なぜ今日は行けると思ったんだ？

山の話し。

久しぶりに金剛山に行けた。
3月なのにパウダースノーの雪山だった。

山頂広場にいろんな雪だるまを作るのは金剛山の冬の風物詩となっている。

私はかねてからやりたかった「ひよこ🐥ミッション」を完遂した。満足したピヨ。

ひよこ製造器でひよこを作るのだ

誇らしげに刺さるひよこ製造器

昨日の山頂はダルマバージョンもあった

久しぶりの雪山に私はご機嫌だった。
ひよこ製造器を2年越しでようやく試せた。
もう今年の雪山に悔いは無い。

金剛山は私の行きつけにしたい山である。毎回山頂の捺印所でスタンプを押してもらうのが楽しみになっている。
まだ15回くらいしか歩いてないが私が山歩きを引退するまでに100回を目標としている。

私はこの金剛山で何回か使って後悔した登山ルートがある。

金剛山の回数登山たるゆえんの「千早本道(ちはやほんどう)」だ。

あろうことか、私はこの千早本道で下山してしまった。もう決して使うまいと2度も痛い目に合ったルートなのに。

なぜか「今日は行けるんちゃう？」と間違ったバイアスが働いたのだ。

本道というからには金剛山の正規中の正規ルートだ。金剛山転法輪寺と葛木神社が山頂に鎮座しており、参拝するために下から上まで2800段くらいの階段でできている。迷うことが無いというだけでこれをマイルートに設定している登山回数何百回のツワモノがゴロゴロいる。
高尾山と並ぶ回数登山の山なのだ。
日本には足腰の強い老人のなんと多いことか。私はそのパワーに毎回驚愕している。

私はいつもの下山ルートをちょっと気分を変えてみたくなり、千早本道でショートカットしようとした結果、いつもより下山に時間をかけてをしまった。
階段の下山は足にくる。ガクガクである。バスにも乗り遅れ、次のバスまで1時間待つという失態。しかも案の定、本日バリバリ筋肉痛である。

階段というのは曲者で、迷わないだけがメリットだと改めて思い知った。
もう二度と私がこのルートを使って下山することは無いと誓う。

絶対に！！だ。変な正常化バイアスを働かさないように心に誓う。

筋肉痛の足をかかえて私は本日バランスボールのレッスンを受けてくる…死ぬかもしれん。今日が私の命日になりませんように(-_-)