10/2 ハロルドとモード 観に行ってきました

はじめに、この記事はネタバレでしかありませんので、これから観に行かれる方はお気をつけください⚠️
レポなんて書くつもりなかったのですが、あまりに自分の中でハマり、忘れないために文字起こししてみました。



優しいピアノの演奏と共に幕開け。少しのセットはあるものの、基本はテーブルと小説と俳優さんたち。衣装小物は都度変化して場面を想起させる効果音が入る。大きなリアクションがある時は俳優さんたちが体を揺らしたり、動作があった。

情報としてはただそれだけなのに、目の前にその時の情景が鮮明に浮かぶようにイメージとして広がった。登場人物が何を感じているのかがひしひしと感じ取れた。こーじくんと桜井日奈子ちゃんはその役柄もあってひときわ表情にこだわっているのが感じ取れた。

ハロルドが偽装自殺を繰り返していたときのスレた表情、モードの魅力に惹かれる中での僅かな表情の変化が繊細で素敵だった。


日奈子ちゃんは3人の女の子を演じ、偽装自殺に発狂したり目を回して倒れたり、ハロルドの偽装自殺に関心して興奮する女優になったりと、登場人物の中で1番感情の起伏が激しい役柄だったけれど、たびおもに出演された時のほんわかな感じは全くなくて、表情がコロコロ変わってダイナミックでとても魅了された。

ロミジュリの一部分を桜井日奈子ちゃんが演じる時の、毒に触れた唇にキスをする描写。
角度的にどうやっているのかが分かるところだったけれど、ぎゅっと目を瞑って困った顔をしているこーじくんがめちゃくちゃかわいかった。

モードの突拍子もない行動や、ハロルドとモードの2人だけの空間のはずなのに突然後ろからギターを渡してくれる片桐仁さんとか、ハロルドのお母さんのアンケートに答える件とか、要所要所にふふっとなる場面があって面白かった。

ハロルドを愛しているけれど、自分の人生に終止符を打つタイミングを決めていたモードが、「さよなら」と言う時、その声色の切なさの表現が素敵だった。

2人の中での思い出となる歌は、ラストハロルドが泣きながら歌っているのもじんと来たけれど、中盤の楽しいひとときの方が、その後の展開を予想できるからこそ自分の中では泣きそうになった。

2人でユニゾンで歌う時の声の相性が良かったし、1人で歌う時はこーじくんの優しくて柔らかいハスキーな歌声が、ほんっとうに柔らかく響いて、心地良すぎた。

全体的に優しくて、温かくて、面白い、とても素敵な朗読劇だった。
最後の最後、ハロルドに合わせて出演者全員で歌を歌い、カーテンが閉まると同時に優しく見つめ合うハロルドとモードを見て胸いっぱいになった。


カーテンコールは5回くらいと思っていたけれど、6回あったらしい。

1回目は俳優さんとピアニストの方が並んで。
2回目はこーじくんと徹子さんが手を繋いで登場。こーじくんはテーブルにおでこつけて折りたたまれながらお辞儀してて可愛かった。
3回目からは順番を覚えていないけれど…
こーじくんがみんなを呼んで、戸田恵子さんが出てくるのが遅れたのかな?こーじくんが糸を手繰り寄せるジェスチャーをして戸田さんがパタパタ走ってこられるのが可愛らしかった💕

こーじくんは2回くらい手を振ってくれて観客もそれに応じるけれど、こーじくんが頭上で拍手するとまた急いで拍手に戻すファンの方々(私も)の図が微笑ましかった。ブログでこーじくんが言っていたように、徹子さんに向けて拍手もしていました👏


ここからが可愛すぎた。
まず4回目くらいの時のカーテンが閉まりきる直前、徹子さんからこーじくんへ投げチューのプレゼント!それにキュンって感じで両手を口元に当てて喜ぶこーじくん。尊。

5回目、次はこーじくんから徹子さんへ投げチューのプレゼント。角度的にこーじくんの表情が見えやすかったのだけれど、遠目からでもかっこよさと色気を兼ね備えた表情でされていたのがこれまた尊い。悲鳴が上がってました。笑

カーテンコールの間「どうしよ、なにしよ」って感じで見つめ合う徹子さんとこーじくんがこれまた可愛い。カーテンコールはアナウンスが流れるまで永遠に出てきてくださいます!!!


こーじくんのかわいいポイントとすれば、合間合間で水を飲む時、マイクに音が入らないように丁寧に蓋を開いてさりげなく飲む姿。
あと、衣装。レース素材のシャツが素敵で、前半はジャケットオンリーだけれど、あるタイミングを境にベストスタイルへ。シャツがしっかり見えるようになってそれをめちゃくちゃ堪能しました。
あとはふとした時に出る前髪を払う仕草もよき。足が大きくてかっこいい革靴を履いているのもメロい。手も大きくてそれもメロい。

クライマックスも泣けたけれど、私はカーテンコールで幕が開くたびに涙が溢れた。
大変な状況の中で、こんなにも素敵な作品と共演者の方に恵まれたことと、こーじくんはかけがえのない時間を過ごしているのだと思うと、そしてそれを私たちに共有してくれているのだと思うと、拍手しながら涙がボロボロ溢れました。

舞台を観ることはほとんどない中で、機会を得た今回。喧騒とした現実から少し離れて、観客を優しく包んでくれるようなストーリーで、とてもいい舞台に巡り会えたのだと感じました。

ぜひ映像化してほしいくらい、何回も観たい舞台。徹子さんはとても素敵な舞台を作ってこられたのだと思いました。
こんなに素敵な舞台を観劇できる機会を与えてもらったことに感謝して、明日から仕事頑張ります!!!笑

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