夜の駄文
毎日書こうと思っていたのに日が空いてしまった。
私は本当に怠け者なので、筆が乗らないことも多々ある。
本日は約一ヶ月ぶりのオフでサービス業である私にとっては目下稼ぎどきのためこのタイミングでのオフは本当に貴重だった。
私はお金を稼ぐが好きだ。
あまり浪費する方ではなく、比較的貯めるタイプなのだが、お金があるという状態が好きで、少しでも多く稼ぎたい。
だからあっちこっちで仕事をして、ほとんど休みがない状態になることもしばしばあり、体力的に限界を迎えることも少なくない。
殊にサービス業や営業を得意としているため、休みの日には極力人に会いたくなくなるし、家に引きこもって溜まった家事をして、家の居心地を整えたり、積読を処理したり、映画を見たりして過ごす。
私生活に支障が出ていると思う方も多いだろう。
ではどうして好きなのかを明確に言えていなかったのだけど、先日読んだ本に
「お金があれば、したくないことをしなくて済む」
というセリフがあって納得した。
「汝、星の如く」である。
私は大変捻くれたところを持ち合わせているので、本屋大賞を受賞し、至る所に広告が並ぶような本を少し毛嫌いするところがあるのだが、文章の内容を抜粋したのであろうキャッチコピーに惹かれて買ってしまった。
面白かったとか、泣いたとか、そうういうことより、「読んでよかった」と思った。
人生について考える糧になる本だと思う。
今朝、母に久しぶりの休みであることや、最近はかなり働いたから、来月の給与は余裕があるので行きたがっていたアフターヌーンティーを奢ろうかと話した時、
「いいわね。稼ぎの良い女はモテるから」
とい言われた。
面白すぎて笑いながらそうねとしか言えなかった。
確かに女としてモテるのは大切と思う。
それが全てだとは思わないが、モテるに越したことはない。けれどそれが全てになっているここまで潔い女性を私は母以外に知らない。
人にはたくさんの価値観があると思う。
モテることが大切な人、自分の夢が大切な人、仕事が大切な人、友人との会話が大切な人。
そのどれが一番でも素晴らしいと思う。
私には明確な一番がない。
モテることも、夢も、仕事も、趣味も、友人も全部大切で、全部一番だと思ってしまう。とても強欲なんだと思う。少し自分が嫌になった。
器用貧乏とはよく言ったもので、やろうと思えばなんでもできてしまうから、一つのことに決められない。これが自分の一番ダメなところだと思う。
最近は文章を書くことにハマっている。
エッセイを書いて人に読んでもらいたいと思う。
これが続くことを願っているし、金銭に結びつけばいいなと思っているがなかなか難しいことであることも知っている。
こう考えると、私の一番は「お金を稼ぐこと」なのかもしれない。
なんか嫌だな、こういう人間、嫌ですよね。
でも、お金があれば、嫌なことをしなくて良いのは事実なんですよ。
私は結婚願望があるタイプではあるのですが、どうしてもって思っているわけではない。自分の人生の責任を他人にとってもらおうとは思わない。でも、1人でいるのは寂しい。怖い。
だから家族を作りたいんだろうなと思います。
一緒にいて孤独を感じない人がいいんだろうな。
でもこれって真理な気がする。
恋人がいても、結婚してても、孤独な人はいます。
正確には人間なんて応にして孤独です。
だけど時々、「この人といたら、孤独なこと忘れるな」ってくらいスッと心に入り込んでくれる人がいます。
「そんなの待っていたら、いつまでも結婚できないよ」
という人もいいるけれど、自分のこれからの一生を左右するような相手に妥協はしたくありません。
私は部屋に飾るインテリアすら、三ヶ月吟味してしまうタイプです。
だから、吟味してそれでも心に入れたいと思った人だけで十分です。
それは私の弱さでもあるのかも。
この人と一緒にいたら、私らしくいられないな。居心地が悪なと思ったらすぐに距離を取りたくなる。
人間関係で心を病んだことがあるので、なおさら居心地の良さは大切。
ではその人が居心地がいいとどうやって決めるのか。
連絡が来た時ににやけてしまうとか
美味しいご飯を食べた時に思い出してしまうとか
その人といると時間があっという間とか
隣にいると息がしやすいとか
良い作品を見たときに見せたいと思うとか
そういう感覚を大切にしているきがします。
感覚でしか生きていないから、うまく言語化できないけれど、自分が間違ったことをしても、この人は理解しようとしてくれるだろうなという安心感だと思います。
この間違ったことというのは、法に触れるとかではなくて、その人とって嫌なことという意味です。
怒られるのも、怒るのもとにかく苦手なので、一旦理解しようとしてくれる人は本当にありがたい。それが私が悪かったなら、ちゃんと認めさせて欲しい。
過去私が最も居心地が良かった人が、最近体調を崩しました。
元々持病がある人でしたが、かなり動揺してしまって、別れなければ良かったのかなとか、こういう時に連絡が来るのは何かしなければいけないのかなとか、してあげられなかったことばかりが目について、ずっと泣いてました。
泣くことすら、被害者ぶっているみたいで嫌でした。
彼の病気に関して、理解がなかったわけでも、それが理由で別れたわけでもないのですが、心の溝を埋められなくなったきっかけではあったので行き場のない罪悪感と自己嫌悪で押し潰されそうでした。
人生は困難ですね。誰でもそうだろうけど、生きていくのはしんどい。
けれど幸福もある。私の場合それが給料明細であることが多いってだけ。
とにかく書こうと思ってのらない筆を走らせてみたけど、自分で見てもわかるくらい駄文で落ち込んでいます。
読んだ方を不快にさせていたら申し訳ない。
今日は良い休日でした、また私の筆が調子の良い時に会いましょう。
雪燃ゆる
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