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北海道の西瓜

かつては東京におられ、現在は北海道でお暮らしになっているベース友のたーみー@aspic2comさんから、昨年「カニカニベース」の打診がありました。食せるものの中で1、2を争うほど好物である西瓜を送って頂き、それが手付け、というか予約というような形になって、今年に入り実際に一ヵ月間ベースをお貸ししたのち、蟹送りますと仰られたので、いや西瓜の方が嬉しいですと申し出まして、それが届きました。昨年と同じ「でんすけすいか」の特大です。

とりあえず、ベースのインプレッションはこちらになります。昔から楽器の特徴を繊細に嗅ぎ取る能力に長けておられることには一目置いており、忖度無しにお願いしたところ、鋭い評価が記されています。

昨年11月に購入したドラゴンフライのオリジナルモデル、34.5インチスケールの5弦です。楽器の作りも、少し伸ばしたスケールも、しっかりとしたローB弦での発音に恩恵を与えることが実感できる優秀な楽器だと思います。価格比で、今日本ではベストな選択と言っていいかもしれません。

先日、ある楽器店で細かいオーダーを受けてくれるメーカーはどこか、と問うてみたところドラゴンフライが一番柔軟であると回答されました。ただし、ここはユーザーとのやり取りを一切行いません。卸している楽器店経由での相談となりまして、工房に足を運んで、例えば材を選ばせてもらったり、製作の進捗を見せて頂いたりといったカスタマーサービスをしない替わりに、効率を守り、良心的な価格での商品提供を実現できていることを私は理解しています。メーカーとして、極力ノイズが入らないようにしている点、販売店に職務を預けている点で、ユーザーからは敷居が高いものの逆に信用できるとも言えます。細いネックで作ってくれるのか否か、34.25インチの設定は可能なのか、といった言い出しにくい要望も楽器店に投げてみれば案外通るかもしれません。

それで西瓜の方ですが、大玉なのでそのまま冷蔵庫に入りません。まず北半球と南半球に二等分します。それだって包丁がうまく入らず段差ができてしまいます。切り口付近の凸凹を削り取ってならし、南半球はラップでくるんで冷蔵庫のチルド室へしまいました。

北半球の方はカットして皮から外します。ジップロックに入る程度に切り分けて、結果8等分にできました。それらは冷凍庫行きです。西瓜を冷凍するのは初めてで、ネット情報ですがシャーベットになってしまうようなので、果実の食感はたぶん味わえません。それでもこれで一ヶ月ほど保つらしいとのことで英断しました。

北半球も毎日食べて1週間で食べきれないと思います。西瓜は大好きなのでそれだって歓迎。私の郷里は熊本で西瓜の産出量はトップクラス、散々味わったそれと北海道のものは味の傾向が異なり、これはこれで美味しく頂いております。今夜もこれから食べるのだ。

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