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リモートワークで部下が爆速で成果を上げるために外せないポイントとは?

【会社を一つ上の次元に引き上げる】
 コンサルタントの 杉本 智です。

はじめに


日本全体に緊急事態宣言が出されて、
ますますリモートワークの必要性が増していますね。


先日、クライアントの社長さんと話をしていたのですが、
コロナ前に戻ることは無いという内容で
盛り上がりました。


残念な社長さん達は、
「早くコロナが収束してくれないとマズイ」
と焦っていますが、
その思考だとコロナ禍が収束しても
残念ながら生き残れないと考えています。


進化論を提唱したダーウィンが
次のような言葉を残しています。

「強い種が生き残るのではなく、
 賢い種が生き残るわけでもない。

 環境に適応できる種だけが生き残るのだ」


最近は、いろいろな社長さんと
zoomを使ってコンサルや打ち合わせをしていますが、

鋭い社長達は、

・コロナ禍をどのように生き延びるのか?

という足元の施策はもちろんのこと、

・コロナ禍が過ぎ去った後に、
 どのような社会になり、
 そのために今、何を準備しておくべきか?

という視点で物事を考えています。


コロナ禍を生き延びるには、
当然ですが資金が必要なので、
今は、集められるだけキャッシュを集めている方が
ほとんどですね。


そして、コロナ禍を乗り越えた後に向けての準備ですが、
業種によっては業態転換を迫られることもあるかと思いますが、
全ての会社に共通していることは、

・一枚岩の組織作り
・IT化

の2点です。


一枚岩の組織作りとは、
理念やフィロソフィーといった
会社の軸になるものの再考と、
組織に対する落とし込み、

そして、それが機能するための
人事制度や業務マニュアル策定などの仕組みづくりです。


これらについては、
過去の記事に沢山情報をアップしているので
そちらをご覧ください。

リモートワークで生産性を上げる体制をつくるために絶対に外せないポイント


前置きが少し長くなりましたが、
今日は、もう一つの柱である
IT化(リモートワーク)についてお話したいと思います。


現在、多くの会社がリモートワークを取り入れていますが、
リモートワークにスムーズに移行できる会社と
そうじゃない会社の違いは、どこにあるのか?

別の言い方をすると、
リモートワークを導入することで
生産性が上がる会社と落ちる会社の違いはどこにあるのか?

こちらについて、お伝えしていきます。


そもそも、リモートワークになることで
一番大きな変化は、

コミュニケーションの質と量が大きく落ちる

ということです。


今までだったら、
目の前にいる部下の動きが見えていて、
必要があればすぐに声をかけることができました。

部下にしても、
必要があれば上司である貴方に質問したり
確認したりすることができましたし、
わからないことを隣の机の同僚に確認することができました。


しかり、リモートワークになったとたんに、
部下の動きが急に見えなくなるのです。


そうなると、現在、部下が何をしているのか?
きちんと指示をこなしてくれているのか?
といったことがわからないため、

下手をすると、
指示したことと違うことをやっていて
一日が終わってしまっていた、、、

ということも起きる可能性があります。


それでは、そうならないためにも
何をすれば良いのでしょうか?


環境的に、
どうしてもコミュニケーションの量と質が
落ちてしまうことは避けられないため、

上司と部下が互いに頭の中で考えていることを
しっかりと見える化して、共有する

ことが非常に重要となります。



具体的に言うと、
次の点に注意してみてください。

1、
毎日、決まった時間にミーティングを行う

2、
そのミーティングで、
【一日の具体的な行動】

【その行動の目的(ゴール)】
を明確にする

3、
各行動(ゴール)の優先順位を明確にする

4、
一日の終わりに、
進捗と結果、達成率、今後の課題を確認し、
必要があればフィードバックを行う

5、
上記の内容を踏まえて、
翌日の行動内容を決める。


毎朝ミーティングを行っている会社が
ほとんどだと思いますが、
生産性を上げる上で一番重要なことは、

・各行動の目的(何のために、これを行うのか?)
・目的の優先順位(絶対に外せない仕事は何か?)

の2点を明確にすることです。


ここを言語化して、部下に伝えないと
部下は自分勝手に考えて、
明後日の方向に向かってしまう可能性が高いです。


しかし、多くの上司は、つい
「わかっているだろう」とか
「いちいち指示を出している時間がない」
と考えて、この手順を省略してしまいがちです。


そうなると、
夕方になって上がってきた日報を見て、

「指示したことと全然違う、、、」
「重要な仕事が後回しになっており、
  期限に間に合わない、、、」

といったことが起きてしまうのです。


今日の内容は
リモートワークでなくても、
普段の業務でも非常に重要なことですが、

オフィスで顔を合わせていると
無意識に都度フォローしていたりして、
問題が表面化されにくい場合も多いです。

ですが、リモートワークになり、
普段とコミュニケーション量と質が格段に落ちると
普段は隠れていた課題や問題が顕在化
してきます。


今回のコロナ禍は、
立ち直り期間も含めると
経済に1年以上影響を与えることは間違いありません。


ですので、
自由がきく時間が増えている今を活用して、
この機会に是非、会社の方向性を明確にし、
それを実現するための社内の仕組み化に
取り組んでみてください。


今後も、コロナ禍を生き残り、
その後も成長しつづけていける会社になるための情報を
発信していきます。

大変な時期ではありますが、
一緒に力を合わせて乗りこえていきましょう!!!



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