事業復活支援金

毎日投稿を基本としていますから何か書かなければなりません。それを続けているのは、自分の老いが強烈に意識されるところからくる焦りが理由です。とても多くのことを忘れてしまいます。たとえば、美しいものを見て心が動かされたとして、翌日にはそれ自体があったことすら思い起こすことがありません。1日の中でも同様です。だから、少なくともその日に感じたことのひとつでも、こういう形、つまり公開ということですが、記すべきと思います。夜には書かなければならない、あれにするかこれにするかと、暮らしの中でネタを意識して過ごすのは微量であっても活力になります。

昨日はSNSを起ち上げた朝からショックを受けました。有名人死去のトピックがトップにありました。その1日、2日前にも同じ事がありました。世代が近いために、聞きたくないニュースです。リンクで記事を見ると、それとわかるように書かれています。なぜなら、文末に心配事を相談する機関の連絡先が添えられているからです。その定型的な処理の仕方に憤りを感じます。下衆とはこういうものを言います。ですから、ネット記事でも地上波等のメディアでもSNSでも、それ以上の詮索をしません。世間に対する嫌な気持ちが増幅するだけだからです。

音楽の仕事を、私はしており、数年前までは、死去した親の作った法人を継承して、彼等の仕事を私はやりませんので、職種替えと言いますか、自分の仕事の受け皿として生かすことにしました。法人を維持するにはそれなりに固定的な費用がかかり、個人事業主として確定申告を行う場合に較べて、余程売り上げが大きくない限り税務上のメリットはありません。損は承知で、それでも一つの遺産として残すことを望みました。

ある時期に、少しの環境の変化に伴って、法人をたたみ、個人に戻る決断をしましたが、その後に世界的な伝染病が始まりました。端的に言うと、その前後で、私一人で同じ仕事をしているにもかかわらず、業務の主体が変更したために、政府による補助金の申請が不可能になっていることを憂いています。

いま、事業復活支援金の申請が月末までに締め切られようとしています。私はその要件を満たしていますが、証明する書類の提出ができなくて困っています。なぜなら私が代表を務める法人と、私個人は別ものだからです。あちこちに聞いて回っていますし、相談できる場所へ足を運びもしましたが、いまだうまい解決法を掴めていません。昨年の補助金も結局あきらめ、今回もとなれば、不公平な対応だと訴えたい気持ちを抑えられません。

数日前に、私が落ち込んでいるという話を記事にしておりますが、こんなことで怒ったり嘆いたりを繰り返している、というのが真実で、少しご心配をおかけしてしまったようですが、生き死にに関わるような重大な問題ではありませんのでご安心ください。詳らかにするつもりはありませんでしたが、流石に昨日の報道を見て心が揺らぎましたので、ここに記します。




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