新型コロナウイルス感染症（COVID－19）の対応について（一般向け）
新型コロナウイルスって怖いですよね。未知の物（ウイルス）に怖がるなと言うのはとても難しいことです。適度に怖がれっていうは何なんだよという気持ちも解ります。
なので、怖がるなとは言いません。怖がることは大事ですが、パニックにならない事が最も重要です。
まず、今元気な人がすることは、
１、人ごみに行かない
２、石けんで手を洗う（あればアルコール消毒）
３、コマメにうがいをする
４、しっかり睡眠をとる
５、栄養のある食事をとる（できればよく噛んで）
当たり前のことを書くんじゃない、特効薬を出せとおっしゃるかもしれません。ですが、現状この感染症に特効薬はありません。
なので「菌（ウイルス）を付けない、減らす、菌（ウイルス）に抵抗する体力を蓄える」という当たり前の対応が現状は、一番の対策になります。
マスクは、ウイルスを直接防ぐ効果はありません。手についたウイルスが口や鼻に直接接触するのを防いでくれるだけです。これは、手洗い、うがいでも一定の効果が期待できると思われます。https://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/11/dl/s1120-8l.pdf
次に、発熱等の症状がある方で新型コロナウイルスに感染しているのではとの不安がある方は、感染しているという前提で行動すること、感染を拡大させないことが大事になります。
対象者は次のとおりです。https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000596905.pdf
・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が４日以上続いている。（解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます）
・強いだるさ（倦怠感）や息苦しさ（呼吸困難）がある。
※ 高齢者や基礎疾患等のある方及び妊婦は、上の状態が２日程度続く場合
（小児は現時点で、重症化しやすいとの情報がないので成人と同様の対応です）
やることは、次のとおりです。
１、発熱等の症状がある場合、出勤通学を控える
２、1の場合の体温測定、体調の記録
３、保健所に「電話」で相談（9－17時）
４、対応できる病院での受信
どうしていいか分からない場合には保健所に電話相談して貰えれば大丈夫です。
保健所への相談時間はお役所仕事だからという事ではなく、この時間帯が一番マンパワーが充実しているからです。24時間いつでも対応しろというのは保健所職員の消耗を招きます。
病院の受診については、どの病院でも良いということはなく、新型感染症なので、訓練を積んだスタッフ、充実した設備のある病院で受診する必要があります。
ただ、どの病院についてもキャパシティがあるので優先順位を付けた対応になるかと思われます。
発熱があるからすぐに、救急車を呼ぶ、近医を受信するという事は絶対に避けてください。もし新型コロナウイルスの感染者である場合には救急隊員、看護師、医師への感染拡大の恐れがあります。一方、あなたが感染者でない場合、インフルエンザ等の病気を貰う恐れがあります。
続いてコロナウイルスの検査についてですが、特効薬がない現状、全員に実施する意味がありません。各自治体の衛生研究所でのキャパシティに応じて、優先順位を定めて実施をすることになるかと思われます。
また、全員に検査を行ったとしてら、偽陽性（コロナに感染していないけれど、陽性の結果が出る）偽陰性（コロナに感染しているけれども、陰性とでる）といった結果が出てかえって混乱が生じる事態もそうていされます。
医療において、意味のない検査は実施されません。冬の定番ノロウイルスで説明を行うと、胃腸炎症状の患者のノロウイルスのPCR検査は行わないません。薬がないですし、症状が治まってしまえばそれで終わりだからです。
それに対し、調理従事者はPCR検査で陰性確認を行うことが大事になります。ウイルスに感染した状態で調理を行うと食中毒が起こる恐れがあるからです。
なので現状むやみやたらに検査を求めることは意味がないどころか、各所の負担の増大になってしまうので、少し落ち着いて考えてください。
最後に、繰り返しになりますが、怖がることは大事ですが、パニックにならないようにして下さい。
参考ページ
手洗い練習スタンプ おててポン 子供の手洗い練習に
https://www.shachihata.co.jp/products/new_item/otetepon/index.php
もしかして新型コロナウイルス感染症かなと思ったら 病院を受診するメリットとデメリット
各省庁による情報発信 本田あきこ議員HPより
各都道府県の相談窓口 首相官邸HPより
コロナの検査数が少ない理由について
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