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優しいわたしの成分表。

ほろ酔いで交わす言葉に、本音が混ざるという。けれど、口下手なわたしは、ほろ酔いになるとますます話さなくなる。

ご機嫌にニコニコしまう。その場にいられることで幸せって思う。ある意味、本音であっているのだけど。
やっぱり、うん。言葉にして伝えたい。

いつも顔をあわせている間柄であっても。
どうしてかな。
肝心なときになって不器用が顔をだす。

そんな自分を知っているからか伝えたいときには、そっと手紙を渡す。
小さな贈り物と一緒に。
あとで読んでくださいって。

渡すのだって精いっぱいなのだけど。
渡すだけなら、ほんの少し距離をつめて、手の届く場所の相手のそばにいくだけでいい。
言葉を発することよりも簡単だと思うのは、きっと手紙を書いているときのココロのおかげ。

便せんに向かって想いを文字にしていくと、自然と口角があがる。わたしってこんなにも好きな人たちのそばにいるんだなぁっと思える。

もらった優しさを思い出して、感謝を伝えようともう一度感じる。そのときには、気づけなかった温かさにもふれて、もっと大きな感謝に変わるから。

あなたからもらった優しさのおかげで、わたしはこんなにも幸せなのです。
そう言いたくて仕方がなくなるんだ。

***

優しさも信頼も自分から渡していくことなんてできなくて。
優しさも信頼も相手から受けとってはじめて、わたしも渡したいなって思える。

目の前のあなたにも渡せるなら、となりのあの人にも渡せるかもしれない。
そう思わせてくれる。
優しいねって言われるわたしは、あなたのおかげなんです。

ありがとう。 

もし、優しい自分のときの成分表があるなら。
きっとあなたからの優しさとあなたに伝えたい感謝でできています。

いつも読んでくださり、ありがとうございます♡