周易、どうでしょう?(2.坤為地)
御覧下さり、ありがとうございます。
さて、続きまして、その2の坤為地に進みます。
2.坤為地
一番最初の乾為天は内卦及び外卦が全て陽の卦に対し、
次の坤為地は内卦及び外卦が全て陰の卦になります。
乾為天が昇龍であり、天辺や物事のピークを顕す卦男性的なものに対して、
坤為地は全て陰。内に籠る、内観する、受け身的、
女性的になすがまま、全てを受け入れる、
従順のようなおとなしいイメージがあります。
どちらが良いとかではなくて、
どんなに元気な人でも、ずっと外向きの顔ではなく、
帰宅してホッとして、ゆっくり休んでのんびり〜となると、
また違う表情ではないかなと思うのです。
むしろこの卦が出たときは、
今まで動いてきたものが静になる、
次に活動するために休んでゆっくり内観して、
準備を整えておきましょうとも取れるのですね。
積極的に動くのではなく、よく相手を伺ってみる、
御自身を整える事が良いでしょう。
そしてこの坤為地は暦でいう冬至の卦でもあります。
冬至は御存知の通り、夜が一年の内で一番長い日ですね。
でも冬至を境にして、今度は夏至(乾為天)に向けて、
少しずつ少しずつ日が延びていくのですね。
まさに陰極まり陽となるといったところです。
一陽来復の言葉は陰から陽の卦が差し込んできて、
新しい一年を迎えるスタートとなるので、
そこから来ております。
易者さんの新しい一年もここからスタートなので、
冬至に新しい一年はどのような一年になるか、
投げ算木をする方もいるんですよ。
(投げ算木でなくても、卦を立てて、
新しい一年の指針にする方が多いですね)
これを書いているのは9月になるので、
まだ冬至は先なのですが、
今年の冬至は南瓜を頂いたり、
柚子湯に浸かるもいいですが、
陰極まりて陽となるのを思いながら、
キャンドル灯してみるのもオツな過ごし方かもしれませんね。
後書き
季節やそれに纏わる二十四節季などの意味を
ちゃんと覚えてそれを活かすようにと、
常々私の後ろの見えない人(守護霊ですかね)に
言われてきました。
そんな事を言われて、どうしてなんだろう?と思っていたら、
易の卦は季節に纏わるものがほとんどだからなのでした!
こんなところに繋がりが?!と思うような面白い発見でした。
これからも季節の廻りと共に、
運気の季節はどうなのか?を見つめていきます。
またどうぞ、お付き合い下さいね♪
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