見出し画像

ペダルコンプ for bassists その15 そしてこうなった

トップ画像は普段仕事へ行くときの最小構成が更新されたものです。本日初めて現場で使用してきました。内容を説明します。

手前が楽器からの出力が来ていてMesaのHigh-Wireというバッファーに入ります。機能としては入力と出力にそれぞれバッファーが設けてあり、チューナーアウトとエフェクトループの配線が可能です。フットスイッチは長押しでシステムのミュート、短くと踏むとブーストできます。増幅率はノブで可変できますが、その下のミニスイッチでレベルフロアを+3dB上げておくこともできます。バッファーに関しても相当数を試してきましたが、使い勝手含めてこれがベストでした。

エフェクトループから、この間買ったばかりのTaurus Tux MkII
に入ります。このコンプレッサーは画像の通りのつまみ位置、即ちレベルは0、キャラクターはソリッドの方で、それ以外は2.5の目盛りまで上げています。コンプがかかっていることは実感できますが、あからさまに潰してはいません。これによる改善が顕著なのはG線の、特に高音域が太くなることでしょうか。スラップのプルにも色気が出ます。実戦投入は今日がお初となりますが、現場でも良かったです。

コンプのアウトはアーニーボールのWeed改に入ります。100kΩのポットに変更されたもので、ボリュームペダルはバッファー同様に沢山試した中で一番気に入っているものです。もっと荷物を減らしたい時にはShin's MusicのBaby Perfect Hybrid Customというのを持っていき、ローインピー=25kで使っていますが、これは100kとも切り替えが可能で、しかしながら楽器直でいれる場合でも、実は25kが好きです(アクティブベースの場合)。パッシブならば手前にバッファー(tcのpolytune3)を置きますね。なんで画像に無い機種の話をしたかと言うと、どちらも基本を100kとしていて、それがしっくりくるという考えに賛同するからです。普通250kのポットですが、私はいまいちだと思うことが多いです。

特注品です

ボリュームペダルからはmesaのエフェクトリターンに戻し、バッファーのアウトがアンプに行きます。シールドケーブルはご覧のものをご覧の組み合わせで使うのが基本で、色々やって気に入っているセッティングですが拘りはありません。

チューナーはBoss TU-3Sを選んでいますが、もちろんこれは場所が要らないからです。性能も視認性も充分です。そしてバイパスアウトにダミーのジャックをターミネータとして挿しています。NeotenicSoundのBulwarkという製品です。ネオテニックさんは本年中に製造終了すると発表されており、世の趨勢のためとは言え残念です。

パワーサプライにはVOCUのDC Power Plantを使います。Tuxが12Vを受けられるので、それを送れるパワーサプライは手持ちではこれだけでした。その他の出力も12V以下の任意に設定できますので、バッファーとチューナーにそれぞれ9Vを送っています。その際、10VのLEDが点灯する直前まで上げているので電池同様9.6Vなどの電圧になっていると思われます。12Vのセンター+ということでヤマハのPA-3Cが700mAなので適切かと。間にHumpback EngineeringのDC Filterも加わります。

店のアンプはMarkbassのLittleMarkIIIだったかと思います。パネルがイラストになっていました。ゲインとマスター以外をオール12時からスタートして違和感を感じ、フィルターが2個あったから、あ、それはminにしなきゃと思って弄ったのに、音は変わっても全然改善しなくて悩みました。そういうとき、自前の新機材が問題を引き起こしているのではと、コンプのオン/オフを試したり、ベースのアクティブ/パッシブを切り替えたりしますが、だめでした。

休憩の時によく見たら、ラインアウトを絞っていて、VLEはまだセンターだったので、それが原因のようでした。ブーミーでどうしようもなくて、0へ戻すと普通のアンプの音になったので、以降はゴキゲンで演奏できました。パネルの文字が見づらい仕様って鬼門ですよね。やめてほしい


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?