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暑いので地球温暖化を防ぐブルーカーボンについて学ぶ

夏が暑すぎるので根本的に気温を下げるためにはどうしたらいいか、そうだ、ブルーカーボンだ(とはならない)。
ネット記事を読んでいて、気になったので調べてみました。


ブルーカーボンとは

ブルーカーボン(Blue Carbon)とは、海洋生態系によって吸収され、蓄積される二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスのことを指します。

具体的には、海草藻場、マングローブ、塩性湿地などの沿岸生態系が大気中の二酸化炭素を吸収し、有機物として蓄積するプロセスを指します。

これらの生態系は、陸上の森林と同様に炭素を貯蔵する能力があり、温室効果ガスの削減に寄与します。

ブルーカーボンの保全や回復は、気候変動対策の一環として注目されており、また、生物多様性の保護や沿岸地域の防災・減災にも寄与します。

下水道ブルーカーボン

下水道ブルーカーボンとは、下水道システムを通じてブルーカーボンを活用する取り組みを指します。

具体的には、下水処理過程で発生する副産物や、下水処理施設が立地する沿岸域や湿地などの環境を活用して、二酸化炭素を吸収・固定化する技術やプロジェクトを意味します。

以下のようなアプローチが考えられます:

1. 下水処理施設と沿岸生態系の連携

  • 処理水の活用: 下水処理施設から排出される処理水を、マングローブや塩性湿地、海草藻場などのブルーカーボン生態系に適切に供給することで、これらの生態系を育成・強化し、炭素吸収能力を向上させることが可能です。

2. 下水処理プロセスの改良

  • バイオマスの利用: 下水処理過程で発生する有機物やバイオマスを利用して、炭素を固定化する技術を導入することで、炭素を大気中に放出せずに処理することができます。

  • カーボンネガティブな技術: 下水処理施設で発生するバイオガスをエネルギー源として利用し、発電や暖房に役立てることで、全体の炭素フットプリントを削減します。

3. 持続可能な都市インフラの一部としての役割

  • 緑地・湿地の創出: 下水処理施設周辺に湿地や人工池を設置し、都市部におけるブルーカーボン生態系を創出することで、炭素吸収だけでなく、生物多様性の保全や都市のヒートアイランド対策にも寄与します。

4. 環境教育と地域貢献

  • 教育と普及活動: 下水道ブルーカーボンの取り組みを通じて、地域住民に対して環境保護や気候変動対策の重要性を教育し、地域全体での持続可能な都市開発に貢献します。

ブルーカーボン事業を応援するには

ブルーカーボン事業を応援するためには、個人や団体としていくつかの方法があります。以下にいくつかの具体的な方法を挙げます。

1. 寄付や資金提供

  • 環境団体に寄付: ブルーカーボンに関わるNGOやNPO、研究機関に寄付をすることで、プロジェクトの資金をサポートできます。

  • クラウドファンディングに参加: ブルーカーボンプロジェクトのクラウドファンディングに参加し、資金調達を手助けすることも一つの方法です。

2. ボランティア活動

  • 植樹活動に参加: マングローブの植樹や湿地の保全活動などにボランティアとして参加することで、直接的にブルーカーボン事業をサポートできます。

  • 環境教育プログラムに協力: 地域で行われているブルーカーボンに関する教育プログラムやワークショップに協力し、知識の普及に貢献することができます。

3. 持続可能な消費を実践

  • エコ製品の利用: 持続可能な製品やサービスを選ぶことで、間接的にブルーカーボンや環境保護活動を支援できます。

  • 地元のブルーカーボン製品を購入: 地元の漁業や農業がブルーカーボン事業を取り入れている場合、その製品を購入することで支援することができます。

4. 情報発信と啓発活動

  • SNSでのシェア: ブルーカーボンの重要性や活動をSNSでシェアすることで、多くの人に情報を広め、関心を持ってもらうことができます。

  • ブログや記事の執筆: 自身のブログやSNSでブルーカーボンに関する情報を発信し、読者に啓発活動を行うことも効果的です。

5. 政策提言とアドボカシー活動

  • 地元政府への提言: 地元の自治体や政府機関に対して、ブルーカーボンに関する政策の導入やサポートを提言することができます。

  • アドボカシーグループに参加: 環境保護を目的としたアドボカシーグループに参加し、ブルーカーボンの推進に向けた活動を行うことも一つの方法です。

6. ブルーカーボン認証プロジェクトの利用

  • ブルーカーボンクレジットを購入: ブルーカーボンの取り組みをサポートするためのカーボンクレジットを購入し、プロジェクトに貢献することができます。

というわけで、僕も応援しようと思いました。

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