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ペダルコンプ、Hyper Luminalについて少し

只今の時刻23:19ですので、日付の変わらぬうちの更新を目指して早足で書きたいと思います。

昨日は6弦ベースを目当てに楽器店を4軒ハシゴしましたが、緊急事態宣言下の不要不急の外出を控えるべきところ、セールの最終日とあって出掛けずにいられませんでした。楽器店でのお客さんの数は、やはり平常よりも少ない印象で、どちらもほぼ客は私ひとりでした。そのようなわけで日頃からの心がけ同様、感染拡大とならないよう最大限に気を遣ったつもりです。ちなみに公共交通機関は使わず、マイカー移動をしております。

結局、セール対象品を購入するには至りませんでしたが、とあるお店では新品同様の中古品がコーナーに積まれており、中にあったDarkglass社のペダルコンプレッサー、Hyper Luminalという商品が目につきました。発売開始以来、ずっと気になっていたもので、試奏したのも今回が初めてですが、とりあえず出物だったので迷わず購入いたしました。

その試奏時以後、自宅では時間的に鳴らすことができておらず詳細なインプレッションを上げることができませんが、それは後日行いますので、今日はご報告と予告だけにさせていただきます。

Darkglassには、以前Super Symmetryという、ちょっと大きな筐体のコンプレッサーが発売されており、そちらは試奏済みでした。あの時は、いくつかの候補からKeeley GC-2を買ったのでした。

以前のエントリでステージでのコンプ、EQはPA送りに掛からないようにすべきと説いていながら、実は結構やっています。手のひらを返すようで申し訳ありません。嫌いなわけないじゃないですか。コンプは出音を根本から変えられる力を秘めているので、使い方は無限にあり、音作りという点でキーパーツになります。むろん、全体像の中で、それは成されなければならないのは言うまでもありませんが、その音楽に何をもたらしたいのかという奏者の主張を見せることが可能です。

ですから、通常、仕事での演奏に使うことは稀なのですが、仲間達とのライブ、といった場ではプレベにコンプといった情緒的な音色で、私はこういう者です、と言いたくて積極的に用いることがあるのです。

ペダルタイプも結構沢山買いましたけれど、やはり掛かり方という点でdbxが好きなんですね。昔定番だった。それと同じ事ができる、同じ音がしそうなやつを、おそらく常時念頭に置いて見てきたのですが、なかなかありません(キーリーは近いと感じたので選びました・・・でも違うかな)。

というところに、Super Symmetryも好感触だったDarkglassから新作が出て、それも驚いたことにSSLのBUSコンプをシミュレートしたモードがある、となっては無視できず、いつか手に入れられたらと市場を張っていたのでした。

ソリッド・ステイト・ロジック(SSL)は業務用ミキサーの頂点に君臨するプロ機中のプロ機を排出するメーカーで、生搾りフルーツジュースを販売するスタンドには必ず使われています。ということはなく、私がよく通ったスタジオにメイン卓として配備されていて見知っていました。ミキサーのチャンネルからバスと言って、メインアウトの他に信号の送り先を選択できる機能があります。そこにかけられるコンプレッサーが卓に実装されており、例えばマルチマイクで録ったドラムが8chあったとして、それらをメインに行く前にまとめて、1&2のバスにステレオミックスした状態で送り、そこにコンプをかけてからメインに送るといった使い方が可能でした。

Darkglassの選択可能な3つのモードのうち一つがBUSモードとなっており、SSLのあの音を狙っている、となればこれは関心を惹かれるのが昭和を生きた人間のサガというものです。で、念願叶いました。

もうひとつ、Hyper LuminalにはUSB端子があり、PCでパラメータの詳細セッティングが可能なようです。どこまでできるのか興味深いですね。DTMのプラグインみたいな操作性なんですかね。入・出力がしっかりメーターで監視できたり、コンプレッションカーブがグラフィックに見られたりするといいですが、これはまだ未知数です。

金曜日までが多忙なので土日に試せればと思います。それ以降に必ず報告いたしますので、どうぞお楽しみに。今夜はこれで失礼します。ただいま23:51です。


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