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みんな大人になった。ラフテーは切ない味だった。【書く習慣1ヶ月チャレンジ:Day9】

どうも、一休誰絵です。今日はちょいと寒かった気がしますが、そのおかげか今年の桜は長持ちしそうです。

というわけで、今日はちょっとした焦りの心境をそこはかとなく綴っていきたいと思います。

みーんなみんな、社会に出てしまった

この時期になると、友人による大学の卒業式の様子の写真がインスタグラムに出回ります。「最高の4年間だった」「やり残したことはない」など、非常に前向きな気持ちで母校をあとにしているようでした。綺麗な袴姿で、大学1年の頃とはうってかわって垢抜けたよう。みんな、大人になっていくのだな。

私は99年生まれの卯年です。中学卒業時から働いていた人からすれば、社会人となって9年目。高校卒業時から働いていた人からすれば、社会人となって6年目。大学卒業時から働いていた人からすれば、社会人となって2年目にあたるのが今年2023年です。

浪人をともに過ごした高校の友人も、ともに数学と向き合った大学の友人さえも、4月から社会人となって欲にまみれた暗黒社会を学んでいきます。

私はというと、幸か不幸か大学に5年もいたことになったので、まだ社会人ではありません。1年もあります。私と同じ24卒の大学生の中にはすでに就職活動を終えている中、私はほとんど進んでいない状況です。やはり、いくらマイペースに生きると決めたとしても、今まで培ってきた「周りの状況に合わせていく」という固定観念はなかなか取り除きにくいものです。

周りが社会の酸いも甘いも嚙み分けるなか、1人ゆっくりと地面を踏み締める感覚は心地よいと思う一方で、舐められる立場にもあると考えています。成人式なんて、大人になる儀式でもなんでもありませんでした。私はまだ子供です。

切なさとともに噛み締めたラフテー

先日、アルバイト上がりに高校の友人2人と夜ご飯に行きました。

その友人2人は、私と同じ浪人経験者。夜ご飯を食べた日は、その2人が通っていた大学の卒業式だったそう。にもかかわらず、私のアルバイト先まで電車を乗り継いで来てくれました。近くの沖縄料理のお店へ。

友人の1人は、勤務先がちょっと離れてしまったらしく、すでに1人暮らしの準備を終えているようでした。大学の卒業式の様子や、これからの就職に対する不安、ちょっとした親に対する愚痴など他愛のない話であっという間に時間が過ぎてしまいました。

「みんな、大人になるのか。そんな中、私はまた0からのスタートだ」

友人が楽しく話している間、少し切なくなってしまいました。友人2人は、いつも私に会うたびに「やりたいことが決まっているなんて、すごいよ」と言ってくれます。でも、私からすると社会に飛び込める勇気を持つ友人たちの方がよほどすごい。今の私は「大人になりたくない。子どもの感性を失いたくない」と、駄々をこねているのでないか、と1人反省する日々なのに。

まだ大人になりたくない自分と、すでに社会に出る覚悟を決めた友人。テーブルにちょこんと置いてあるラフテーは、そんな私の葛藤なんて知らずに、照り照りしていました。

別れ際、また近いうちに会えるだろうと、軽く手を振って友人と別れ、家に帰りました。

でも、いつか友人たちと疎遠になってしまうのではないか。仮に会えたとしても、すっかり大人になった友人を見て「私の知っているあなたではない」と、切ない思いをしなければならないのだろうか。

ピーターパンになった気分です。

同時に、「どうか友人たちが社会の中でうまく生きてくれますように。どうか体を壊しませんように」という思いにもなりました。
8年の間、凍えながら受験の辛さをお互いに励まし合った帰り道、くだらないことで何時間も話したカフェ、無計画旅行した観光地など。お互いの若い頃を共有した仲なので、彼女らのこれからに、心配せざるを得ない。もはや親戚のおばちゃんです。

とはいえ、8年間ずっと一緒にいたわけではなく、大学は違うので当然経験してきたものは違います。その中で、私が経験したこと、ちょっと面白いネタを話す時、きまって友人たちは笑ってくれました。私がプライベートのSNSでくだらないことを書いたときも、よく反応をくれたり。そんなことを思い出しました。

このとき、私は改めてこう感じたのです。
社会の中で頑張る人たちの、心の栄養となっていきたい。私が作ったネタを通して、誰かを笑わせ、そして心を休ませていきたい

これが、私が目指すライフワークの姿でした。まさか友人に対する思いが、巡りに巡って、自分の夢・やりたいことに帰ってくるなんて。回り道をしないと見えなかったのかもしれません。

これについては、また今度詳しく書いていこうかと思います。少し話が逸れてしまいましたが、一旦私の話はここまで。

どうか、無事で。

これから4月になります。新しい環境で頑張る人たち、これまでと同じ環境で頑張る人たち、私のようにもう一度元の場所に戻ってリスタートを切る人たち。

それぞれ与えられた環境は違いますが、どうかみなさん、心に負荷をかけ過ぎず、時にはゆっくり休んで、ゆるゆるとがんばりましょう。

画面の向こうのあなたを、陰ながら一休誰絵は応援しとります。

今回はここまで。

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