アパート

iMacのFusion Driveに占める現状1.9TB分のバックアップにはそれなりに時間がかかるのだろうと、一旦再起動のあと放置しておいたのですが、今朝見ると、やはり1.04GBのところで進捗が止まっている表示で、それは昨日の夕方と同じでした。端から責めていって、そこのところで大きなファイルにぶつかって丸めるのに時間がかかっているのかな? エラーなのか正常なのかもわかっていません。

コンピュータの動作はとりあえずはいつもと変わらないし、Time Machineに入ってみれば昨日の夕方と、昨晩の遅くの2つの時点へ遡ることはできます。回復のトライアルはやっていないけれど可能でしょう。今秋噂されるアップルシリコン搭載の27型が出たら交代することも考えていますので、自動バックアップの挙動はそれまでには万全な状態にしたいところです。

今朝は朝の連ドラ新番組のダイジェストに続いて、日本人の知識を問うと謳う着ぐるみの5歳児とやらが大人をコケにする番組(昨晩の再放送かな)が始まり、お題に関心があったのでそのまま見ました。アパート/マンション問題です。

昨年来、久しぶりの方とお話しする際に、移転の報告することがあります。つい口からはアパートと出てしまうのですが、それが相手の表情を微妙に曇らせてしまうことに気付くときがあります。叔父・叔母のたぐいです。そのままマンション?と聞き返される場合もあって、あ、そうですと訂正します。私の認識ではアパートに住んでいるので間違いないはずなのですが、そうした世代においてはアパート/マンションに格差を感じているようで、ちゃんとやってるの?と心配する向きがいます。

ニューヨークに住んでいたときもアパートでした。英語では集合住宅はアパートでいいと思います。向こうではマンションとは誰も言わなかった気がします。今日、その錯誤はテレビの解説によって納得できました。

現在は法律にその区分があるようです。結論として賃貸なら「アパート」が正解で、建物の構造や規模は問われないとのことです。木造2階建てもエレベータ付きの鉄筋も、建物の持ち主がいて、賃料を支払って住む、そうした物件はアパートです。

それに対してマンションと定義されるのは、集合住宅の居住者それぞれが、その区分の所有者となっている場合だそうです。店子から見て賃貸物件であっても、賃料の支払先が、その建物の部分的な所有者である場合、住んでいる住宅はマンションになります。ワンルーム投資とかいうやつのケースもそうですね。ちなみに建物に〇〇マンションとか〇〇アパートなどの名称を付けるのに制限はないそうです。

なぜそのような法律があるかと言えば、共用部分の管理を住民による管理組合を設立して担わせる、といった紛争を回避するための規定が必要になったためだそうです。驚いたのは、それが2000年とかにできた法律であるとしていました。平成の決め事だったのですね。存じませんでした。

たしかにうちは13所帯の共同住宅ですが、当然管理組合はありませんし、共用部分のメンテナンスは、一棟丸ごとの所有者が管理会社へ委託して行っています。我々は家賃の他に管理費というのを支払っていますが、その上乗せ分を負担すれば、建物そのものに関する保全の責任は、普通に住むだけなら負わなくてよいようです。

というわけで、清々しくアパートと言えることは、たまたま見たテレビのおかげです。自分でも嫌になるくらい、語句の運用に神経質な質(たち)で、それでいて知見が及ばず、自ら勘違いの誤用も少なからずあって、たまにこうした決着をみると、またひとつ安穏を得られて嬉しいです。

Time Machineによる作業経過表示は、この時間になって1.25GBまで進んでいます。何日かけて基盤となる最初のバックアップを作るのですかね。以前やったときのことはすっかり忘れてしまいました。不安は拭えないものの、アラートが出てこないのできっと大丈夫なのでしょう。

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