ペダルコンプ

先週、友人から私の所有している某社のコンプペダルについて感想を求められました。ギター用に特化されておりベースには向かないといったことをお答えしました。全然使っていなかったのでしまわれており、探し出して電池を交換し、実際に弾いて確かめました。あ、ちなみに我々はベーシストです。

コンプレッサーはベーシストにとって必須アイテムのひとつとされているようですが、普段の演奏では特に必要としておらず、稀に大きめのボードを持ち込めるところで使うことがある程度です。

この話は長くなりそうなので、今日は手短に終わらせるつもりでいます。

いったい家に何台のペダル型コンプレッサーがあるか、ちょっと思い出せません。使わないくせに面白そうだと買ってしまいます。気に入っても、持ち道具が大袈裟になっていくので、まぁいいやと外してしまいます。

所有機の中でベストは何かと言われてすぐに思い浮かぶのはFEA LabsのDual Band Compressorですが、これはたぶんこれまで正規輸入品はなかったと思います。もう10数年前に直接メーカーから買いました。USA製です。

つまみが沢山あって、ハイ用ロー用それぞれにフルパラメータ弄れるのが特徴のオプティカルコンプです。私は昭和生まれで平成に活動がピークだったプレイヤーですから、dbxの160を愛用していました。なのでどちらかと言えばVCA式が好きです。アンプのセンドリターンに入れて、常時効かせていた、あの音をどうしてもリファレンスにしてしまいます。

その後コンピュータベースで録音するようになり、Protoolsのプラグインなどで、音造りへの知識を深めましたが、演奏の現場でエンジニアがいるのであればコンプレッションはそちらに任すべきと考えており、足元で勝手に潰したトーンを送り込むのも独り相撲をとっているようで性に合いません。

そういう意味で、アンプでのみコンプをかけるのは自分の聴く音を気持ちよくしたいためで、お客へ届ける音は音楽全体をコントロールする職務に就く者が行えばいいというのが信条であり、あまりペダルボードにコンプは入れない、という結果に繋がります。

それでも結構好きで買ってしまうので、使ってきたものを振り返ったり、今興味がある機種、これから買ってみたいものなども語っていこうかと思います。今日はここまで

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