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単なる一日の風景を少し

2月が終わります。このnoteを毎日更新することを始めて60記事目となります。ここまで力を貸して下さったみなさま、本当にありがとうございます。今の所、攻撃を受けないで暮らしています。以前ブログを書いていた時には罵詈雑言を浴びせる人がいて、毎日うんざりしていました。今は大人の方が読んで頂けているようで嬉しい限りです。内容的には、普通は役に立ちませんが、もしかすると同じことでお悩みの方に、一事例としての参考程度にはなるかもしれません。しかし、自分自身が書くことを通じて平安な心の維持に役立てています。というわけで、唯一お勧めできることは、あなたも是非何かお書きになってみてはいかがというご提案です。今日は楽しい一日でしたので、その喜びを公開します。

朝は6:20のアラームをiPhoneに仕掛け、それが鳴る一瞬前に覚醒しました。23:00過ぎに床へ入っていましたが、昨日、ちょっと考え込む案件が勃発していたので、普段バタンキューなのに、少々寝付くのに苦労しました。と言っても10分やそこらで眠りに落ちたと思いますので、朝起きて寝不足を感じませんでした。

モーニング・ルーティンをこなして9:00(数分過ぎていましたが)に出ようとしましたが、実は起床時から胃腸に不快感があって、シャワー前と後の2度、便座に座りました。これはやばい、なんで今日なんだ!、昨晩思い悩んだせいなのか、今日を迎えての緊張なのか、よくわかりませんが、とりあえずお腹壊しました。

カーナビを車載のとiPadので目的地をセットし、余裕があればあるほど楽だからと高速優先を選びました。本日の演目のリハーサルを録音したもの(実は1年前の)を聴きながら中央環状線を東北道方面へ向かっていると、初台の辺りで下りるよう言っている。なんで?早いじゃん、甲州街道まだ超えてないじゃんとか思いながら迂闊にそのまま走ってしまったのは油断でした。中野に行きたいのに西池袋まで走らされました。入り時間は10:30設定で、10:00着を目指していたのですが、とんだ遠回りをして15分ほど予定よりも遅れました。何も問題はありませんが、ここでまたお腹に差し込みが来て、とりあえずお便所。

ステージは美術と照明の仕込み待ちで10:50からオープンになるとのこと。それからセッティングを行い、並行して音響が整ってきたのでリズムセクションは回線チェックもやってしまいます。若干ゆるゆると時を過ごしているとリハーサル開始時刻の11:45となって、あらためてのサウンドチェックを行い、ここから衣装を身につけた歌手登場で、挨拶があって場当たりでしかできない進行上のチェックを演奏しながら進めていきます。本番は15:30で、コロナ感染防止のため無観客配信のみのコンサートとなっています。配信であるから、別録りの映像が挿入されたりと、現地映像とスイッチングされるなどの連携を確認する必要があります。

楽曲は、きちんと数えていないけれど半数くらい演奏しました。他は、特に仕掛けがないから大丈夫とみなされており、我々の譜面は先日のリハーサルで見たきり預けてありましたから、昼食休憩時にでもさらっておきたいと思っておりました。

ところがリハーサルが終了した14:25に一旦解放されるものの(1回の15分休憩をもらいながら3時間以上ステージに乗っていました)、20分後に新曲のプロモーション動画を収録したいので、本番の衣装に着替えて1曲演奏するというミッションが発生します。楽屋に戻ってからお弁当を1/4ほど食べて黒スーツに着替えます。もう時間ですからステージに上がると、招待されているマスコミ関係各位が客席にちらちらと居られました。面白いのは、情報解禁は18:30と約束されていたことです。裏側を見られました。

リリースされたばかりの新曲を1コーラスだけシューティングしてから、そのままの画を撮影ということで、バンドはステージに歌手とともに残り、再び開放されると15:00になっていました。お弁当の残りを腹に収め、私の場合は心配がありましたので全体の半分しかいただきませんでしたが、少々の時間、今日触っていない数曲を見直して板付となります。

ステージは2部構成で1時間やった後に15分の休憩(配信もお休み)をはさみ終演は予定通りの17:30。アンコールは、当然ありませんが、2度の延期で1年間お預けにされたコンサートは、こうして盛り上がりのうちに幕を閉じました。

私のお腹は、一応3回目で空になっていたようで、遠慮がちに食べたお弁当も適正に消化された模様です。そうしたコンディションでしたので、本番の前に、すでに体力が尽きていた感覚がありましたが、音楽の方はうまくやれたと思っています。2箇所音間違えましたけど…、ひとつは渡良瀬橋の終わりの方でEbm7のbがよく見えずにナチュラルで弾いてしまいました。泣きそうになるのをこらえていましたが、すでに視界がぼやけていたせいです。

