桃鉄令和のマスの駅はどんなところ? #02~銭函駅~
Switch用ソフト「桃鉄令和」に登場するマスの駅を紹介する記事の2回目。
今回紹介するのは銭函駅です。
はい、物件駅だけ紹介するとは言っていませんよ。
ゲームの攻略には欠かせないヘリポート駅。
飛べる先にたった5マスしか離れてない千歳が入っていた時のハズレ感を味わった社長さんたちも多いかもしれません。
そんな銭函駅はどんな駅なのか。解説していきます。
銭函駅は札幌から函館本線を小樽方面に向かい、札幌市から小樽市に入って最初の駅。つまり小樽市で最も東に位置する駅になります。
函館本線はこの銭函駅を境に海岸線に沿って小樽へ向かう絶景ポイントに入ります。
銭函という地名は、この辺りの海でかつてニシンが大量に捕れたことから名付けられているとか。
そんな駅名にあやかってか、駅のホームには『銭函』がオブジェとして置かれています。
かつてはホーム上に吊るされていたのですが、安全面から現在はこのように下ろされています。
2面2線の有人駅。ホームの間に中線と呼ばれる線路があり、駅構内には3本の線路が通っています。
この中線には、隣のほしみ駅終着の列車がここまで回送され、折り返しほしみ駅発の列車として向かう時に使われています。だったらこの銭函発着にすればいいんじゃないの?と誰もが思うところですが、残念ながら線路の配線や設備の関係で銭函駅のホームがある線路から折り返し運行することは出来ないようになっています。
銭函駅に停まるのは普通列車のみで、快速エアポートは通過してしまいます。
ただし2024年3月のダイヤ改正から、日中時間帯に1時間につき1本の快速エアポート(小樽~手稲が各駅停車になる)が停まるようになり、乗り換えなしで空港まで行けるようになります。特別快速タイプは変わらず通過のまま。
銭函駅は北海道最初の鉄道とされる札幌~手宮(小樽)間の幌内鉄道の開業に合わせて生まれた駅。若干の移設もあったようですが、1980年以来の長い歴史を重ねています。
開業当初から駅では『酒まんぢう』が立ち売りされており、なんとこれが北海道の駅弁のルーツと言われているとか。まんじゅうを弁当扱いしていいのか?という細かいことは気にしないでおきましょう。
かつてはこの地域に北海道薬科大学があり、そこの学生利用も多かったのですが、2015年に札幌の手稲地区に移転(後に北海道科学大学と統合)されて以降、利用客はやや落ち込みました。
駅前は日本海が間近に見える位置にありますが、駅から内陸側に650mほど離れたところに国道5号が横断しており、少し小樽寄りに進んだ桂岡地区を中心に商業施設も構えています。
駅周辺もオシャレそうなカフェ等に混じり、昔ながらの漁師町を思わせる飲食店もあります。
駅近くには豊足(とよたり)神社が建っており、ここにはなんと日露戦争で使われるも壊れてしまった露軍の機雷の残骸が保管されています。
駅を出て海沿いを東側に進んでいくと、銭函海水浴場があり、シーズンは海水浴客で賑わいます。
あいにく真冬で雪が積もっているため入り口がどこなのかすらわからない状態でしたが…。
せっかくなので更に道を進んでみて納めた写真も載せておきます。
なお、この辺まで来ると実は隣のほしみ駅の方が近くなったりします。
札幌と小樽の中間かつ、新港がある石狩市へのアクセスも出来る立地を生かしてか、倉庫や工場が目立つのも特徴。
と、ここまで紹介してきて「ヘリポート要素どこにもないのでは?」と言えてしまう場所だということがわかると思います。
銭函周辺にヘリが降りれる場所がどこにもないわけではないみたいですが、地形的にもかなり限られるかと思います。
以上が銭函駅および周辺の紹介でした。
他のヘリポートマスから銭函に飛んできた後の社長と秘書はここで何をしていたのか。自由に想像してみるのもひとつの楽しみ方ではないでしょうか。
また次回、お会いしましょう。
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