
緊縛用カラビナの選び方
#ギリギリセーフ!!!!!!!!
みなさんこんにちは、縛師のたかせ秦之助です。
先日、吊縄の危険なケースを紹介させていただきまして。
そしたら、カラビナで吊る時の作法的な話が出てきまして、本日はそんなこんなな話をしようと思うのですが、長くなりそうなので2回に分けようと思います。
#記事の本数を稼ぎたいわけではありません。
#断じてそんなことはありません
#助かるわーとは思っています
そんなこんなで、本日はカラビナの選び方についてでございます。
カラビナの選び方
カラビナにも色々ありまして、その形状や素材には使用者の好みなどもあるので、これが正解という話ではないのですが、初めてカラビナを購入される方には、こんな感じのやつが無難かと思います。
登山用のものを使う
カラビナならなんでもありではなく、登山用として使用可能な強度が必要です。
稀に、強度不明なカラビナを使われている方がいらっしゃいますが、破断するリスクがあるのでご注意ください。
最近のものであれば、大体「24kN」といった表記があると思います。
強度表記については、下記の記事に詳しく書かれていますので、ご参照くださいませ。
O型(オーバル)のストレートゲートを使う
カラビナにもいろんな形が存在するのですが、緊縛においてはO型(オーバル)のものが使い易いとされています。
O型以外のものだと、縄が複数掛かった時に、縄同士が噛みやすくなり、受け手さんの荷重がかかった状態では、解けなくなってしまう場合があります。
また、ゲートについては、ストレート以外だと、縄をかけるときに引っかかったりするので、ストレートゲートが使いやすいかと思います。
強度表記については、下記の記事に詳しく書かれていますので、ご参照くださいませ。
アルミのものを使う
これに関しては、ぶっちゃけなんでも構いません(安全性や使い易さにあまり影響はない)が、重い素材のものだと、持ち運びが大変でして。
なるべく軽い方が持ち運びが楽なので、アルミがいいんじゃないかと思います。
Black Diamond BD10034
O型のストレートゲートでアルミ製に当てはまるやつは、ズバリこれだ…!というのもあるにはありまして。
「Black Diamond」という登山用品メーカーの「BD10034」という型がそれに該当するのですが、ちょっと問題がありまして…
まず、この型には、同じ型番なのに何故だか2つのタイプありまして。

左の方が古い型っぽいのですが、よくわかりません。
どちらでも使用に問題はありませんが、形状的に左の方が比較的太めでエッジがないので、縄を通し易く、ダメージを受けにくいように思います。
が、どうやらもう製造されていないのか、どちらも入手が困難な状況になっています。
左の型については、もう絶望的に入手が困難です。
右の型は、まだタイミング次第でネットショップなどで入手できることもあるようです。
そんなこんなで、O型のストレートゲートでアルミ製のカラビナは、圧倒的に手に入りにくくなっている状況です。
そんな状況下、みなさんどうしてるんですかね…?
そもそもカラビナを使わない竹吊り派が多いような気はしていますが。
まとめ
というわけで、カラビナのチョイスを間違えると、破断や縄が噛んで降ろせなくなるなど、かなり危険な状況を招くことになってしまうので、十分にご注意くださいませ。
明日は、カラビナで吊る際の注意事項について書きます!
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