に本店があり、札幌市内各所の他、新千歳空港にも店舗を構えています。
札幌農学校というのは、現在の北海道大学のこと。箱に記載されているように、北海道大学の認定を受けてブランド名として使っています。
お手軽な3枚入りから、お土産に向いてる豪華?48枚入りまであります。
なお、ミルククッキー含めた札幌農学校ブランドの商品売上のうち1%は、北海道大学の教育支援として寄附されているのだとか。

プロ野球チーム

札幌のプロ野球チームといえば、そう、
北海道日本ハムファイターズです。
札幌駅南口正面には、そんなファイターズの公式ストアがあり、各種グッズが入手出来るようになっています。

果たして来シーズンの順位は…?

なお、「桃鉄令和」発売当時は、後に出てくる札幌ドームを拠点としていたのですが、その後ファイターズは、隣の北広島市に新たに作ったエスコンフィールドに本拠地を移転しています。
今後シリーズの新作が出た時に、プロ野球チーム物件が変わらず札幌駅のままなのか、あるいは新たに北広島駅を作ってしまうのか。注目されるところではあります。

家具小売業

札幌の家具屋さんといえば…、ニトリです。
1972年に設立され、今や全国に知られる北海道を代表する会社です。
「お、ねだん以上。ニトリ」という言葉はあまりにも有名。
家具の製造物流だけでなく、2016年にはなんと隣の小樽市に「小樽芸術村」という美術館まで作っています。桃鉄の小樽駅物件にはなっていないものの、ステンドグラスやアールヌーヴォーグラスなど、多数の美術品が鑑賞出来る観光施設です。

本社・本店は、地下鉄南北線の終点、麻生駅の近く。
JR札沼線(学園都市線)の新琴似駅にも近い。

生チョコ工場

札幌には色んなお菓子メーカーがありますが、生チョコというと…?北海道で知らぬ人はほぼいないであろうロイズでしょう。ROYCE'という表記でお馴染み。
定番の生チョコレートの他に、ポテトチップチョコレートやバトンクッキーなど、多くの人気お土産が作られています。

コンパクトなサイズに対して枚数も多いのがウレシイ。
味の種類も多く、期間限定もあったりする。

ロイズの本社は札幌市内にありますが、近年大きな話題になったのが隣の当別町にある工場近くを通るJR札沼線(学園都市線)に、新たにロイズタウン駅を作ってしまったこと。
現時点で北海道で最も新しいこの駅は、工場兼直売所まで徒歩7分ほどの立地。日中には無料のシャトルバスも走っています。ここでは工場見学も可能で、1つの観光名所として発展しつつあります。

ロイズタウン駅。
これがロイズタウン駅そばの工場。
JR札沼線の数少ない観光スポット。

羊ヶ丘ドーム

ズバリ。札幌ドームです。
羊ヶ丘というのは地名のことで、あのクラーク博士の像の写真でよく見る羊ヶ丘展望台で知られています。

福住駅方面から見た札幌ドーム。

ちなみに、札幌ドームと羊ヶ丘展望台は、どちらも住所は同じ『豊平区羊ヶ丘1番地』なのですが、ちょっと距離が離れています。札幌市民側からすると、同じ住所だということに驚くかもしれません。
両方観光しようとするのなら車やバスを利用しましょう。

Googleマップより。本当に同住所でいいのか…?

現在はJリーグの北海道コンサドーレ札幌のホームスタジアムでもあります。
スポーツ以外にも、各種イベントやコンサートが行われており、かつては次世代ワールドホビーフェアなんかも札幌ドームで催されたこともありました。
超人気グループのコンサートが行われる日には、札幌駅を23時過ぎに出る旭川行きの臨時特急が運行される。なんてこともあったり。
地下鉄東豊線の終点。福住駅から徒歩10分程度の場所にあります。東豊線をもう少し南に延伸出来ないか。なんて計画もあるにはありますが、なかなか前向きな話は出てきていないです。

駅からドームの道中にはこんなマンホールも。


桃鉄札幌駅の紹介は以上となります。
こんな感じで、他のマスの駅も紹介していけたらと思いますが、最初に言ってしまうと北海道内全ての駅に行って解説するのは流石に現実的に無理だと思います。利尻や礼文とかポンと行けるものでもないですからね。
また、今回の札幌は割と細かいお話も交えてみましたが、駅によって解説の濃さもバラつきが出てくるかと思います。
どれだけ続けられるかわかりませんが、少しでも面白いと思ってもらえたら嬉しいです。

それではまた次の駅で!

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