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映画鑑賞「宇宙人のあいつ」 230602

映画をタイトルだけで選んでみたPart1

映画はいつも吟味してから決めたいタイプ。
と言いつつ、毎回行こっかな~って数日前に思い立って何となく映画を探して結局見ないなんてザラですね、本当に映画好きなのか聞きたい(映画好きに月鑑賞下限数とかないけどね)。

前回いつ映画館に行ったかな~と思い返したら、2月のBTS映画でした。
そこから3か月は何も映画を見てない。もうそろそろ映画好き名乗るのをやめるか?笑

そんなこんなで(?)映画を見ないこと早3か月。
SUGAのライブのために6月2日~5日まで全てのスケジュールを空けていたのに、全くもってお席が用意されなかったので…バイトも久々にないし、予定詰め込むか~!!となりました(私の頭に「家でのんびり」の概念はありません)。

そんな「予定詰め込むか~!!」の初っ端6月2日。
高校の友だちとコナンを見る予定だったけどドタキャンされました。まあそういうこともあるよね。
かといって、私はコナンファンではなく…友達の付き添い~ハマれば丸儲け~くらいの気持ちだったので、あまりコナンを積極的に一人で見ようという心にはならず。
ただ映画見たい欲はあるんですね(いいことだ)。

そこで研究室の後輩が「当日ぶっつけで映画館に行って、ポスターも見ずにタイトルだけで映画を見る」という面白そうな遊びをしているのを思い出して、その子ともう一人の後輩に選んでもらいました。最高じゃん。
かれこれ何か月も映画館に行ってない割には、新作の内容とかは結構追っていたので、私はタイトルで選ぶなんてことは出来ませんでした。

そんな彼らが選んでくれたのは「宇宙人のあいつ」「波紋」。
「宇宙人のあいつ」はタイトルの漂うB級感(ごめんなさい)に引き寄せられたらしく、2人とも即決でした。だろうね。
「波紋」は片方の子のセレクト。「渇水」も気になると言っていたから、熟語?漢字の羅列?に弱いのかもしれないです。ちなみに「雪道」も気になるらしい。絶対熟語好きじゃん。

そんなこんなで「宇宙人のあいつ」「波紋」を観てきました。
「タイトルだけで決めよう」の本筋は「宇宙人のあいつ」なので、記事的にはこちらの方が背景(おおげさ)をふんだんに書きますが、私が先に見たのは「波紋」。その後「宇宙人のあいつ」。
これは私の超個人的な備忘録なので、一応時系列は書いておきます。

Kino Cinema天神に到着しない

取り敢えず最寄りの駅から博多→バスで天神へ…の流れなのですが、まさかの新しいパンプスがぱっかぱかで歩きにくいわ靴擦れしそうだわで、急遽9時から空いてる100均へ。
足先と踵に貼るタイプのジェルマット?的なのを無事装着しますが、それでも若干大きい…もう2度とインターネットで靴は買わないぞ(n回目)と思いながら、急いでKinoCinemaに向かいました。
湿気と汗で髪は爆発してました、私の朝の支度時間が1時間で無駄に。美容ってそういうもの?(多分違う、勉強&対策しよう)
そして無事に9時25分頃到着。

大学生料金で買ったので、学生証とiPhoneに表示される電子チケットのQRを見せる気満々でいたのに、まさか全く確認されず。マジですか。
ちなみに「波紋」「宇宙人のあいつ」どちらも確認されなかった…チケット買わなくてもワンチャン見れてしまうのでは?と急に悪魔が囁いてきたけれど、まあ今回はネットで事前予約したし(そうしないと当日に行くのが面倒くさくなって、結局行かないので)、ちゃんとお金は払わないとねという超一般常識がちゃんとブレーキをかけてくれました。

そんなこんなで「波紋」を見た後に「宇宙人のあいつ」を観ました。
「波紋」終了10分後に始まるので、急いでトイレに行ったけれど、ロビーに10人以上の待ちの方々がいて「これは『宇宙人のあいつ』はもしかして人気作なのでは?」と思いましたが、テリファー待ちだったみたいでトイレから出てきたころには、ジュースを買う数名しかロビーにいませんでした。
そして私はギリギリのスケジュールで鑑賞するため飲み物を買うことが出来ず。本気で映画館で熱中症になったらどうしよう、ダサすぎると心配になりました(TMI)。

