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読書その他

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読書をしていて感じていることなど本の感想以外についてです。
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#読書

「辻村ワールドすごろく」のすすめ あなたにとって大切な1冊が、きっとここから見つかります

辻村深月さんの作品は、基本的にはそれぞれの作品内で物語が完結する構成になっていますが、作品によっては読む順番が存在するシリーズのようなものがあります。 それは「辻村ワールドすごろく」という名称で、順番通りに読むことで面白さが何十倍にも増す仕掛けになっているんです。 当記事では、「辻村ワールドすごろく」の全作品を読んだ僕が、その全作品についての紹介と感想、そして魅力について書きました。 辻村ワールドすごろくとは?辻村深月さんの作品は、登場人物や世界観がつながっていることが

【雑記】本との出会いは人との出会い【一箱古本市、読書会体験記】

皆さんにとって、読書は1人で行うイメージが強いのではないだろうか。 確かに本を読むという行為は1人で行うことが多く、1人でも楽しめる趣味ではある。僕も普段読書をする時は1人で行っている。しかし、僕は「読書を通じて誰かと直接交流できる場」に参加したことで、読書の楽しみ方が増えたと思っている。そのきっかけとなったのが、「一箱古本市」と「読書会」だった。当記事は、その時に感じたことなどについて書いた。 一箱古本市6月18日に、新潟市で開催された「一箱古本市in現代市2023」(

2023年本屋大賞ノミネート作、僕が書店員だったら投票したい作品3冊

こんにちは😊 今年で20回目を迎えた本屋大賞。 書店にとっては「本のお祭り」のような側面もあるのではないでしょうか? 1月20日に2023年(第20回)の本屋大賞ノミネート作品が発表され、4月12日に大賞が発表されます。 僕は今年初めて、本屋大賞ノミネート作品に選ばれている10作品を大賞発表前に全部読みました。 今回は、僕が書店員だったら投票したい作品3冊や本屋大賞ノミネート作を読んで思ったことについて書きました。 2023年本屋大賞ノミネート作本屋大賞ノミネート作を

合わない本って何だろう?

「この本、なんか合わない」 SNSを見ていると、こういった投稿を目にすることがある。 本を読んでどう感じるかはその人の自由だと思っているので、投稿に対しての不快感はない。 ただ、このような投稿を見る度に、自分はどうか問いかけることがある。 僕がこれまでに合わないと思った本は少ない。 小説にいたっては0かもしれない。それは良いことなのだろうかと、実は最近悩んでいる。単に読んだ冊数が少ないからなのだろうか。 そこで合わない本について、自分なりに考えてみた。 合わない本

2023年の本屋大賞ノミネート作品を全部読みたいと思った理由

1月20日に、2023年(第20回)の本屋大賞ノミネート作品が発表された。 書店にとっては「本のお祭り」のような側面もある本屋大賞。 僕は今年初めて、本屋大賞ノミネート作品に選ばれている10作品を大賞発表前に全部読みたいと思っている。 なぜ全部読みたいと思ったのか、それには以下の理由がある。 本屋大賞とは?2023年の本屋大賞ノミネート作品2023年の本屋大賞ノミネート作品を全部読みたいと思った理由①色んな作家さんの作品を読みたいから 今年は、これまで読んだことのな

僕が小説を読み始めてから変わったこと①

僕が小説を読んでいるのは、色んな物語に触れるのが楽しいから。 何か「意味」を求めて読んでいるよりは、「好き」だから読んでいるような感じです。 そんな僕は、小説を読み始めてから変わったことがいくつかあります。 今回は、その中の1つについて書きます。 (これから、シリーズ?のように1記事に1つずつ書いていきたいと考えています) ①普段何気なく見ていた景色をじっくり味わえるようになった小説では、空模様や建物、自然などの景色を言語化して伝えています。 また、景色を登場人物の感情

僕が本を選ぶ時に大事にしていること

読書の楽しみは本を読むことだけではない。 読む本を選ぶことも楽しみの1つだと思う。 旅行の計画を立てる時の、心がワクワクするあの瞬間。 本を選んでいる時も同じような感じになる方は、きっと僕だけではないはず。 そんな僕が本を選ぶ時に大事にしていることは、 「自分の気持ちにウソをつかず、その時に読みたいと思った本を読むこと」 書店の店頭に並ぶ話題作 タイトルや装丁に惹かれた 何らかの賞を受賞した インターネットのレビュー SNSの投稿 などなど きっかけは様々あるけど

2023年、僕が読書を通じてやりたいこと

遅れましたがあけましておめでとうございます🎍 今年もよろしくお願いします! 3年連続で読書中に年が明けました🌅 静かに落ち着いて迎えるのもクセになります(笑) 今や僕にとって読書はなくてはならないもの。 2023年に僕が読書を通じてやりたいことをまとめてみました。 ①読書に関する発信を昨年以上にするTwitter、noteによる発信を昨年以上に行います。 書くことが好きになったのもありますが、僕が発信をしたいと思っているのにはもう1つ理由があります。 ちょうど1年前

行きつけの書店が閉店で書店の減少を実感。僕はこれからも書店という特別な空間へ通い続ける。

昨年、僕の行きつけの書店が閉店。 いつものように何か本を買おうと思って向かうと、中は電気がついていないのです。 「あれ?今日休みだっけ?」と思い近づくと、閉店を知らせる張り紙が。 それを見た瞬間、驚きや寂しさが混じった何とも言えない感情になりました。 閉店した書店は、決して立地が悪いわけではないし、地域では名の知れた会社が運営しています。県内に何店舗もあるため、書店自体が完全になくなるわけではありません。 でも、その場所にあるからこその「思い出」があることも確か。 購入