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子供はわかってあげない〜来るよ来るよ、胸騒ぎって奴が〜



ずっと観たかった、子供はわかってあげない、観ました。
千葉雄大くんが出てるから、っていうのはもちろんあるんだけれど、以前、『モヒカン故郷に帰る』は地元ではやっておらず、電車に乗ったり、初めて行く場所まで車を走らせたりして、劇場までどうにか2回観に行ったくらい、沖田修一監督の映画が好きな私。
『子供はわかってあげない』も、とっても楽しみにしておりました。

そしてどうにかこちらも上映中に2回観ることができました。舞台挨拶の感想はTwitterに書いたのでいいとして、映画そのものの感想を書いていこうと思います。
いや、感想なんて大層なものではなくて、ただただ好き好き!って言ってるだけです。

まずは、「あれ?これ暗殺かな?って思ったら、すぐ逃げなね」「わかった、暗殺気をつける」のところ。
内容的にはなかなかだし、このときに書いた文字を見て後々もじくんはテンパるわけだけど、だからこそ、このときの2人の雰囲気というか、温度がとても好き。
こういう関係性、素敵。

同じように好きだな〜と思うのは、顧問の先生が「な」と呼ばれているところ😂あるよね〜そういうの。
私の学校には「ね」が口癖の先生がいたので、もう身近でしかなかった(笑)

門司兄弟もとても好き☺
『藁谷』の漢字を説明されたときに、同じように藁の字を書く2人。片や追い出され、片や先生を任されているわけだけど、こうやって育てられたんだとわかるシーン。
もじくんは屋上で筆を使ってKOTEKOを描き、アキちゃんも手紙で筆を使ってイラストを描いていて、兄弟な2人にほっこりする。
細田くんと千葉くんは他の作品でも兄弟役をしてるんだけど、なんかわかる気がするなあ。

本当に上手に書いた字は、半紙から出てくるっていうところもとても好き。子供たち全然信じない、まさにわかってくれないけどw
もじくんは美波ちゃんの名前を書き、美波ちゃんはもじくん、と書いてどっちも出てくるところ、嬉しくてにやにやしてしまう。

そうそう、KOTEKOはモルタルとコンクリを、アキちゃんは美波ちゃん(ともじくん)をお父さんに会わせる、というところ。
舞台挨拶のときに監督が仰っていたけど、 KOTEKOとアキちゃんを重ね合わせるの、なんかいいなあって思う。
美波ちゃんはKOTEKO見て泣いてたけど、どう感じていたんだろうなあ。
そして一緒に見ていたお父さんは、どう思っていたのかなあ。

メタファー的なところでいうと、もじくんをみつけたときに耳に水が入って、一緒にトントンして水を出そうとするんだけどずっと出なくって、告白する前に水が出るんだよね。
耳に水が入ってるときって、声がぼやーっとして聞こえるから、もじくんも、お父さんも、仁子ちゃんのことも、そうやって聞こえていたのかなあ、そういう夢みたいな、楽しい時間だったのかなあ。とか。

アキちゃんのお洋服は監督と千葉くんで話したらしいんだけど、とても素敵だったなあ☺
アキちゃんのお家に白ワンピかかってる〜と思ったら、美波ちゃんをお父さんのところまで送るときに着てたね👗

他にも細々と好きなシーンはたくさんあるんだよね、書道教室の文字とか、無事カエル🐸とか、神回のKOTEKOとか、腕レベルとか、エスティマ〜とか。


そうそう、何より大好きな、最後の屋上でのシーン。
笑っちゃう美波ちゃんの目に手を当てるもじくん☺
好き、と言い合うところ。
自分がいいものに思えてくる、と言ったら、いいものだと言い合うところ。発狂しそうなところ。
青春〜!!


以上、好きなところをつらつらと綴った、感想のようなものでした。
っていうか、今確認がてらパンフレットの最後のシナリオ見ながら書いたんだけど、これとてもありがたい…これ読んで千葉くんたちがああ演じたんだなあって…そして見覚えのないシーンも…それもまたよき…
っていうか、シナリオの名前の表記も『な』なの面白すぎない?笑
とにかく私が言いたいのは、『子供はわかってあげない』、好き。ということだけです。

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