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<テック×ビジネスに鋭く切り込むYouTuber> TechAltarの世界

今回の「YouTubeで学ぼう」は、鋭い切り口でテクノロジー情報を提供してくれるTechAltar(テックアルター)。

テック×ビジネスのプロが作るコンテンツは、無料とは思えないクオリティに仕上がっていますよ。

TechAltar(テックアルター)とは

ハンガリー人でOPPOのProduct Expertとして活躍した経験のあるMarton Barcza(マートン・ボルザ)によって2014年に誕生したYouTubeチャンネル。

「消費者向けテクノロジーの過去・現在・未来についてのビデオ・エッセイ」を謳い、
示唆に富むコンテンツを6年にわたって配信し続けています。チャンネル登録者は46万人。

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Marton Barcza(マートン・ボルザ)
ハンガリー出身。ブダペシュト・コルヴィヌス大学で経済学を専攻。中国人民大学にも交換留学し、KPMGやGoogleでのインターン経験あり。
卒業後は中国のスマートフォン会社OPPOに就職し、深センやアジア地域で顧客関係やPRを担当する。

OPPO在籍中に立ち上げたYouTubeチャンネル "TechAltar" は46万人の登録者を誇る (2020年4月現在)。口コミアプリを開発するCcrowdの共同創設者としても活躍中。
(経歴はLinkedInより)

世界基準のテクノロジートピック

TechAltarが専門とするのは、スマートフォンや家庭用パソコンなどの「消費者向けテクノロジー」。

この分野の主要プレイヤーは、アメリカや韓国、中国などの企業です。(2019年、全世界のスマートフォン市場において日本の企業はトップ10にすら入っていません。ちなみに10位Tecnoのシェアは1.2%)

TechAltarはこうした「最前線」で戦う猛者たちに焦点を当て、日本ではなかなか得られない貴重な知見を発信してくれますよ。

↑ OPPOから派生したスマートフォンブランドのRealme。ローンチから約1年で世界シェア7位まで爆発的に成長しました。その軌跡と今後の展望は?📲

鋭いビジネス視点

ホストのマートンは大学で経済学を学び、OPPOではPR寄りの仕事をしていました。これが他のテック系YouTuberとひと味違うところ。

ビジネスやブランド構築など、多角的な視点でテクノロジー業界の趨勢を俯瞰しています。

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↑ グーグルがChrome以外のブラウザを妨害しているのか、という疑惑にせまった動画 📹

また、マートンが時折みせる毒舌も相まって

マイクロソフトはユーザーに愛される検索エンジンを作ったことがない。
フェイスブックの「約束」を信じるべきか?答えはおそらくノーだ。
ベゼルレスのスマホは美しいが、ダサいノッチ付きで必要以上に画面が割れやすく、操作も複雑になりがちだよね。

唯一無二の世界が出来上がっていますよ。

実は彼が話す英語がハンガリー訛りということもあり、慣れていない方は聞き取りづらいかもしれません。それでもゆっくり視聴すれば十分理解できますよー!パソコン視聴では日本語の自動翻訳字幕も使えます。

字幕の付け方はこちら ↓

確かな情報クオリティとコミュニティ戦略

「憶測をもとに斬新な持論を展開する」ことなら誰にでもできます。
しかし、TechAltarはそんなコンテンツを嫌うでしょう。

記事ソースをしっかりと示すことはもちろん、グラフなどの数字で語ることを徹底しています。ときには動画に登場する会社のCEOにインタビューをすることもあり、主張には説得力がありますね。

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↑ 新興検索エンジン Startpage.comCEOにインタビューするマートン。ヘッドホンとの妙な一体感がポイント 🎧

また、OPPOのカスタマーフォーラムを運営していたマートンはソーシャル戦略にも長けています。

TwitterやInstagramなどをフル活用し、PRだけでなくコンテンツにもバンバン利用してるんです。
視聴者に「自分の意見が反映される!」という印象を持ってもらうのは人気YouTuberへの近道です。

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↑ Twitterポールで新しいGalaxyの評判を聞くことも。テクノロジー愛あふれるフォロワーの世論は参考になります 📊

TechAltarおすすめ動画ベスト3

1. マイクロソフトは、どのように米軍との「1兆円契約」をアマゾンから勝ち取ったのか?

米軍との100億ドル(約1.1兆円)におよぶ大型契約を巡って、マイクロソフトとアマゾンが争っていたことをご存知ですか?
鍵を握るのは、アメリカを代表するあの方…!
文句なしのイチオシ動画です。

2. グーグルが他の検索エンジンを助ける理由

ブラウザとうってかわって、検索エンジン業界では他社を快くサポートするグーグル。毒舌全開で真相に迫ります。

3. サムスンがファーウェイを勝たせるワケ

破竹の勢いで成長するファーウェイ。しかし業界シェア1位のサムスンは余裕の表情?

さいごに

いかがでしたか?
ユニークな視点でテクノロジー業界を深く分析してくれるTechAltarは、僕のお気に入りチャンネルのひとつです。

グーグルやマイクロソフトなどの隠れた戦略を知ると、「その手があったか!」といつも関心してしまいますね。

ガラパゴスと呼ばれる日本では、良くも悪くもグローバルなトレンドとはかけ離れた製品と情報が溢れています。

それを理解しつつ、世界と日本両方のテック市場のトレンドを学ぶことは有意義で楽しいと思います。

皆さんもぜひTechAltarを見てみてください!

このノートを書いた人

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Neil(ニール)
ecbo (荷物預かりプラットフォーム) とプログリット (英語コーチング) でUI/UXデザイナーとしてインターン。現在はIT企業でデザイナー。 ハワイの高校。大学では法学を専攻。もともとはminiruとしてnoteを運営。

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