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136本目

ベースを買ったり貰ったりで所有した数は通算136本になりました。うちに今あるのは18本で、言い方はなんですが、ぼろいものを含めてですので、一軍はその半分以下です。ギター/ウクレレはまた別になります。今度数えてみよう…。

ずっと記録を取っていたわけではなくて、数年前に、これはただごとではないから把握しておこうと、ちょいちょい思いつくものをリストアップしてきた成果ですので、あまり正確ではありません。先頃も古い写真で、完璧に記憶から消えていたBB-2000の改造品を見いだしました。ジャズベースのピックアップを付けてスティングレイ風のピックガードで穴を隠したものです。なので、BB-2000だけで4本も使っていたことがわかり、我ながら呆れたものです。

それはともかくUnknownとしてきた80年代の5弦ベースを再度手にした感動を先日書きましたが、今朝少しそれを調整していました。

手にした状態では、かなりロッドを締め込んで真っ直ぐを出したネックに、ブリッジのサドルを高下駄を履くように持ち上げた、むしろ逆反りへの対処というような逆思考のセッティングに見えます。イモネジで突っ張ったような弦の持ち上げ方自体が美しくないので、バズの問題もありますから早く弄りたくてしょうがありませんでした。

極端な方ではありませんが、やはり弦高は落としたく、一旦ギリギリまでサドルを下げます。すると弦は開放でもフレットやピックアップに触れてしまうのですが、同時にテンションが下がったことにより、ネックは逆反りしてしまいます。まずは単純にこの状態でロッドを緩めて、とりあえず弦振動のクリアランスが辛うじて確保できました。むろんピックアップも下げます。

ロッドは40年近く前の楽器でも効かせられます。少し回しただけで、かなりネックの状態を変えることができました。先ほどよりは、ややサドルを持ち上げて、ネックの反り量(順反りの)との妥協点を探り、弾き易くセッティングできました。しかしところどころのバズは消せないので、摺り合わせが必要です。そこは自分ではやりたくないので、Plekマシンのお世話になるつもりです。あのセットアップは何だったのでしょう、疑問です。普通に合わせ込めばいいのに…。ナットも、もう少し攻めたいところです。

裏蓋も開けてみました。TCTの2バンドでの運用がどのようになっているか、具体的にはミッドをどう処理しているのか。抵抗やトリムポットに繫いでいるか否か、といったところに興味があります。

結局、1本の線が浮いているのでミッドはどこにも繋がっていないようでした。ちゃんとバルトリーニの回路図と照らし合わさなかったので不明なままですが、ひとつわかったのは、プリアンプを交換していることでした。

もしかすると元はTBTだったかもしれません。キャビティ内にプリアンプモデュールを収めるコンパートメントが作られていまして、そこに両面テープの跡があります。しかしTCTがそこへ貼り付けられていた気配がなく、ただ収まっていただけで、本来は別のものが固定されていたように思われます。結線もやり直されている様子が覗えました。あくまで印象ですが。

というわけで、あまり知りたいことの答えに至りませんでしたが、やはりこれはこのまま使っていくことが正解の楽器で、下手にカスタマイズしないようにしようと思いました。非常に完成されている気がします。


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