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勝利に貪欲な3人制バスケチーム“品川CC WILDCATS”と楽しむ、明日がちょっと楽しみになる陽気なメキシカン【el caliente modern mexicano/港南】

6月もいよいよ下旬。夜風に吹かれながらお酒や食事を楽しみたいと思っているShinagawa peopleには、おしゃれなテラス席のある“el caliente modern mexicano(エル カリエンテ モダン メキシカーノ)”がおススメです。
 
伝統的な調理法で仕上げるワカモレから、逆に伝統にとらわれず隠し味に醤油を使った創作メニューまで、メキシコ料理を幅広く楽しめるレストランです。
 
ラテンカクテルメニューも充実。バーカウンターに並ぶ色とりどりのボトルが期待感を高めます。

こちらがテラス席(ご提供:el caliente modern mexicano)

そんな“el caliente”でお話を伺うのは、品川を拠点に2019年より活動する3x3(3人制バスケットボール)チーム“品川CC WILDCATS(ワイルドキャッツ)”に所属する出羽 崚一選手と佐藤 智也選手。本格メキシカンを堪能いただきながら、熱い想いを聞いていきます。


テラス席で試合後のビールを!


この日は試合の帰り道だというお2人。爽やかな雰囲気を味わうために、まずはテラス席で乾杯。
メキシコ産ビールの王道“MODELO ESPECIAL”を手に取り、ゴクリと一口。

佐藤選手:
試合後の一杯はやっぱりうまい。

出羽選手:
“el caliente”の料理長さんと品川CC WILDCATSチーム代表が知り合いということもあり、何度か利用させていただいています。
テラス席も含めて雰囲気がとても素敵ですよね!

涼しい風を感じながら飲むビールに上機嫌のお2人。
お2人のバスケ経歴について聞いてみました。

出羽選手:
僕は両親の影響もあり小学生の頃にバスケを始めて高校は地元・千葉の市立船橋高校に進学しました。ウィンターカップでのベスト4が最高成績かな。その後は日本体育大学に入学して、4年間バスケに打ち込みました。大学ではインカレでベスト16に入ったのが最高成績です。智也(佐藤選手)は?

 佐藤選手:
僕は北海道出身なのですが、同じくバスケ一家でしたね。札幌日大高校でプレーしていて、国体3位・インターハイでベスト16・ウィンターカップではベスト8という成績です。大学は早稲田大学に進学したのですが、2部から1部への昇格を果たして最終的にはインカレで7位になることが出来ました。

 僕も学生時代の成績は誇れますが、やっぱりWILDCATSの“顔”は出羽さんです。高校生の頃から有名でしたし、大学バスケ界の中でも名の知れた存在でした。
今日は千葉で試合だったのですが、会場に出羽さんのファンがいらっしゃっていて、羨望の的です。僕なんてファン0人ですよ。実家からお母さんに来てもらって応援してもらおうかな。

出羽選手:
いやいや、ファン0人なんてそんなことないよ。
でも遠くの会場まで応援に来てくれるファンがいてくれることは本当にうれしいよね。たとえそれがお母さんでも!

5人制とは全く異なる“3x3の世界”


2人の会話から仲の良さを感じながら、店内に移動。
すると移動式の調理台が目の前に現れ、スタッフが作業をはじめます。アボカドをベースに具材を手際よく混ぜ合わせて、濃厚でなめらかな舌触りの“ワカモレ・フレスコ”が完成。
 
他にもサラダやセビーチェなど色とりどりの料理が並び、メキシカンらしく賑やかになってきたテーブルを囲みながら、3x3との出会いや5人制とは異なる魅力を語っていただきます。

木製のボウルでワカモレを作る様子
手前から“本日のセビーチェ”、“ワカモレ・フレスコ”、
“具沢山!コブサラダ”、“チーズケサディージャ”

出羽選手:
僕も智也も現在は実業団の5人制バスケットボールチームでプレーしながらWILDCATSに所属しています。
3x3を始めたのは、WILDCATSとは別のチームで3x3をプレーしている先輩に誘われて練習に参加したことがきっかけですね。始めた当初はそちらのチームに所属していたのですが、2019年にWILDCATSのチーム代表のお誘いを受けて移籍しました。
 
