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飯ドット?いいえ、ドット飯です

本記事は端ドット絵アドベントカレンダー参加記事です!
本家、裏、端と75本の記事が読めるそうなのであわせてお楽しみください!

本家


こんにちは、さんかくと申します。
突然ですが皆さんは飯ドットをご存知でしょうか?
ドット絵の界隈ではドット絵で描かれた食べ物の絵を飯ドットと呼ぶことがあります。
これを前提として本記事のタイトルを見ればもうお分かりですね?

ドット絵で描いた食べ物=飯ドット

であれば

食べ物で描いたドット絵=ドット飯

であるということ!

というわけで本日は食べられるドット絵を作っていこうと思います。

食べられるドット絵というテーマで最初に私が思いついたのはアイシングクッキーです。

フリー素材by photoAC

これであれば比較的簡単に、そして自由度が高くドット絵を描けるのではないか?

しかし、これはそもそも絵を描く事を前提としたお菓子です。
言うなればドット絵を描くツールがdotpictなのかAsepriteなのかアイシングクッキーなのか程度の違いでしか無く、これを真にドット飯と言っていいのか?
そう自問自答を繰り返し私がドット飯に相応しいメニューとして導き出した答え…
それは…




フリー素材by photoAC

ゼリー寄せである。

具材をゼリーで固めるということもあり、これであればゼリーの中に具材でドット絵を描き閉じ込めることが可能なのではないか?
そして、これであればドット飯と呼ぶにふさわしいのではないか?

本記事はゼリー寄せでドット絵を表現する挑戦の記録です。

本日の食材達

今回作るゼリー寄せはムースの層ジュレの層の2層に分けて制作していきます。
まずはドット絵のキャンパスとなるムース層。

やはりキャンバスと言えば
本日は200色あると言われる白の中からカリフラワーを選びました。
まずこのカリフラワーを

カットして

茹でていきます。
そして…

/ヤメテ…ヤメテ…\



ウィィィィィィィィン!!!!!!

/ウワァァァァァァ‼︎‼︎‼︎\

ペースト状にしていきます。
真似する方はいないとは思いますがミキサーでもなんでもペースト状になれば方法はなんでも良いと思います。
そしてカリフラワーの熱が冷めないうちにふやかしておいた粉ゼラチンを加えます。

あとで生クリーム等と混ぜるので固めでOK

そしてさらに混ぜ合わせていけば…


多少食感残しても完全にペーストにしてもOK

カリフラワーペーストの完成です!
適当な器で冷蔵庫に入れ冷やし固めます。
2,3時間くらいほっておいてください。

冷やしている間に別の作業に取り掛かります。
次はドット絵を描く為のピクセルとなる具材。
こちらをカットしていきます。
ピクセルピクルスって似てますね!
似てねぇか!ガハハ!

最初の具材はこちら!

ブロッコリーの芯です。
みなさんブロッコリーの芯、捨ててませんか?
きんぴらにすると美味しいので今まで捨てていた方は騙されたと思って今度作ってみてください。
↑これマジ

話が逸れましたが今回はこの芯を

こうして

こうして…

またつまらぬ物を斬ってしまった

こうじゃ!

このひとつひとつが1ピクセルとなります。
やることはアイロンビーズと同じでしょうか?
私はアイロンビーズ経験が無いのでわかりませんが、おそらく色ごとのピースを並べるという点では同じような作業になると思います。
違かったら殴ってください、左頬を。


続けて他の野菜も切っていきます!

綺麗だ…
色とりどりの野菜達。
今年はイルミネーションとか見なくてもこれでいいかなという気持ちすら芽生えます。
皆さんも恋人と切り刻んだ野菜を眺めてみてはいかがでしょうか?
気になるあの子への誘い文句にも良いかもしれません

「クリスマスに俺と刻んだ野菜見に行かね?」

これでイチコロですね。

さぁ!この野菜たちを茹でていきましょう!!

まずはブロッコリーの芯を茹で…

ぐつぐつ


茹で…

(わかってる…絶対に色ごとに別で茹でた方が後の作業性が向上する…そんなことはわかってる…わかってるんだ…)

(やめるんだ…そんな事をしたら後で絶対に面倒くさい事になる…やめるんだ…)

でも───────

見てえよな…?

色とりどりの野菜達が踊る姿…

ベジタブルパーティー
野菜達の狂宴
を!!!!!!!!!
(狂宴と共演のダブルミーニング)(秀逸なネーミングセンス)(計り知れないユーモア)(おもしろの権化)(瞬足)(コーナーで差をつけろ)

うわあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!

うわああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

うわあああああ!!!!!!(キッチンペーパーで水気をよく切ってください)

封印

まぁ後のことは数時間後の自分がなんとかしてくれるでしょう。
続けてキャンパス部分のムース層を仕上げていきます。

まずは生クリームをホイップしていきます。

フランス語ではこういった砂糖が入らない生クリームのホイップをクレーム・フェッテ、みなさんが想像する砂糖が入った甘い生クリームのホイップをクレーム・シャンティと言います。
どこかで蘊蓄を語れる瞬間があったら語ってみてはいかがでしょうか?
僕はこういうこと聞いてもいないのに語ってくる奴は嫌いですが。

そんな事を言っている間にホイップが完了!
今回はボソボソになる直前くらいのしっかりとした生クリームを立ててください。
本当は氷水に当てながらホイップするのが好ましいですが面倒くさいのでSDGsに配慮して今回は氷と水の使用を控えました。
そしてここに冷蔵庫で固めておいたゼラチン入りのカリフラワーペーストを加えていきます。

そしてここに塩胡椒、マヨネーズ、茹でたエビのカットを加えて混ぜます。

心の赴くままに入れてください

このカリフラワームースはパンに挟んだりサラダに乗せたりしても美味しいのでおすすめです!
アボカドとか入れちゃってもgoodです。
↑これマジ

そしてこのムースをセルクル型の半分くらいまで入れて固めます。

これが固まったらここをキャンパスとしてこのムース層の上にカットした野菜を並べていくという作業になります。

というわけでそろそろ本日作っていくドット絵の図案を発表させていただきましょう!!

こちらです!!!!


16×16クリスマスリース


今ショボイって思いましたね?
冷静に考えてください、初めてやる作業ですよ?
成功するかもわからないチャレンジですよ?
そんなに細かい図案いけるわけなくないですか?

ただこの記事はチャレンジの記録!
失敗でも成功でもこのまま駆け抜けます!

止まるんじゃねぇぞ!!!!!!!




誰だよ色を分けなかったやつ!!!!!


とはいえそこまで複雑な図案でもないので色を拾いながらの配置でもなんの問題も無いでしょう。

なんの問題も無いです。
いやマジで。

では図案通りに配置していきましょう!


び…微妙?
なんか微妙じゃないか…?
いや完成するまでわからんぞ…
私の中の仙道彰まだあわてるような時間じゃないと言っています。

さっさと続きを始めるぞ!オレの気持ちが醒めないうちにな!

私の中の仙道も慌て始めました。
あんま可愛くなくねぇかこれ…と
ただここはまだ途中の段階…
あれ?なんか違うかも?と思っても、千里の道も一歩から、石のように固いそんな意志でふわふわりと頑張っていこうと思いまつ。
失礼、噛みまみた。

並べ終わったあとに撮った並べてる風の写真



コイスルキセツハヨクバリ𝓬𝓲𝓻𝓬𝓾𝓵𝓪𝓽𝓲𝓸𝓷──



まぁまぁまぁまぁ!
こんなもんでしょう!!!
別に測ったわけでもなかったんですが16×16サイズがほぼぴったりくらいなのも良かったです。
ただ、キャンパスを全部埋めるようなデザインの方がもしかしたら映えたのかなと思うところもありますね。
次回やる時はそこを意識していこうと思います!

今世ではもうやるつもりありませんが。

さぁ、次はこれを冷やしている間にジュレ層を作って行きます!
この作業は単純でコンソメスープを作ってゼラチンを加えるだけなので割愛

そういえば割愛って言葉の語源を知ってますか?
面白いので調べてみてください。
教えて欲しいですか?
いつでも答えをもらえると思うなよ。




コンソメスープを少しとろみがつくくらいまで冷やしたら流し込んでいきます!

コンソメ濃すぎた説が浮上していますがスルー。
最後に信じられるのは己のみです。
このまま突き進みましょう!

あとはこれを冷蔵庫で固めてお皿に盛り付けたら完成です!(この辺ずっと写真撮り忘れたのでここから完成まで飛びます)


それでは完成したものがこちら!









うぉ…

うぉおおお!!!!!!!

あんまりドット絵っぽくねぇな!!!!!

敗因はやはりカットする野菜のサイズを合わせなかったことと図案のチョイスでしょうか。

野菜は適当カットして並べるときに同じようなサイズ選べばいいかと思ったんですけど、やはりサイズの違いは目立ってしまいますね。
うま…
キャンパスすべてを埋めるような図案であればそこがそこまで気にならなかったかもしれないという後悔もあり…うま…

あとはジュレの色が濃すぎたというのも改善点かなと思います。
うま…
やはり少し食感の残る荒めのカリフラワーのペーストと生クリームと海老の相性はバツグンでほんのりとしたマヨネーズの酸味がそれをさらに引き立たせます。
うま…
あとはリースの緑部分の色が薄かったですね。
もっと緑が濃い食材をチョイスすべきでした。
ズッキーニの皮部分とか…?
うま…
アンダーのバルサミコ酢で作ったソースも途中から味変させてくれるので飽きがきません。
塩茹でした野菜の下にしかれたマスカルポーネのソースはまさに縁の下の力持ち。
塩が効いた野菜たちをまろやかに包み込みます。
うま…

ふぅ…

ごちそうさまでした───


まだまだ改善の余地はありそうですがドット飯の可能性は見えてきました。
皆さんもクリスマスディナーの前菜として作ってみてはいかがでしょうか?
私は2度と作りません!
それでは良いクリスマスをお過ごしください!

Merry Christmas!!!!!


最後にクリスマスなぞなぞをひとつ

Q.クリスマスにする掛け声ってなーんだ?

↓正解は〜???????










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