エダニク

3年前の、BACKBEAT以来の芸術劇場。
今回も辰巳雄大くん出演の舞台を観に行きました。


食肉加工センターの屠場。
いつも食べるお肉が、どんな過程をたどってスーパーで売られるようになるのか。
一時、切り身のまま泳いでいると思っている子どもがいるなんて話題になったけれど、お肉だってもちろんそのまま生きているわけではなくて、『家畜』を育てて、それを『食肉』にする人がいる。
しかも、『上手く』やらないと、自分が怪我をすることもある。

体力は使うし、お給料もそんなに高くはないのだろう。
それでも、｢ここでしか働けない｣と言うひとたち。
そのひとりが、20歳そこそこで結婚して小学生の子どももいて、家族のために働いている沢村。

食肉加工センターという場所のことも全く知らなければ、30代半ば、働き始めて10年が経ち、結婚だってしていない私には、沢村とも程遠くて。
そこでどんな思いで働いているのか、毎日カップ焼きそばを食べながら、どんな思いで働き続けてきたのか。


私たちが食べる物は、そういった関わるひとがいるからできるものだし、それはだけではなくて、世界中のありとあらゆるもの全てが、それだけで存在しているわけではない。
舞台は休憩なしの90分なんだけど、そんなことを考えた、とても濃密な時間でした。

辰巳くんはそれはもう頭パンパンになって、LINELIVEのMCを代わってもらいたくなるわけだよ。
加藤さんも小日向くんもとても素敵でした。
3人舞台でカテコでお一人お一人真ん中に立ってご挨拶くださり、ど真ん中の席だった私は毎回ドキドキしてました。
そう近くはなかったけど、通路後ろで段差もあり、とても観やすかったです。

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