メンバーの方で、お二人が初めましてですが、お二方ともレジェンドでした。素晴らしすぎます。ご一緒できて光栄でした。歌手の方は1年前からの2回のリハーサルと本日のみの3度しかお会いしていませんが、ずっとこの間の活動を見守っていましたので、これからもご縁があれば嬉しいです。とても上手で(プロの中でも、という意味です)多彩だし、明るくて楽しいし、謙虚で優しいし、何より伴奏をやっていて音楽での我々との交流が持てていたのが非凡なところだと思いました。お世辞ではなく、非常に演奏がしやすく、弾いていることが喜びでした。今日が25歳の誕生日でした。大きく羽ばたいていって欲しいです。私の推し。

はい、ここまでは自分のための記録(日記)。以降は、簡単ですが持ち込み機材の話です。

予告通りです。

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これ↑とこれ↓

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非常にスペースが狭く、ボリュームペダルが右足の前に来るよう置かれていて、左側は転がしがこんな場所に来ています(結局音もらいませんでした)。私の仕事場はこんなです↓。

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よくある折りたたみ椅子でしたが、お尻が下がっているのと高さが足りず演奏に支障がありましたのでピアノ椅子を出して頂きました。低い椅子で両膝を深く折り曲げた状態で2時間もいられません。ボリュームペダルに足を置くのも辛くなります。座面はフラットでなければベースは演奏できない(と言い切ります)ので、今日の成功に最大に貢献したのは、この椅子です。間違いない。

スピーカーキャビは箱馬を使わず、ラックケースの蓋を足に、そこからRASKという商品名のインシュレーターを持参して使用しています。こちらの方が見やすいでしょうか。

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蓋だけだと安定しない、というより音が駄目です。これを使うと締まりますので必需品です。

あと、エフェクターボード(エフェクターは無くてバッファーの他はチューナーとボリュームペダルとプリアンプですが)も予告通り。プリアンプはローとミッドを少しずつカットして、ハイはやや上げています。ゲインは中立です。

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Basswitchが短命に終わったのは、つまみの位置配置もあったかもしれません。上の2個のノブはセンターから左に回して減衰、右に回して増幅で普通ですが、下の2個は、指標のラインが真下を向いて中央、右に回して(ラインが左に寄ると)減衰、左に回して(ラインが右によると)増幅と、つまり逆方向に操作するのが嫌われたのだと思います。私は別に気にしません。あまり弄らないので。
注:間違えました。回転方向は一般のポットと同じです。単に表示が下向きで右を指して減衰というのが見た目からの印象に合致しないという点が批判されています。訂正いたします。

あともひとつ、これも予告していましたが、お借りしていたTFDIをついにDIデビューさせました。本番でのゲインとボリュームのセッティングは画像の通りです。リハ開始と同時にアンプからのボリュームを上げたくなったのでウォルターウッズのマスターを7.5から8にまで上げています。

私の持ち込み機材に関して、全てがうまくいき、完全に満足しました。クルーズのベースは先週PLEKでセッティングを修正してきましたし、ボードの内容、持ち込みアンプの選択も正解でした。今後も大事な時にはこれらを使います。おっとFloatiaさんのは自己所有ではありませんでした…。

今日の仕込みは非常にドタバタしていてPAさんはアンプの裏から取ろうとしていました。こういうケースで持ち込みDIは役に立つのですね。あまり経験無かった…。で、WalterWoodsをパワーアンプとして使う(return挿し)ためのラインドライバーとして使う予定でしたが、そのままPAに引っ張るにも役だったというわけです。外音は関知していませんので、どのように能力が発揮されたかはわからないのが正直なところですが、ラインレベルですと申しつけて、何も問題は無かったです。PAのオペレータさんに感想を聞ければ良かったのですが、その機会は有りませんでした。配信はどうなんでしょう、メンバーは見られるのでしょうか?バンマスには「教えてあげない(笑)」と言われました。まぁいいや。いずれ音だけでも聴けることを祈りましょう。

だらだらと書きました。19:45に帰宅し荷物を降ろしました。デロンギのマシンでカフェラテを淹れて、座ると動けなくなると思ったので、そのままPCの前で(立ったまま)この稿を書いており、気付けば2時間が経過していました。幸せな時間は、ほんとうにあっという間ですね。今日のことはずっと忘れないでしょう。いい一日でした。

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