【FX:ドル円 2023.8.31】トレードポイント振り返り
今回は、米国時間2023年8月31日のドル円のトレードポイントについて振り返ってみたいと思います。
結果は建値撤退でした。
1. トレード概要
通貨ペア: ドル円
トレード: ショート
損切幅: 20pips
想定利幅: 76pips
想定リスクリワード: 1:3.8
2. 環境認識
2-1.日足の環境
日足は、若干方向感がない局面ではありました。
一度高値を抜けたものの、その後は押してきており、今一つ伸びきれていない状況でした。
仮に一旦の高値を付けたとすると、グランビルの法則により、日足のMAまでの回帰がありうるポイントでしたが、日足のMAは上向きですので、方向的にはまだ上とみるべき局面です。
2-2. 4時間足の環境
このような環境下、4時間足レベルでは、下落トレンドであり、4時間足のMA(水色)も上向きから水平にまで変化しているところでした。
さらに、このポイントでは、赤の三角のようにきれいに過去の高値に反発しているポイントであり、一定のレジスタンスが期待できる局面でした。
2-3. 1時間足の環境
一時間足では、一旦高値を切り下げており、少なくともこの時点ではトレンドがない状況でした。
私としては、非常にきれいなレジサポラインが効いているポイントでしたので、ここで紫矢印のような形でダブルトップを形成してくれば、一時間足レベルのトレードとしてエントリーできればと思っていました。
2-5. 15分足の環境
実際のエントリーは15分足で行いました。
一時間足の切り下げポイントとしては、若干甘いとも思いつつ、1時間足の高値切り下げポイントの中の15分足Wトップのネックライン割れでエントリーしています。
1時間足の高値切り下げが甘い一方で、15分足レベルでもレジサポラインが確認できたことが一つのサポート材料になっています。
3. エントリー可否の検討
1. 抵抗帯確認
これは、エントリー当時はあまり意識していなかったのですが、今振り返ってみると、4時間足レベルで直下に抵抗帯として認識できる帯が引けたかもしれません。
これは、正直見逃しポイントであった可能性ありです。
2. リスクリワード
いつも通りですが、チャネル・MA・目立つ高安値をターゲットの候補にしており、今回は今回のターゲットは日足のMAラインを考えていました。
想定利幅は76pips、損切幅は20pipsでした。
したがって、想定されたRRは1:3.8です。
3. レジスタンスラインの有無
ここまでみてきた通り、4時間足、1時間足、15分足と、それぞれの時間軸において損切ラインを支える十分なレジサポラインがありましたので、この基準はクリアしていた認識です。
4. 一時間足MAの傾き
エントリー足の21本前のローソク足は黄色の縦線のところであり、時間の経過とともにレートが上向いてくるところでした。
したがって、時間の経過とともに現在のレート付近であっても、一時間足MAは下を向いてくる場面であり、これはグランビルの法則のMAの収束・拡散の場面であると言えます。
4. 結果
赤矢印のポイントでエントリーし、段階的に損切ラインを引き下げていきましたが、残念ながら下げ切らず、引き下げていた決済ラインにかかり、建値撤退となりました。
見逃していた懸念点があったとすれば、抵抗帯でしょうか。
残念ながらエントリー時点では見えておらず、後になって振り返ってみれば、そのラインが効いているように見えてきます。
こういった抵抗帯の存在を事前に把握することが大事だということが身に染みたトレードでした。
今回は以上となります。
皆様の参考になれば幸いです。