初優勝おめでとうございます

今朝はDAZNの配信が始まってから1時間ほどliveで見てから家を出ました。帰宅したのは夜9時少し前、夕ご飯を食べながら、その続きを見ると、資生堂レディース・オープンは予想外の結果でした。

櫻井心那さんは、初日・二日目と木村彩子さん、稲見萌寧さんと組んでおり、私が現地へ行った6/30金曜には1番ホールから7:50にティーオフしています。名前はこれまでも聞いていましたが、昨年はまだ下位ツアーに属しており、そこでの勝利数、賞金とも記録更新してのトップ通過というのは、本日にして知りました。そうした予備知識なしで所見の印象は、それでも強そうな選手だなというものでした。表情がいいのです。

現場では中継で見るよりもスゥイングの風切り音やショットの打撃音などの違いがよくわかります。櫻井さんのショットが強力だったことは、稲見さんや木村さんが贔屓筋で注目していたからこそ目立ちました。初めて見る女子ゴルフの、スタートから6組目、初日1アンダーを持っての発進となります。

強風の2日目、再び1アンダーで周り、決勝に残った3日目は7組目、8:00にティーオフ。そこから覚醒して4アンダー、最終日は7アンダーのトップタイが4人いるすぐ下、1打差の単独5位からのスタートでした。昨日の私は、トップタイの中にいる藤本麻子さん、宮田成華さんのどちらかに勝ってほしいと書きましたが、これだけ僅差の状態で逆転が起きることを想定しませんでした。あるいは予想ということなら安定して強い岩井明愛さんが勝ちをさらうであろう中で、可能性としては控えめな願望でした。

トップ発進から更に伸ばしたのは桑木志帆さんで、岩井さんを振り切っての優勝かと思うところでラスト2ホール、怒濤の連続バーディを決めて櫻井さんがプレイオフへ滑り込みます。開始から2ラウンド目で、会心の飛距離を示しながらバーディで上がって決着します。

応援していた藤本さんは今日の最終ホールでバーディを決められずトップ10入りを逃します。宮田さんはしぶとく着いて行っていましたが、悔しい4位に沈みます。よく頑張りました。ただ一人アマチュアで決勝に残り、ベストアマチュア賞となる新地真実夏さんは15歳、私が初めてこの目で見た競技者であり、ある意味では最も強く印象に残る彼女は宮田さんと同じ高校の後輩だそうです。ということで私にとってご近所さんでもありそうです。

将棋のプロには中学生でもなれます。ゴルフのプロに、その年齢ではなれませんがトーナメントで共に戦うことは可能、存在を世に知らしめることができます。本大会のプレイオフは19歳と20歳の選手で争われました。トッププロとアマで4つの年の差しかありません。しかしとてつもない遠い距離にも見えたでしょう。でもそれくらいの短い時間で駆け上がってくる若手はいるのですよね。この先も楽しみが途絶えることがありません。自分がギャラリー参加したトーナメントでの体験は深く記憶に刻まれ、これからを生きる活力になりました。思い立ってすぐ行動に移して大成功でした。

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