やっと本編

今回は全く内容を把握せずに見に行ったので、洋画なのか邦画なのかも知らなかったけれど、まあタイトル的に邦画だろうという気はしていました。当たったね。
シアターに入る前に飾ってあるポスターをチラ見したところ、4人(男3人+女1人)が横並びでいて、しかも家のなかっぽい。これはもしや家族系か友達シェアハウス系か?と勘繰りだしました。

KinoCinemaの良いところは幕間がほぼゼロと言っていいレベルに短いところ。シネコンは短くても5分はあるし、長いと13分とかあるし。
本当待てない…と思いつつ、その幕間で次見たい映画が出来ちゃったりするので結局企業側の思惑通りなんですよね、悔しい。

本編始まる前の配給会社で邦画だろうと思い、やっぱり邦画でしたね。

そして何かが目の前をぎゅんと飛び去るシーン。
伊藤沙莉ちゃんとバナナマン日村さん、柄本時生さんの号泣ハグシーンから始まりました。
火事の現場からアイスをピックに刺して(多分ピノ)出てくる柄本さんに、ビッグなみたらし団子を持ってくる伊藤沙莉ちゃん。もうこの時点で「ギャグありのコメディ」だと確信しました。ていうか、日村さん?!というね。
なんなら彼は宇宙人役の中村倫也の2番目…以上にフォーカスされていて良い味出してました(上から目線辞めろ)。

まああらすじとしては…
・4兄弟の次男日出男は土星から派遣された宇宙人(トロ・ピカル)でもう帰星の時間
・長男は焼き肉屋の跡取り、長女(4兄弟の3番目)はごみ処理施設で働き、三男(4兄弟の4番目)はガソリンスタンド勤務。
・長女はクズ男との間に子供が出来るが、結局シングルマザーに
・三男はガソリンスタンドで旧友に出会い、過去の因縁で執拗に嫌がらせされるが、日出男の力で良い奴に改心させた
肝心の日出男だが、土星は争いがないため、争いの元になる「家族」を調査するのに派遣され、土星に家族を連れて行かなくては刑務所に入れられてしまう…結局長男がくじ引きで決まるが、土壇場での日出男の判断で1人で帰星することになる。そして冒頭のシーンへ…。
ラストシーンで生まれた長女の子供が日出男の声(というか幻聴レベルの「心に語り掛けてます」系の声)で「じゃらららら~」(土星語で「またね」的な感じ、たしか)と言うので、彼が戻ってきた!と希望に満ちたところでEND。

感想

良くも悪くもギャグに振り切ってるし、まあ笑えないわけではないんだけど、普通にギャグが薄くてそんなに~??って感じだった。
けど、役者の方の愛嬌で何とでもなる映画。
ウナギの下りはまあ必要だったのか?なんか流れも見えてるし、なくてもいいのでは?感はあったけど。
なにより長男のキャラが凄くハートフルで良いし、日村さんの人の良さが役にまでにじみ出ちゃってるのが良かったです。キャスティングの勝利。

でも南海キャンディーズの山里さんがスッキリのコーナーよろしく出てくるのは寒いです。元ネタ知ってるから、めっちゃ狙ってキャスティングしてウケ求めに行くのは、わたし的には無しです。わたし的にはね。

監督の飯塚健さんって他の作品なにを撮ってるんだろう~って調べたら、重松清原作の「ステップ」がありました。「ヒノマルソウル」「荒川アンダーザブリッジ」とかも。
もしやB級とか言ったら怒られるのでは?という疑惑。

わたしが好きだったシーンは、日出男が3人それぞれとの思い出を振り返るシーンです。
三男とはブランコ、長女とはバレンタインチョコ、長男とはブルーハーツ。
みんな日出男のことが好きで、日出男が新しいことに目をキラキラさせてるのが本当に純粋って感じで可愛かったです。

長男が不意に言い放つ名言っぽいものたちは、まあべたっちゃべただけど良かったなあと思うし、シングルマザーになりますって長女にちゃんと怒りつつも「でも両親はおじいちゃんおばあちゃんになれたって喜ぶのかな」と楽しいことに帰着させてるのが素敵でした。
こんなベタな話とか言葉が上っ面にならないのも日村さんのおかげかな。

終わりに

ありですね、映画をタイトルで決めよう企画。
多分私だったら選ばないタイトルだし、普通に面白い方の映画だったし。気楽に見れてよかったです。



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