佐藤選手:
僕は、大学の先輩が会社を辞めて3x3に挑戦するという話を聞いて、「3x3ってそんな面白いのか?」と興味を持ちました。その先輩から「ちょっと遊びに来なよ」と連絡をもらって行った場所がWILDCATSのトライアウト会場でした。実際にプレーしてみると5人制とは違う面白さがあるし、「とにかくバスケがしたい」という想いから実業団以外でもプレーできる場を探していたこともあり加入を決めました。
3x3と5人制は、正直もう別競技。スピード感や意識するポイントが違います。
 
出羽選手:
そうだよね。プレーヤーが少ない分、パスの選択肢が減るので常に動きながらボールを動かす必要がある。誰もサボれないし、展開が早いです。
 
佐藤選手:
3x3は制限時間があるものの、21点先取したチームの勝ちとなります。5人制での3ポイントラインの外側からのシュートは3点でなく2点になり、内側からのシュートは1点になるので、ラインの外からのシュートを決めると単純に点が2倍となります。外側からのシュートの重みが大きいので、5人制とは違う戦術を色々と勉強しながら試しています。
 
出羽選手:
3x3は屋外での試合も多いので、余計アウトサイドシュートが難しいよね。風の影響を考えて戦術を変える必要があるのも3人制ならではです。
あとは、とにかく激しい。ちょっとのボディコンタクトではファールになりません。
 
佐藤選手:
確かに!試合の翌朝は本当に体が痛い。気付かないうちにあざができていることもあります。
でも、体力的には5人制の方がきつい。3x3は時間が短い分、1日4試合行うこともありますが、5人制で40分1試合出場するのと比較すると、5人制の方がダメージは大きい気がしますね。

5人制とのルールの違い(引用:3x3.EXE PREMIER 公式HP


バスケが好きだから突き進む“二刀流”の道


WILDCATSでの活動もある一方、メインとなるのは実業団での活動。
どのようにモチベーションを高めているのでしょうか。

出羽選手:
僕たちは5人制と“二刀流”でやっていく以上、WILDCATSと5人制の試合が被った場合は5人制を優先しないといけない。しょうがないと思いつつ、「チームで試合メンバーを固定できない」等の“もどかしさ”はあり、モチベーションを保つのが本当に大変です。
試合に勝てている時は雰囲気も良いのですが、負けが続くとやっぱり精神的に厳しくなりますね。

 佐藤選手:
わかる。なんか負のループに入る感じがあるよね。
一方で、応援してくださっているファンの方々がいらっしゃることがモチベーションにもつながっています。WILDCATSは他の
品川CCのチーム同様に“地域密着型”のチーム運営を目指しています。品川の方々に応援していただけるだけのパフォーマンスを発揮できるよう、ファンの方々からのパワーもいただき、良い雰囲気を作りながら練習を続けていくつもりです。

でもさ、実業団の練習もWILDCATSの練習もあったら、週5くらい練習日があるわけでしょ?さすがに「俺、なんでこんなにバスケをやっているのだろう?」って嫌になることはない?

 出羽選手:
正直、結構あるよ。あるけど、やっぱりバスケが好きなんだよね。
バスケなしで仕事だけしているとおかしくなってしまうかもしれないし、バスケで気持ちを切り替えられている部分は大きいと思う。試合がモチベーションになって、平日もワクワクしながら仕事ができている気がします。

 佐藤選手:
そうなんだよね。結局僕たちって、本当にバスケが好きなんですよね。オフの日に一人で飲みに行ったとしても、ずっとバスケのことを考えている。ストイックにバスケに向き合い続けて大変だと思ったことはあっても、やめたいと思ったことはないですね。

 熱いバスケ愛を語るお2人の前に、コースのハイライトとも言うべき“ビーフ・ファヒータ”が運ばれてきました。「美味しさだけではなく、目の前で仕上げる演出も含めて楽しんでいただく」ことを目指している“el caliente”。こちらのファヒータも最後の仕上げとして目の前でフランベするのが見所。立ち上る炎にお2人も思わずこの表情。

