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ホラー映画は心の絆創膏

こんにちわ!こんばんわ!みゆらです!
もうすっかり寒くなってきて「まだ秋でいてー(>_<)」って気持ち。
でも涼しい環境で飲む紅茶は最高ですね・・・。

今日は中田秀夫監督の有名ホラー映画「リング」「仄暗い水の底から」の2作品の私なりの解釈と感想をまとめたいと思います。
今回はものすごく私なりの解釈を書いてしまうかもしれないので苦手だったりしたらブラウザバックをおススメするよ!
もし読んでしまってクソ!って思ったらごめんね!先に誤っておくね!(;'∀')


リング

もう有名ですよね(笑)
私の説明いりますか?ってくらい有名ですよね(笑)
呪いビデオテープを見ると1週間以内にテープを他人に見せないと貞子姉さんの呪いで死ぬってやつです。

私は物心つくあたりからホラー作品が好きだったのでもう数え切れないぐらい見た映画です。
始めて観たのが3~4歳の時でそんな年齢だったのでストーリーなんて分からなくて、怖いシーンだけ見て喜んでる子でした(´-ω-`)
でも小学3~4年の時に金曜ロードとかでリングを改めて見直して初めて物語を知ったとき

なんて貞子は可哀想な女の子なんだろう。
生きている時に人間扱いされず、いじめられて、あげく父親にあの井戸に落されて殺されたらそりゃあ恨むし人類呪い殺したくなるわ

その時はそんな感想を抱きました。
リングの世界観、お話を深く深く知ろうとするともっと闇が広いので今回は割愛します。

そう感じてしまってからホラー作品を見ると「怖い」と思ってみるのは失礼なのではないか、これは無念と後悔のお話を物語の主人公がストーリーテラーとなり怨霊になってしまった貞子の復讐を見せられているのではないかと考えるようになりました。
でも一方で成長するにつれ「可哀想」という言葉は失礼である。
という意見が世間で出てくるようになり小学生の私はすごく悩むことになり私はどんな感情を抱いて観てあげるのが正解なんだろうって、つい最近まで答えが出ませんでした。

だけど、ようやく私はこの作品をこうして観たいと思える観方ができたのがこの作品でした。

仄暗い水の底から

この作品も5~6歳の時に観て、リングの時より私自身が成長しているのでめちゃくちゃ怖かったのを覚えています。
また私が主人公の娘と同じくらいの歳だから違う意味でも怖くて(笑)
リングより心にトラウマ植え付けられてるくらい好きな映画です。

感想自体のベースは幽霊に対する「可哀想」って感情で、ラストに関しては正直意味が分からなかった。

お母さんは自分の娘よりも幽霊の女の子が可哀想で自分の娘を捨ててしまったのだろうか?

それともこの女の子の呪いで娘と泣く泣く分かれる事になってしまったのか?

この映画も見る度にすごく考えました。
私が幽霊に対して同情してるので、主観を幽霊の女の子にするとhappyendなんだもん(笑)
幸せならいっかー!ってなりません?
ママができて素敵な家族ライフじゃーん!って。
まあ…生きてる人間サイドからみたら最悪なんですけど( ^ω^)・・・

この作品を通して感じた思い

今年の夏に上記の作品を見直しました。
最近になりホラー作品に対しての価値観が私の中で変わりつつあったので原点に戻って感情を確認したかったのです。

見直して私がホラーが好きになった理由も明確になり、私は幼少期からこの部分に対して反応、興味があったのではないか。

それは___・・・”愛”・・・____です。

こいつ何言ってるんだ?って思いますよね。
ええ、私もこいつ何言ってるんだ?って気持ち。

ホラーは優しいやら、愛やら、あたおか(頭おかしい)だと感じられると思いますが、そう受け取ってしまったので仕方ありません。

じゃあ、何故私がそう思ったのか…「可哀想」と感想を抱いたリングのクライマックスのシーンがきっかけでした。

「リング」のクライマックス、井戸の中で主人公がドロドロにとけた貞子の頭部を抱きしめるのです。
子供の私には衝撃でした。
だって映像で見たら腐乱死体ですよ・・・
無理だよ・・・(´;ω;`)
でも貞子は主人公が同情してくれたから呪いがとけたんだ、貞子は寂しかっただけなんだ、私は抱きしめる事はできないけど相手がどうしてこんな事をするのかって理解はしてあげたい。
貞子は可哀想だからこの悲劇は仕方ない。という視方をしていたんです。

でも今は慈愛理解なのではないかと思っています。

相手は「呪い」の元凶です。
間違えたら自分の最愛の息子も殺されてBADEND。
現実感を出してみたら殺人鬼に息子を人質にとられていて、自分も殺人鬼に殺されそうになっているなか相手を抱きしめる。
パニックになって怒り狂ってもおかしくないのに…
その行動が私には「赦し」にしか見えなくて、かつ貞子の過去を知った主人公の貞子に対しての「慈愛」の感情からそうした行動をとったのではないか。

「仄暗い水の底から」も落ち着く先がそこで、
主人公が作中恐怖しながらも亡くなってしまった女の子に対して”同情”してしまっていく過程が寝室に浸食する天井の雨漏りで、自分の娘と同じくらいの子が死んでいて自分の子はそうさせない。
させたくない。
そう思えば思うほど頭の中は死んだ女の子に占拠されるので最後自分の子供だと間違えてしまうほど同情してしまったのだろうと感じました。

そう考えるとラストは残酷なまでに母親の愛にあふれていて、胸が苦しくなりました。
どちらの娘にも”母親”としての責任を果たす為の結果だとしたらあの最後は幸せな結末だし愛なんではないかと結末がでました。

心の絆創膏

長々と思いの丈を書きなぐってしまいましたが、私はこんなところに実は救われていたからホラー作品が好きなんじゃないかと再確認しましたし、昔は解らなかったけど理解できるようになったのだなと感じました。
まだ私は人生の半分も生きてはいないけど、この世界は歳を重ねる度に辛くて重くて残酷で…
私は人より感情のバロメーターがネガティブ寄りだから普通の人より悩んだり、辛くなったり、苦しくなったりする事が多いので同じ負の感情を描いているホラー作品は悪い感情を許して理解してくれる私の心の絆創膏だって思ってる。
やっぱり世界はまだ、黒くて汚い感情は持っていたらよくないって思う人が多いと思うし、私もそう思わないのが理想だなと思う。
でも我慢して我慢して傷口から溢れるくらいならホラー映画とかスプラッター映画見てストレス発散しよ!って。

まとめ

なんかいい感じにまとめた風を装っているけど、リングシリーズにおいては全体観るとおおぅ・・・まじか。案件なのでシリーズ全体のお話でなくて申し訳ない(´;ω;`)
最後まで読んでくれた人ありがとうございました!
この記事は漫画の制作とかなんか諸々が落ち着いたら漫画にします!

来週は乙女ゲ2話やります!


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