現役眼鏡の覚え書き
外出時に普段から使っていますが、運転には必須です。ところがカーナビ画面やメーターを読もうとするなら、レンズの下端を使うために顎をかなり上げなくてはならず、むしろ手で眼鏡を持ち上げることになります。レンズの「見え」が素晴らしく、景色が印象的に美しく映るのは、流石のコーティング技術です。使用歴が長く、度も変わってきましたが、あまりに高額であるがゆえ大切に使い続けています。(カール・ツァイス)
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ほぼそれと同じ遠近ですが、室内でテレビを見たりするのに使用します。近距離用の焦点をできるだけ下方に寄せて、真ん中でも遠くが見えるようにしたのですが、テレビの文字をちゃんと読もうとする場合、顎を引いて眼鏡の上端を使わなくてはなりません。一方、手許はいらない、と言ったのに料理するのに差し支えないくらいに近くも見えますから家用として完璧です。(眼鏡市場)
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演奏、及び教える仕事に使いやすいのが中近です。運転するのは若干無理があります。建物内なら、歩き回るのも割と平気です。70cmくらい離してぴったり合うようになっているので、スマホとかを見るには少し辛い。運転用を補完するのにちょうどよく、出歩く時は眼鏡ケースに入れて携帯します。現場に着くと掛け直して、また帰宅時に交換する使い方。(眼鏡市場)
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それに近い設計の中近ですが、これはiMacのディスプレイとの距離で合わせてある自宅仕事用です。50cmくらいの距離です。仕事に使う場合、もう少し譜面の位置が遠いので理想的ではありません。ので、持ち歩くことはありません。ツァイスのドライビング用ではない普通のレンズでありながら、やはり「見え」の美しさは他より抜きんでています。と言ってもかなり高額です。(カール・ツァイス)
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さらに近く用として処方された、言わばスマホ用の中近ですが本を読むにはピントの合う範囲が狭すぎて適さない代わりに、楽器の修理などの手仕事にばっちり合う仕様です。ということで普段は殆ど出番なし。フレームは30年以上前に使っていたもので、昨年秋にレンズを入れ替えました。(眼鏡市場)
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累進だと使いにくいと確信したので、読書用に作った老眼鏡です。ピントの合う視野が広いのが、中近に較べると利点です。そうでないと雑誌1ページが見渡せません。単行本ですら、縦書きの文字を首を動かして読む始末。立ち上がると足元がボケて危険なので家専用です。(Zoff)
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サングラスも度付きでいくつか持っていますが、近年はこの、近視無補正、乱視のみ矯正したものを使用します。乱視によって月が4つに見えるほどなので、それでも大分楽です。車内に置きっぱなしで、専ら運転用、メーターやカーナビも読み取れますが、町中の看板文字までは読めないので、理想的とは言えません。(Zoff)
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以上7本が現役です。()内はレンズブランド、あるいは扱い店を記しました。