プロの内装(ルームツアーその2)
昨日の愚痴はよそに工事は進みます。現場にはクロス屋さんと大工さんが来ていました。私は今回、ドレメルを使って巾木に残る古い塗装をこそげ落とそうと乗り込んでいきましたが、昨日の作業で洋室の壁・天は古いクロスが剥ぎ取られていました。巾木と壁紙の接続点で邪魔者がいなくなったお陰と、これまでの苦労で、思ったよりも進められていたことに気を良くし、加えて両膝に100均のクッションを結束バンドで止めて作業効率を上げる準備もしてきたので、1時間で塗装前の下地作りを終わらせたのでした。
今日は画像多めで行きます! まずは洋室の模様から…
さて、足元の方はと言えば…
あの手この手を試した中で、ドレメルは結構使い勝手良かったです。しかしもうあまりやりませんでした。壁際の糊(クロスの方に付いていたもの)は主にヘラを使って丹念に落としていき、消しゴムのカスっぽい物質は取り除けました。あとは#240のペーパーをじっくり掛けていくだけ。実は先日すでに、クロスの貼られた状態でそこまで持っていきましたが、本日は際(きわ)を重点的にやって、ようやく妥協無しのところまで来ました。
1時間乾かしてから再びペーパーをかけ、いよいよ初回の塗りに入ります。窓枠を塗ったのと同じ塗料ですが、今回は原液を水で薄めました。割合は適当です。20%程度の希釈と思っています。巾木の上面に刷毛で塗っていき、一周したところでもう一度塗り重ねます。床との接点にも同様に刷毛を使って色を入れていきます。巾木の長辺側、室内を向く方の面は60mmのローラーがぴったりでした。刷毛にもローラーにもムラは出てしまうもので、今日はいいですが、明日上塗りで完成の予定ですから、そちらは神経を使います。今日の出来高は以下の通りです。画像の写りはムラが強調されますが肉眼ではまぁまぁの作業です(プロの塗装には及びませんが)。
以上をもちまして本日の私の仕事は終了です。下地作り1時間、乾燥(食事)休憩1時間、塗装1時間でした。その頃、脱衣所からトイレまで段差の無い床が作られようとしていました。トイレが撤去されたのは昨日です。せまいせまいトイレ。でぶは入れません(前も言った)。
そしてまた同じ頃、LDKも着々とクロス貼りが進行していますので、簡単にbefore/afterを…
以下、一部ですが貼られていいったらどうなるか、の変貌ぶりをご覧くださいませ…
あんなでっこぼこの天井が、そりゃ多少の不陸は見て取れますが、真っ新な壁紙で覆われると気分は上がります。キッチンだって新規なのに埃まみれでパッとしなかったけれど、天井だけでも新しくなれば、いよいよ完成後の姿が目に浮かんできて、もはや嘆いてばかりはいられない。
さて、本日撮っていた写真の中に、こんなものがありました…
ベニアで養生されていますが、その下の無垢床が少し見えています。壁との間に隙間があるのがわかるでしょうか。
このようになってしまうのは、大工さんが手抜きをしたからではなく、壁が曲がっているせいです。どこをとってもちゃんとした直線なんてありません。巾木というのは、こうした部分を美しく隠す為に取り付けられる必須の部材なのです。
おまけのもう一枚…
TOTOミッテという商品です。薄いブルー、吊り戸は木目にしました。壁紙によって映えます。嬉しくなりました。
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