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童話の世界

まだテレビもない時代。

前にも話しましたが、幼稚園への通園路は根津美術館の坂道がありました。
美術館の庭の木々が壁の向こうにうっそうと茂り、夏でもその坂道を涼しくしていました。
坂の途中にはなんでこんな所にという場所に模型屋さん(プラモデルなどを扱っているお店)がありました。
今思うと、幼稚園の近くに小学校があり、そこの学用品の売店をやっていたのだと思います。なぜか、そこには剣道の竹刀や防具が売っていて、私が中学校に入って剣道をやる時にそこへ買いに行った覚えがあります。
 で、話を戻しますが、その道をいつも通園していました。
ある日、私のクラス(黄組み)の担当の先生と一緒に帰った時がありました。
その先生は、私の家からちょっと行った所にある家に住んでいて、旦那様は某大学の医者だったと覚えています。下の息子は同じ園の白組みにいました。
そして、一緒に歩いて帰った時に、何かのきっかけで、その先生が何も言わずに胸を張り始めたのでした。私は何かそれが、自分の姿勢が悪かったので、その先生がそうしたのかと思って、私も胸を張って歩き始めました。そうすると、またその先生はもっと胸を張り始めたのでした。で、私ももっと胸を張って歩いたのですが、また、先生はもっと胸を張りそうになったんです。
記憶はそこまでですが、何かとてもそれが面白かったのと、このままいくと、私はカエルがお腹を膨らまして、その内に破裂してしまうお話を想い出してやめてしまったようでした。
その担任の先生と話した記憶はありません。でもなぜかその光景や顔は未だに映像に残っています。

あなたは、幼稚園とか保育園の先生との一場面を覚えていますか?
それはどんな場面でしょう?
そして、どんな気持ちが残っていますか・

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