“ビーフ・ファヒータ”は、トルティーヤで巻いていただきます


「勝ち」にこだわる気持ちと、支え合う仲間


佐藤選手:
WILDCATSはまだ設立3年目のチームですけど、品川の方々に応援されるためには結果が必要だと思っています。今女子バスケが注目されるようになったのも、オリンピックで銀メダルを獲得したのが大きかったと思います。
 
出羽選手:
だからこそ勝ちたいという気持ちを前面に出しながらプレーをする必要がある。一方で、去年の活躍もあって他チームからも研究されているし、今年はなかなか成果を出し切れていない部分もあるので、戦術も含めてチーム内で話し合っていきたい。
 
佐藤選手:
3x3はコートに立つのは3人しかいないので、シーズンが変わって選手が変わると戦術も大きく変わります。プラスして、選手一人一人のプレーも進化している中で、“やれるプレー・やりたいプレー”の幅も広がってきているからこそ、個々が自由にプレーしてしまうとチームとして嚙み合わない可能性もある。キャプテンとして、昨年まで積み重ねてきたWILDCATSとしてのカラーを活かしつつ、新たな戦術を軌道に乗せるための練習や話し合いはまだまだ必要だと感じていますね。

ファヒータの炎と同じようにバスケ・勝利に対する熱い想いをぶつけ合う出羽選手と佐藤選手。
 
クールダウンのためのスイーツを、ということでフルーツとガトーショコラを食べ始めると、お互いに対する想いがにじみだしてきました。

佐藤選手:
…やっぱりさ、WILDCATSは出羽さんのチームだと思う。出羽さんが乗ってくるとチームも乗ってくるし。しかも、出羽さんは強い。身長があるのに動きも速い。
「こんなタメ口で話していいのかな」って思うくらい、出羽さんのことを尊敬しているよ。
 
出羽選手:
いや、それは絶対思ってないでしょ。
 
佐藤選手:
出羽さんは3人制に専念すればオリンピック代表も夢じゃないと思うんだよ、本当に。
まあ、「アウトサイドシュートが入るようになれば」だけどね。
 
出羽選手:
一言余計だな!確かにそうだけど(笑)。
僕は逆に、チーム全体を引っ張れないのが悩みだから、そこを引っ張ってくれる智也の存在が本当にありがたいよ。
 
佐藤選手:
うれしい!なかなかこういう話はしないから。
あとね、僕は「出羽」っていう珍しい苗字が本当にうらやましい!だって「佐藤」じゃどんなに頑張っても他の佐藤に埋もれちゃうから!


ホームタウン“品川”での勝利を目指して


出羽選手:
今年は、いよいよホームタウン“品川”で大会があります。7月2日(土)に、品川インターシティの屋外広場にて3x3.EXE PREMIER JAPAN 2022のラウンド3が行われる予定です。
 
佐藤選手:
よし!その日は勝って“el caliente”で祝勝会するぞ!
「誰かの人生を変えるほどの勇気を与える」ような大きなことはできないかもしれないけれど、試合を見た次の日に「今日1日頑張ろう!」と思っていただけるようなプレーをしたいです。近い将来、品川の人々が試合の翌日にWILDCATSの話題で盛り上がれるように実力をつけていきたいと思いますので、まずは7月2日(土)にぜひ応援に来てください!
 
WILDCATSが出場する品川インターシティで行われる大会は必見です!

試合情報&チケット購入はこちらから👇
https://www.3x3exe.com/premier/result/?round=118

メキシコ料理というと辛いイメージがありますが、“el caliente”のお料理は辛い物があまり得意ではない方でも食べやすいマイルドな味わい。もちろん、物足りなければハバネロ追加で刺激強めにもできます。
 
ファヒータの炎を眺めながら、切磋琢磨し合う仲間と共に熱く語り合う時間が過ごせる“el caliente”。バリエーション豊富なアルコールメニューが、普段言えない思いを伝えるのに一役買ってくれるかもしれません。
 
それでは、次回もお楽しみに。

【店舗情報】el caliente modern mexicano


住所|〒108-0075 東京都港区港南2-18-1 アトレ品川4F
TEL|03-5495-7261
HP|http://www.modern-mexicano.jp/elcaliente/
Instagram|https://www.instagram.com/elcaliente_modernmexicano/?hl=ja
MAP|https://goo.gl/maps/7s6zzbYiG6zR3z6E6



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